YouTube広告の出し方と費用|最低予算と課金の仕組み

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YouTube広告の出し方と費用|最低予算と課金の仕組み

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「YouTubeに広告を出したいが、どこから始めればいいのか」「最低いくらかかるのか知りたい」。動画広告を検討し始めたとき、最初にこの2つで手が止まる方は多いのではないでしょうか。

YouTube広告は、Google広告の管理画面から出します。Google公式ヘルプには、YouTube広告の最低予算の金額は書かれていません。その代わり、1日の費用は平均予算の2倍まで、1か月の費用は平均予算の30.4倍までという上限の仕組みがあり、課金されるタイミングは広告のフォーマットと入札戦略によって決まります。

この記事では、Google公式ヘルプの原文をもとに、YouTube広告の費用の仕組みと、アカウント作成から審査までの出し方をまとめます。読み終えたときに、自社がどの目的とフォーマットで、いくらの予算から始めるかを決められる状態を目指します。

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1. YouTube広告の費用の仕組み

1-1. 最低予算の金額は公式に示されていない

Google公式ヘルプには、YouTube広告(動画キャンペーン)の最低予算の金額は書かれていません。予算は、1日の平均額を決める「1日の予算」か、期間全体の金額を決める「キャンペーンの合計予算額」から選びます。合計予算を選ぶ場合は開始日と終了日の設定が必要で、入力した金額までしか請求されません(出典:動画キャンペーンを作成する|Google 広告 ヘルプ)。

1-2. 1日の費用は平均予算の2倍まで、1か月は30.4倍まで

1日の予算は「平均」の金額です。公式ヘルプによると、ほとんどのキャンペーンでは、特定の日の費用の上限は1日の平均予算の2倍、特定の月の費用の上限は1日の平均予算の30.4倍です。上限を超えて配信された分は請求されません(出典:費用の上限と予算について|Google 広告 ヘルプ)。30.4は、1年の日数365を12か月で割った1か月の平均日数です。

日によっては設定した1日の予算の2倍近く使われることがあるため、日ごとの金額だけを見て予算を下げたり配信を止めたりしないようにしましょう。月の上限は「1日の予算×30.4」で見積もれます。

1-3. 課金されるタイミングはフォーマットと入札戦略で決まる

YouTube広告では、同じ動画でもフォーマットと入札戦略によって、何に課金されるかが変わります。公式ヘルプの記述は次のとおりです(出典:動画広告フォーマットの概要|Google 広告 ヘルプ)。

フォーマット課金のタイミング
スキップ可能なインストリーム広告広告視聴単価制なら、30秒間(30秒未満の広告は最後まで)視聴されたか、30秒経つ前に動画を操作したとき。目標インプレッション単価・目標コンバージョン単価・コンバージョン数の最大化では、インプレッションに基づいて課金
スキップ不可のインストリーム広告・バンパー広告インプレッション(目標インプレッション単価)
インフィード動画広告ユーザーがクリックして動画を視聴したとき、または自動再生で10秒以上視聴されたとき

スキップ可能なインストリーム広告で「30秒」を基準にした課金は、広告視聴単価制のときに限られます。コンバージョンを目的にした入札戦略では、インプレッション単位の課金になる点に注意してください。広告フォーマットそれぞれの特徴や、どの目的に向くかはYouTube広告の種類とは?6つの形式と目的別の選び方で詳しく解説しています。

1-4. 動画キャンペーンで選べる入札戦略

動画キャンペーンで使える入札戦略は、CPV(広告視聴単価)、CPM(1,000インプレッションあたりの費用)、vCPM(視認範囲のインプレッション単価)、目標コンバージョン単価、目標広告費用対効果、コンバージョン数の最大化、コンバージョン値の最大化です。検索広告で使われるクリック数の最大化や拡張クリック単価(eCPC)、個別クリック単価は、動画では使えません(出典:動画キャンペーンを作成する|Google 広告 ヘルプ)。

1-5. 相場(1再生◯円)は公式に示されていない

CPVやCPMの相場、「1再生◯円」といった金額は、Google公式ヘルプには示されていません。業種・ターゲット・時期・入札戦略で変わるため、まず少額で配信して、自社の実績値を取るところから始めるのが確実です。

2. YouTube広告の出し方|アカウント作成から審査まで

2-1. Google広告アカウントを作る

YouTube広告はGoogle広告から出します。アカウントの開設は、ビジネス情報の追加、キャンペーン目標と予算の選択、お支払い情報の入力の3ステップで、キャンペーンを作らずにアカウントだけを作ることもできます。お支払いプロファイルのアカウントの種類は、初期設定が[組織]で、[個人]に変更することもできます(出典:Google 広告アカウントを作成する|Google 広告 ヘルプ)。

