LPOとは?SEO・EFOとの違いやメリット、成果を出す5ステップを紹介
LPOとは「LP(ランディングページ)の最適化」のことで、訪問者の行動や心理にもとづいてLPを改善することで、CVR(成約率)の向上やCPA(コンバージョン1件あたりの費用)の改善を図る施策を指します。
「広告で集客はできているのに、申し込みや購入につながらない」といった場合には、LPに原因があるのかもしれません。LPOを実施し、成果の向上につなげましょう。
本記事では、LPOの基本的な考え方や具体的なメリット、成果を出すための5ステップを体系的に解説します。広告費を増やさずに売上を伸ばしたい方は参考にしてください。
目次
1. LPOとは?

LPOとは、広告やSNSなどから流入したユーザーを、購入や問い合わせといった成果につなげるために、LPを改善する施策です。
ここでは、LPOとSEO・EFOとの違いについてわかりやすく解説します。
SEOとの違い
SEOは「検索エンジン最適化」のことです。SEOが検索結果での順位を高め、サイトへの訪問者数を増やすことを目的とするのに対し、LPOは集めたユーザーを成約へ導き、成果を最大化するのが目的です。
SEOでLPへの流入を増やしても、LP自体の内容が不十分であれば売上にはつながりません。集客を成果へつなげる連携が不可欠です。
EFOとの違い
EFOとは「入力フォーム最適化」を意味し、LPOと併用されることが多い施策です。
LPOがページ全体を通じてユーザーの意欲を高めるのに対し、EFOは入力フォームでの離脱防止に特化しています。
ページ全体の魅力を高めるLPOと、最終的な申し込みをスムーズにするEFOを組み合わせることで、ユーザーを迷わせることなく成約へ導くことが可能になります。
2. LPOのメリット4つ

LPOによって得られる主なメリットは以下の4つです。
- 広告費を増やさずにCV数を伸ばせる
- CPAを下げて広告効率を改善できる
- 離脱を防ぎ、取りこぼしを減らせる
- ユーザー理解が進み、今後の施策に活かせる
これらのメリットを自社の課題と照らし合わせ、LPOを導入する価値があるかどうか検討してみてください。
1. 広告費を増やさずにCV数を伸ばせる
LPOのメリットは、広告費を増やさずにCV数を伸ばせる点です。広告で集客できても、LPの動線が不十分では成果にはつながりません。
LPOは既存のアクセスを最大限に活かし、離脱を最小限に抑えることでCVRを高めます。新たな広告投資を行わず売上を改善できるため、広告費の費用対効果を重視する企業にとって有効な施策です。
CVR改善につながるLPの作り方については、以下の記事を参考にしてください。
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2. CPAを下げて広告効率を改善できる
LPOによってCVRが向上すると、CPAを抑えられます。CPAが下がれば、浮いた予算で入札単価を強化したり配信を広げたりといった次の一手を打ちやすくなり、競合に対しても有利に立ち回れるでしょう。
結果的に、同じ広告費でもより多くの成約を得られるようになるため、広告運用の効果が改善します。
3. 離脱を防ぎ、取りこぼしを減らせる
LPOを実施することで、ユーザーの離脱を防ぎ、機会損失を最小限に抑える効果が期待できます。
広告で集客できていても、ページの内容や動線に課題があると、広告の効果を十分に活かせません。LPOによって、情報のわかりにくさや不安要素を取り除き、ユーザーの疑問を先回りして解消することで、スムーズな意思決定を後押しできます。
4. ユーザー理解が進み、今後の施策に活かせる
LPOを継続的に実施することで、ユーザー理解が深まり、その知見を今後の施策に活かせるようになります。
アクセス解析やヒートマップを用いることで、ユーザーが迷うポイントや反応している箇所を具体的に把握できます。こうして得られたデータは、LP改善にとどまらず、広告訴求の見直しや商品設計の最適化にも活用可能です。
3. LPOを実施する際の4つの注意点

