成果が出る医療LPとは?作り方のポイント7つや事例などを紹介
医療機関のWeb集客において、LP(ランディングページ)の重要性は高まっています。しかし、とりあえず作っただけのLPでは、思うように予約や問い合わせにはつながりません。
成果が出る医療LPには、患者の不安に寄り添いながら、安心して行動できる流れを設計する工夫が不可欠です。
本記事では、医療機関がLPを制作するメリットや成果を出すためのポイント、参考になる事例などを解説します。医療LPの制作や改善を検討している方は、参考にしてください。
目次
医療LPとは

医療LPとは、特定の診療内容や悩みに特化し、予約や問い合わせなどの行動につなげることを目的とした1ページ完結型のWebページです。テーマを絞って患者の疑問や不安に順番に答え、来院の後押しをする役割を担います。
ここでは、公式ホームページと医療LPの違いや、医療機関にLPが必要な理由を詳しく見ていきましょう。
医療LPの中には、記事コンテンツを入り口にして信頼を深めながら予約につなげる「記事LP」もあります。記事LPの特徴や通常のLPとの違いについて、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
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記事LPとは?通常LPとの違いや制作時のポイントなどを解説します
公式ホームページと医療LPの違い
公式ホームページは診療科目や医師の紹介、アクセス方法のように、医療機関全体の情報を網羅的に伝える総合案内の役割をもちます。
一方、医療LPはひとつの症状や治療テーマに絞り、縦に読み進めるだけで必要な情報が得られる構成になっています。複数ページを行き来するホームページと比べて、LPは読者を迷わせにくく、来院や予約といった行動へ誘導しやすい点が特徴です。
医療機関にLPが必要な理由
医療機関にLPが必要とされる背景には、来院前にインターネットで情報を調べ、来院先を比較しながら検討する行動が一般的になっていることがあります。特定の症状や治療法を探している人に対し、解決策や自院の強みを1ページでわかりやすく示せるLPは、来院を後押しする重要なコンテンツです。
診療内容や来院の流れ、費用の目安などを整理して提示することで、患者が抱える不安を軽減し、行動へ移しやすくなります。さらに、広告や検索結果から直接LPへ誘導できるため、予約や問い合わせといった最初のアクションを促しやすい点も、医療機関にLPが必要とされる理由のひとつです。
医療機関がLPを制作するメリット

医療機関がLPを制作するメリットには、下記のようなことがあげられます。
- 得意な診療内容を軸に集患できる
- CV率(予約率)が向上しやすい
- 患者の不安・疑問に答えられ、納得感を得られる
- 他院との差別化ポイントを伝えられる
ひとつずつ解説しますので、具体的なイメージをふくらませてみてください。
得意な診療内容を軸に集患できる
医療LPは、特定の診療科目や治療メニューに絞って詳しく紹介できる点が強みです。自院が得意とする分野に限定すれば、その悩みをもつ人に情報を的確に届けられます。
対象となる悩みを明確にすることで、「自分の症状に関係のあるページだ」と理解してもらいやすくなります。
CV率(予約率)が向上しやすい
医療LPでは予約に必要な情報を1ページにまとめて提示できるため、読者がスムーズに行動へ移せます。
たとえば、初診の流れ・診療時間・費用の考え方などを順を追って説明し、途中や最後に予約ボタンを配置すると、内容を理解した流れのまま予約できる状態を作ることが可能です。複数ページを探し回る手間がなく、離脱の防止にもつながります。
こうした導線設計によって、閲覧から予約までの動きが途切れにくくなり、CV率を改善できます。
患者の不安・疑問に答えられ、納得感を得られる
来院前に多くの人が感じる不安を先回りして解消できる点も、医療LPのメリットです。下記のような疑問に具体的に答えることで、来院前の心理的な負担を軽減できます。
- どのような治療をするのか
- 痛みはあるのか
- 通院回数はどれくらいか
- 副作用やリスクはあるのか
内容を理解しやすくするには、短い文章や図解を交えて整理すると効果的です。
他院との差別化ポイントを伝えられる
医療LPでは、ひとつの診療テーマに絞って情報を整理できるため、自院ならではの特徴を明確に打ち出せます。下記のような要素は、複数の医療機関を比較している段階の人にとって重要な判断材料になります。
- 専門医が在籍しているか
- 特定の治療に関する経験が豊富な医師が在籍しているか
- 通いやすい時間に診療しているか
- どのような医療機器を導入しているか
単に診療内容を説明するだけでなく、この医療機関で受ける理由を示せる点もLPのメリットです。
効果的な医療LPを作成する7つのポイント