広告主には、最終的に適格性確認(本人確認)が求められます。確認の手順や、止まったときの対処はGoogle広告の適格性確認|広告が止まる原因と再開手順にまとめています。

2-2. 支払い方法を登録する|日本は後払い

公式ヘルプでは、日本は新しいアカウントで前払いを利用できない国・地域に含まれています。この場合の支払い設定は、後払い(要件を満たしている場合は毎月の請求書発行)のみです(出典:前払いのお支払い設定|Google 広告 ヘルプ)。後払いでは、広告が配信された後に、毎月1日か、費用が支払い基準額に達した時点で請求されます(出典:後払いのお支払い設定|Google 広告 ヘルプ)。

日本では、Google合同会社がサービスのリセラーとして月別明細書を発行し、Google広告の売り上げに10%の消費税が課されます(出典:月別明細書について|Google 広告 ヘルプ)。

2-3. 広告に使う動画をYouTubeに用意する

広告に使う動画は、YouTubeにアップロードされている必要があります。動画の公開設定は[公開]か[限定公開]で、[非公開]の動画、削除された動画、ライブプレミア公開、メンバー限定の動画は不承認になります。広告を作った後にYouTubeで動画を編集した場合も不承認になるため、その場合は新しい広告を作ります(出典:利用できない動画|Google 広告ポリシー ヘルプ)。

YouTubeチャンネルとGoogle広告アカウントをリンクすると、オーガニックの視聴回数を確認したり、チャンネルを見た人をオーディエンスとして使ったりできます。リンクには、Google広告アカウントの管理者権限が必要です(出典:YouTube チャンネルを Google 広告にリンクする|Google 広告 ヘルプ)。

2-4. キャンペーンの目標を選ぶ|購入や問い合わせはデマンドジェネレーション

動画キャンペーンの目標名は、以前の「ブランド認知度と比較検討」から「YouTube のリーチ、視聴回数、エンゲージメント」に変わっています(出典:動画広告フォーマットの概要)。

購入や問い合わせなどのコンバージョンを目的にする場合は、デマンドジェネレーションキャンペーンを使うのが現在の公式の案内です。コンバージョンを目的にした動画アクションキャンペーンは、2025年4月に新しく作成できなくなり、2026年4月までに残りのキャンペーンもデマンドジェネレーションに自動でアップグレードされています(出典:動画アクション キャンペーンからデマンド ジェネレーションへの移行|Google 広告 ヘルプ)。デマンドジェネレーションでは、YouTubeのほか、Discover、Gmail、Googleディスプレイネットワークにも配信されます。

2-5. 広告を作る|遷移先URLとボタン

広告では、YouTube動画、最終ページURL(遷移先)、ボタンとして表示されるカスタム外部リンクを設定します。スキップ可能・スキップ不可のインストリーム広告とバンパー広告では、広告見出しと表示URLも設定します。トラッキングテンプレートや最終ページURLのサフィックスで、遷移先URLにパラメータを付けることもできます(出典:動画キャンペーンを作成する)。

遷移先のページは、正しく機能しない、クロールできない、独自のコンテンツが乏しいといった場合に不承認になることがあります(出典:リンク先の要件|Google 広告ポリシー ヘルプ)。

2-6. 審査を受ける

広告は、Google広告のポリシーに沿って審査されます。公式ヘルプでは、ほとんどの場合、審査は1営業日以内に完了するとされています。広告やアセットを変更すると、審査がやり直しになります(出典:広告の審査について|Google 広告 ヘルプ)。新しいLPと同時に配信を始める場合は、LPが完成していないと審査できないため、LPを先に公開しておきましょう。審査で不承認になったときの考え方は広告審査に通らない原因とは?LP改善のコツとチェックポイントも参考になります。

2-7. 成果を計測する

サイトでの申込みや購入を計測するには、Googleタグをサイトの全ページに設置し、イベントスニペットと組み合わせてコンバージョンを計測します(出典:コンバージョン トラッキングを設定する|Google 広告 ヘルプ)。