LPOはメリットがある一方で、実施する際は以下の点に注意する必要があります。
- 十分なアクセス数と検証期間が必要になる
- 分析や仮説検証に継続的な工数がかかる
- 施策が外れると一時的にCVRが下がる可能性がある
- 計測・統計・ツールなど一定の専門知識が求められる
LPOのメリットを最大限に引き出すためには、デメリットも考慮した上で、計画的に取り組むことが重要です。
1. 十分なアクセス数と検証期間が必要になる
LPOは、一定のアクセス数と検証期間がなければ正しい効果測定ができません。とくにABテストにおいて、得られた結果が偶然ではないと判断するには、統計的に意味のあるサンプル数に加え、曜日差や一時的な変動を排除できる検証期間が必要です。
アクセスが少ない状態や短い検証期間では、誤った判断につながる恐れがあります。十分なアクセス数が確保できていない場合は、LPOよりも広告やSEOによる集客強化を優先しましょう。
2. 分析や仮説検証に継続的な工数がかかる
分析や仮説検証を継続しようとすると、一定のリソースが求められます。LPOで成果を向上させるには、分析・仮説立案・テスト・改善を繰り返すことが重要だからです。
社内リソースだけでの対応が難しい場合は、ツールの活用や外部パートナーとの連携も有効です。短期での成果を期待すると失敗しやすいため、中長期視点で継続して取り組みましょう。
3. 施策が外れると一時的にCVRが下がる可能性がある
LPOでは、改善を目的とした施策が一時的にCVRを下げてしまうリスクがあります。これは、施策の方向性が、ユーザーが求めている情報や安心感とズレていた場合に起こります。
たとえば、CTAを強調しすぎたことで押し売り感が生まれ、かえって離脱を招いてしまうといったケースです。とはいえ、期待した成果が得られなかった施策も、ユーザーには響かないということがわかった貴重なデータです。積極的に次の改善に活かしていきましょう。
4. 計測・統計・ツールなど一定の専門知識が求められる
LPOでは、ツールで得られる数値や行動データを正しく読み取り、仮説に落とし込む分析力が必要です。
ツール自体の知識はもちろん、アクセス解析やABテストを正確に行うには、マーケティングの基礎知識や統計的な考え方も求められます。社内に十分な知見がない場合は、専門家の支援を受けながら進めるのが有効です。
4. 成果を出すためのLPOの進め方5ステップ

LPOの成果を最大化するには、以下の手順で進めましょう。
- 現状のアクセス状況とCVRを把握する
- 離脱やCVR低下の原因となるポイントを特定する
- 課題に対して改善仮説を立てる
- ABテストで複数案を比較し最適パターンを探す
- 結果を分析し、改善を継続してPDCAを回す
それぞれのポイントを確認し、自社の成果向上につなげてください。
1. 現状のアクセス状況とCVRを把握する
まず現状を数値で正確に把握することが重要です。
感覚ではなく、アクセス解析ツールを用いて、アクセス状況やページ単位のCVR、デバイス・流入チャネル別の成果を詳細に確認します。改善すべき箇所と現状維持すべき箇所を客観的に判断しましょう。
現状を把握しないままLPOを進めても、期待するような効果は得られません。現状の正確なデータを把握することが、LPOを成功させる第一歩です。
2. 離脱やCVR低下の原因となるポイントを特定する
数値を把握できたら、次に行うのは、離脱やCVR低下を引き起こしている原因の特定です。
ヒートマップを活用し、ユーザーがページのどこで迷い、どこで離脱しているかを可視化します。たとえば、直帰率が高い場合はファーストビューに、滞在時間が長いのにCVにつながらない場合は、入力フォームへの誘導や訴求内容などに課題があるのかもしれません。
原因がわからないまま改善を進めてもLPOの効果につながりにくいため、必ずデータをもとに分析し原因を特定しましょう。
3. 課題に対して改善仮説を立てる
離脱やCVR低下などの原因を特定し、課題が明確になったら、次に行うのは「どのような変更を加えればユーザーの行動が変わるか」という仮説の構築です。
ここでは「広告のキャッチコピーとLPのファーストビューでのメッセージがズレているのではないか」「安心感を与える実績データが不足しているのではないか」といった具体的な要因を深掘りします。
そのうえで、「実績をファーストビューに移動すれば、信頼感が増して直帰率が下がるはずだ」というように、論理的な改善策を導き出します。
成果につなげるには、担当者の好みや勘に頼るのではなく、ユーザー視点を軸にした仮説設計が重要です。
4. ABテストで複数案を比較し最適パターンを探す
仮説が固まったら、いよいよ改善案の実装です。この際、いきなり全体を書き換えるのではなく、ABテストで検証を行います。
ABテストとは、複数のパターンを同条件で比較し、成果の高い案をデータで判断する手法です。一度にページ全体を大きく変更すると、成果が下がった際に、どの変更が悪かったのかを特定できなくなります。そのため、検証ポイントを絞って段階的に改善することが大切です。
感覚ではなく分析により得られたデータで判断することで、再現性のあるLPO施策を積み重ねられます。
ABテストの方法については、以下の記事でわかりやすく解説しています。
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5. 結果を分析し、改善を継続してPDCAを回す
ABテスト実施後は、結果を分析し改善を継続します。
「なぜ今回のパターンが選ばれたのか」という要因を、CVRやクリック率、読了率などの指標から読み解きます。得られた知見を次の施策に反映することで、LPOの精度は高まります。
LPOは一度で完結する施策ではなく、市場やユーザーの変化に合わせて継続的に行うことが重要です。PDCAを回し続けることで、CVR向上だけでなく、CPA改善や利益率の向上にもつながります。
5. LPOをより効果的に実施するにはツールの活用がおすすめ