医療LPにただ情報を載せるだけでは、予約にはつながりません。患者が不安を感じず、ここなら相談できそうと思える流れを設計することが重要です。
具体的なポイントは下記の7つです。
- ファーストビューで離脱を防ぐ
- 強み・特徴を具体化して訴求軸を定める
- 図解・写真を活用して視認性を高める
- 患者の心理に沿って構成する
- スマホで見やすく、予約しやすい導線を作る
- 医療機関の基本情報を漏れなく整理する
- 予約前のつまずきをよくある質問で解消する
患者に安心して来院してもらうためにはどのようなポイントが大切なのか、確認しておきましょう。
なお、LPは改善を重ねていくことで成果につながります。以下の記事では、効果を高めるための具体的なLP改善方法について解説していますので、あわせてご確認ください。
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1. ファーストビューで離脱を防ぐ
LPの最初の画面(ファーストビュー)は、このページが自分の悩みに関係あるかどうかを瞬時に判断できる場所です。ここで自分事だと認識してもらえなければ、続きを読まれる前にページを閉じられてしまいます。ファーストビューには、このLPが誰のどのような悩みを解決するものなのかを具体的に示しましょう。
たとえば「ひざの痛みで階段がつらい方へ」と明示すると、当事者の目に留まりやすくなります。さらに、医師の専門分野や実績をファーストビュー内に配置することで、安心感や信頼感につながります。予約ボタンも近くにあれば、予約などの行動へのハードルを下げることが可能です。
2. 強み・特徴を具体化して訴求軸を定める
自院の強みや特徴が抽象的だと、患者は自分に合うかどうかを判断できません。検討する材料が不足していると、不安を解消できず離脱してしまいます。
離脱を防ぐには、患者目線のメリットに言い換えて、具体的に伝えることが大切です。
たとえば下記のような言い換え方法があります。
- 「丁寧な診療」ではなく「初診では30分かけて話を聞く」と示す
- 「丁寧な診療」ではなく「初診では30分かけて問診を行う」と示す
- 「痛くない治療」ではなく「極細の針を使用し、痛みに配慮している」と示す
何がどう安心につながるのかまで具体化すると、選ぶ理由が明確になります。
3. 図解・写真を活用して視認性を高める
長い文章を読むこと自体を負担に感じる人もいるため、図解や写真を活用して視認性を高めることを意識しましょう。文字ばかりの説明では、内容が十分に伝わらないこともあります。
診療の流れは図で示す、院内の様子は写真で伝えるなど、視覚的に理解できるように工夫するのがポイントです。内容を直感的に把握しやすくなり、不安解消につながります。
4. 患者の心理に沿って構成する
患者は最初から治療法の詳細を知りたいわけではなく、自分の不安や悩みを理解してもらえているかを確認しながら読み進める傾向があります。情報を提示する順序が気持ちの流れと合っていないと、途中で読むのをやめてしまうことも考えられます。
下記のように、患者の心理の流れに沿った構成を意識しましょう。
- 患者が抱える悩みへの共感
- 症状が起こるメカニズム(原因)
- 具体的な治療のアプローチ
- 初診から治療完了までの流れ
いきなり専門的な原因の説明や治療方法に言及するのではなく、患者の心理に沿って少しずつ納得を積み重ねる構成にするほうが、安心感につながりやすくなります。
以下の記事では、LP全体の設計手順を解説しています。ここで紹介した心理の流れを踏まえた構成設計についてもお伝えしていますので、あわせてご確認ください。
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成果につながるLPワイヤーフレーム構築論:Squad beyondが整理する「構成設計」の考え方
5. スマホで見やすく、予約しやすい導線を作る
LPを閲覧して予約したい気持ちが生まれても、操作しにくいと行動は止まってしまいます。とくにスマホでは、ボタンが小さかったり、わかりにくい位置に配置されていたりすると離脱の原因になります。
ボタンは指で押しやすい大きさにし、ページ上部・途中・下部に複数配置しましょう。電話やWeb、LINEなど複数の予約手段を用意するのも効果的です。自分に合った方法を選べることで心理的な負担が減り、行動につながりやすくなります。
6. 医療機関の基本情報を漏れなく整理する
来院を決める段階になると、患者は「いつ行けるか」「どこにあるか」を確認します。情報がすぐに見つからないと、行動が後回しになるため、自院の基本情報は漏れなく整理しましょう。
具体的にはは下記のような内容です。
- 診療時間
- 休診日
- アクセス
- 電話番号
これらはページの最後などにまとめて掲載しておくことが大切です。
7. 予約前のつまずきをよくある質問で解消する
予約直前の不安をなくすために、よくある質問を設けて疑問を先回りしましょう。来院を迷う理由の多くは、「治療に痛みを伴うのか」「何回通う必要があるのか」などの心配です。これらを放置すると、予約の直前で行動が止まってしまいます。
回答では結論を簡潔に示し、そのあとに必要な補足を加える形にすると理解しやすくなります。わかりやすく伝えることで信頼感が増し、安心して予約してもらえるでしょう。
参考になる医療LPのデザイン・構成事例