YouTube広告では、広告をクリックしなかった人のコンバージョンも「エンゲージビューコンバージョン(EVC)」として数えられます。条件は、スキップ可能なインストリーム広告なら10秒以上の視聴(10秒未満の広告は最後まで)、インフィード広告なら5秒以上の視聴などです。ウェブのコンバージョンを数える期間の初期設定は3日、デマンドジェネレーションは1日です(出典:エンゲージ ビュー コンバージョンについて|Google 広告 ヘルプ)。

3. 出稿前後につまずく3つのポイント

実際に止まりやすいのはこの3つです。症状・原因・対策・回避策の順に並べます。

3-1. 1日の予算を超えて使われている

症状:1日の予算を3,000円に設定したのに、ある日の費用が5,000円を超えていた。設定が反映されていないのではと不安になり、予算を下げたり配信を止めたりしてしまう。

原因:1日の予算は平均の金額で、ほとんどのキャンペーンでは、特定の日の費用は1日の平均予算の2倍まで使われることがあります。その代わり、1か月の費用は1日の平均予算の30.4倍を超えないように調整されます。

対策:日ごとの費用ではなく、月の費用が「1日の予算×30.4」に収まっているかで判断する。上限を超えて配信された分は請求されないので、日によるばらつきだけを理由に設定を変えない。

回避策:社内で予算を共有するときに、1日の予算は上限ではなく平均であること、月の上限は1日の予算の30.4倍であることを最初に伝えておくこと。期間と総額が決まっているキャンペーンなら、キャンペーンの合計予算額を使うと、入力した金額を超えて請求されません。

3-2. 動画が不承認になる

症状:広告を作って審査に出したが、動画が理由で不承認になった。動画の中身には問題がないはずなのに通らない。

原因:YouTube上の動画の公開設定が[非公開]になっている、またはメンバー限定・ライブプレミア公開になっている。広告を作った後にYouTubeで動画を編集した場合も不承認になります。

対策:YouTube Studioの[コンテンツ]で、動画の公開設定を[公開]か[限定公開]に変更する。公式ヘルプでは、設定を更新すると不承認のラベルは自動的に取り除かれるとされています。広告作成後に動画を編集した場合は、その広告を削除して新しい広告を作る。

回避策:広告用の動画は、一般の視聴者に見せたくない場合でも[限定公開]でアップロードしておくこと。広告に使っている動画は差し替えず、内容を変えたいときは新しい動画として上げ直す運用にしておくと、配信中の広告が止まりません。

3-3. 購入や問い合わせを目的にした動画キャンペーンが見つからない

症状:以前の解説記事のとおりに「コンバージョンの促進」の動画キャンペーンを作ろうとしたが、選択肢が見つからない。

原因:コンバージョンを目的にした動画アクションキャンペーンは、2025年4月に新規作成のオプションが削除され、2026年4月までに残りのキャンペーンもデマンドジェネレーションに自動アップグレードされています。日本語のヘルプの一部には、まだ「コンバージョンの促進」の手順が残っています。

対策:購入や問い合わせを目的にする場合は、デマンドジェネレーションキャンペーンを作り、動画アセットを使う。デマンドジェネレーションで目標アクション単価の入札を使う場合、公式ヘルプは予算を目標アクション単価の10倍以上にすることを推奨しています(出典:デマンド ジェネレーション キャンペーンのベスト プラクティス|Google 広告 ヘルプ)。

回避策:手順を調べるときは、ページの更新時期と、英語版の公式ヘルプとの違いを確認すること。キャンペーンの種類や名称は年に何度も変わるため、社内の運用マニュアルにも見直す日を決めておきましょう。

4. Squad beyondでYouTube広告の遷移先を検証する

YouTube広告は、動画で興味を持った人を遷移先のLPに送り、そこで申込みや購入につなげます。動画の広告費が同じでも、LPで成果が変わります。Squad beyondでは、次の機能でこの検証を進められます。

4-1. デマンドジェネレーションにCVを返す

Squad beyondで計測したCVを、Google広告に反映できます。CVを反映したいLP(beyondページ)の基本情報で、媒体を「Googleデマンドジェネレーション広告」にしてアカウントを連携し、広告アカウントのお客様IDとコンバージョンアクションIDを入力します(出典:Google広告にSquad beyondのCVを反映する|Squad beyond FAQ)。購入や問い合わせを目的にした動画広告をデマンドジェネレーションで配信する場合に使えます。

4-2. LPを複製して比べる

Squad beyondでは、既存のVersionを複製して、ファーストビューやボタンだけを変えた版をすぐに作れます(出典:Versionを複製する|Squad beyond FAQ)。作った版は、配信割合を決めて同じURLのままABテストができます(出典:ABテストを実施する|Squad beyond FAQ)。広告の動画を変えると審査がやり直しになりますが、LP側の検証なら広告を変えずに進められます。