より効果的にLPOを実施するにはツールの活用がおすすめです。LPOに特化したツールを導入すれば、効率的にPDCAを回し続けられます。
LPOツールの選び方とおすすめのLPOツールを紹介します。
LPOツールの選び方
LPOツールを選ぶ際は、目的を明確にし、そこから逆算することが大切です。どれほど多機能なツールであっても、自社の課題に合っていなければデータを使いこなせず、成果にも結びつきません。
まず「現状の数値を把握したいのか」「具体的な離脱原因を特定したいのか」「すでに仮説がありテストをしたいのか」といったように、現在のステップを明確にすることから始めましょう。
LPOツールに搭載されている機能には、以下のようなものがあります。
- アクセス解析:サイト全体の流入・回遊・CV状況などを把握できる
- ヒートマップ:ページ内で「見られている箇所」「離脱されている箇所」を可視化できる
- ABテスト:改善の前後を比較し、成果が出るパターンを検証できる
目的に応じた機能を搭載したツールを選ぶことで、PDCAを効率的に回せるようになります。
おすすめのLPOツール
本格的にLPOを進める場合、アクセス解析・ヒートマップ・ABテストなどさまざまな機能が必要になり、複数のツールを使い分けることが求められます。複数のツールを導入するとなると、どうしてもコスト面や運用面での負担が大きくなってしまいます。そこで有効なのが、LPOに必要な機能を一元管理できるオールインワンツールの活用です。
たとえば「Squad beyond(スクワッドビヨンド)」は、LP制作からアクセス解析・ヒートマップ・ABテスト・レポーティングまでをひとつのツールで管理できます。
複数のツールを行き来したり、手作業で数字をまとめる手間が省けるため、分析から改善までの流れを効率化することが可能です。
以下の記事では、おすすめのLPOツールを12個紹介しています。自社の目的に応じてLPOツールを選びたい場合は、ぜひ参考にしてください。
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LPOツールのおすすめ12選|導入のメリットや注意点もわかりやすく解説
6. 「Squad beyond」を導入し成果を出した具体例3選
最後に、「Squad beyond」の導入によって効果的なLPOが実現し、成果を上げられた事例を紹介します。
1. LP制作工数を50%削減し属人化を解消|株式会社Sparty様

株式会社Sparty様は、広告運用のインハウス化を進める中で、施策の担当者や実施した内容、得られた成果の関係性を把握できていない点が課題でした。
Squad beyond導入後は、LP制作・施策管理・レポーティングを一元化。とくにウィジェット機能の活用により、LP制作工数を約半分に削減することに成功し、業務の属人化も解消されました。
また、Squad beyondによって、記事LPの遷移率やクリエイティブ別の成果が自動で可視化されるため、LPOの判断スピードが向上。さらに、代理店とのコラボレーション機能により、同じデータをもとにCVR改善を進める施策を行えるようになりました。
詳しくはこちら
導入事例:最初は単なるLP制作ツールなのかな。と思っていましたが想像を超えるような様々な機能がオールインワンになっていました。
2. オールインワンツールで生産性を向上|株式会社I-ne様

株式会社I-ne様は、「BOTANIST」や「YOLU」など複数ブランドの成長を支えるため、インハウス運用と広告代理店の協業を前提としたLPO体制を構築しました。
従来は広告・LP・成果データが分散し、数値の可視化や改善判断に課題がありましたが、Squad beyondの導入によりツールの一元化を実現。情報の共有・検証を迅速に行えるようになり、実務工数は約10分の1に削減されました。
データにもとづくABテストと仮説検証を高速で回すことで、LPOの精度が向上し、代理店との連携強化と広告成果の最大化を実現されています。
詳しくはこちら
導入事例:BOTANISTやYOLUなどヒット商品を次々生み出すI-neのWEB広告戦略を支えるSaaS活用
3. 効率面で10分の1の改善に成功|株式会社北の達人コーポレーション様

株式会社北の達人コーポレーション様は、新規事業として電子タバコブランド「SPADE」を立ち上げ、売上100億円を目標にLPOの強化を図りました。
広告運用をほぼひとりで担う体制の中、Squad beyondを導入したことで、データの可視化と自動化を実現。複雑なパラメータ設定やレポート作成の工数は約10分の1に削減されました。
また、ウィジェット機能を活用したファーストビューのABテストやアンケート施策を高速で実行し、無駄な広告費を抑制。データにもとづくPDCAにより、成約導線を定量的に最適化し、利益の最大化につなげています。
詳しくはこちら
導入事例:効率面で10分の1の改善。Squad beyondと共に目指す新規事業売上100億円
7. まとめ|LPOを実践し継続的に成果を出そう

LPOは、広告で集めたユーザーを迷わせることなく、成約へと導くための重要な施策です。
LPOではまず、現状をデータで把握し、離脱やCVR低下の要因となっているポイントを特定することが大切です。小さな改善を積み重ね、PDCAを回し続けることで、広告効率とCVRは着実に向上していきます。
「LPOの重要性はわかったけれど、工数の負担が大きい」「複数のツールを使い分けるのが大変」と感じている方には「Squad beyond」がおすすめです。ぜひお気軽にお問い合わせください。