4-3. LPにも動画を載せる

広告で見た動画を、LPでも見られるようにしたい場合は、Squad beyondの「YouTube埋込コード対応」Widgetで、YouTubeの埋め込みコードをLPに貼れます。埋め込みURLに「autoplay=1&mute=1」を付けると消音で自動再生でき、「rel=0」を付けると再生後の関連動画を同じチャンネルの動画に絞れます(出典:YouTubeを埋め込むWidgetを使いたい|Squad beyond FAQ)。

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5. YouTube広告の出し方と費用についてよくある質問

Q. YouTube広告は最低いくらから出せますか?

Google公式ヘルプには、YouTube広告の最低予算の金額は書かれていません。予算は1日の平均額か、期間全体の合計額で設定します。1日の予算を設定した場合、特定の日の費用は1日の予算の2倍まで、1か月の費用は1日の予算の30.4倍までが上限です。まず少額で配信して、自社の視聴単価やコンバージョン単価の実績を取り、そこから予算を決めるのが確実です。

Q. YouTube広告の1再生あたりの費用の相場はいくらですか?

CPVやCPMの相場は、Google公式ヘルプには示されていません。費用は、フォーマット、ターゲット、時期、入札戦略によって変わります。スキップ可能なインストリーム広告を広告視聴単価制で出す場合、課金されるのは30秒間(30秒未満の広告は最後まで)視聴されたときか、その前に動画を操作したときです。自社の実績値を取るときは、再生の単価だけでなく、LPでの申込み率まで合わせて見ると、どこを改善すべきかが判断しやすくなります。

Q. 個人でもYouTube広告を出せますか?

Google広告のお支払いプロファイルでは、アカウントの種類を[組織]から[個人]に変更できます。Google広告の利用は18歳以上が条件です。広告主には最終的に適格性確認(本人確認)が求められ、公式ヘルプでは、日本の個人の場合はパスポート、運転免許証、永住権カードのいずれかで確認するとされています(出典:広告主の適格性確認|Google 広告ポリシー ヘルプ)。

Q. YouTube広告に消費税はかかりますか?

公式ヘルプによると、日本ではGoogle合同会社がサービスのリセラーとして月別明細書を発行するため、Google広告の売り上げに10%の消費税が課されます。会社の住所が日本国内にあるGoogle広告アカウントが対象です。会計上の処理については、Googleは税制に関する助言をしないとしているため、自社の税理士に確認してください。

Q. YouTube広告で購入や問い合わせを増やすには、どのキャンペーンを使えばいいですか?

購入や問い合わせなどのコンバージョンを目的にする場合は、デマンドジェネレーションキャンペーンを使うのが現在の公式の案内です。以前の動画アクションキャンペーンは、2026年4月までにデマンドジェネレーションへ自動でアップグレードされています。動画を見て遷移した人がLPで申込むまでの流れを改善するには、LPの版を分けて比べることが近道です。Squad beyondでは、デマンドジェネレーションにCVを返しながら、LPの版ごとの成果を比べられます。

Q. 動画を一般公開せずに広告に使えますか?

使えます。公式ヘルプでは、広告に使う動画の公開設定は[公開]か[限定公開]であればよく、[非公開]の動画は不承認になるとされています。チャンネルの視聴者には見せたくない広告用の動画は、[限定公開]でアップロードしておきましょう。広告を作った後にYouTubeで動画を編集すると不承認になるため、内容を変えたいときは新しい動画として上げ直してください。

まとめ

YouTube広告の出し方と費用について、押さえる点を整理します。

  • YouTube広告はGoogle広告から出す。最低予算の金額は公式に示されていない
  • 1日の予算は平均。特定の日は2倍まで、1か月は30.4倍までが費用の上限で、超えた分は請求されない
  • 課金のタイミングはフォーマットと入札戦略で決まる。スキップ可能なインストリームの「30秒」は広告視聴単価制のとき
  • 日本は後払い。Google合同会社が明細書を発行し、10%の消費税が課される
  • 広告用の動画は[公開]か[限定公開]。購入や問い合わせが目的ならデマンドジェネレーションを使う
  • 審査はほとんどが1営業日以内。LPを先に公開しておく

配信を始めたら、動画を見て遷移した人がLPで申込みにつながっているかを確かめる段階です。LPの版を分けて比べながら、成果の出る組み合わせを探していきましょう。

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