引用元:茉莉花クリニック銀座
こちらのLPは、医療脱毛の質の違いを軸に、技術や機器、自院の特徴などの情報を段階的に整理し、最後に予約へつなげる流れで構成されています。専門的な内容には図解やイラストで説明が補足されており、文字情報だけに頼らず視覚的に理解しやすいのも工夫されているポイントです。
また、黒とゴールドの配色によって、医療機関としての信頼感や高級感が演出されています。セクションごとに十分な余白が確保されているため情報が詰まりすぎず、スマホでも読み進めやすいデザインです。
画像にはモデルだけでなく、実際の施術シーンや医療機器・スタッフの写真も使用されています。施術を受けているイメージがわき、安心してカウンセリングを予約できそうです。
医療機関がLPを制作する際の注意点

医療LPは予約や問い合わせにつながる有効なものですが、一般的なサービス広告よりも厳しいルールがあります。ここでは、とくに押さえておくべき注意点を解説します。
文言・表現のルールを守る
医療LPでは、医療広告ガイドラインと薬機法の両方に配慮した表現が求められます。
医療広告ガイドラインでは、患者に誤解を与えるおそれのある広告表現が制限されています。具体的には、次のような表現です。
- 「日本一」「最高レベル」など客観的に証明できない優位性の表現
- 「絶対に安全」「必ず治る」といった断定的な言い回し
このほか、治療内容や効果に関する患者の体験談(口コミ)の掲載は、原則として禁止されています。
薬機法は、医薬品や医療機器などの効果効能の表現を規制する法律です。未承認の治療や機器について効果を断定することや、事実以上の結果が得られるかのように示す表現は禁止されています。
美容医療の分野では、「若返り」「細胞レベルで改善」などの科学的根拠を示しにくい表現は、問題と見なされやすいため注意が必要です。
これらのルールは制約であると同時に、医療分野にとって正確な情報提供こそが信頼につながるということを示しています。LPを公開する前に、医療広告に詳しい専門家へ確認する体制を整えておくと安心です。
症例写真・ビフォーアフターの掲載条件を確認する
症例写真やビフォーアフター画像は、治療のイメージを伝えやすい反面、とくに規制が厳しい情報でもあります。
掲載する場合は、見た目の印象を変える加工を行わないことが前提です。さらに、治療・施術の前後で角度や照明などの撮影条件をできる限りそろえ、結果には個人差があることを明示する必要があります。
また、写真の近くには次の情報を記載することが重要です。
- 治療内容
- 費用
- 主なリスクや副作用
これらの情報は、リンク先ではなく写真と同じページ内(近接した場所)に、誰が見ても分かりやすい文字サイズで明記する必要があります。
見栄えを優先した演出は一時的な反応につながる可能性はありますが、後からトラブルや行政指導の原因になるおそれがあります。症例写真は強い訴求材料としてではなく、正確な情報提供の一部として扱う姿勢が大切です。
広告媒体の審査基準も考慮する
Web広告を出稿する場合、法律だけでなく、GoogleやYahoo!などの媒体が定める審査基準もクリアする必要があります。
媒体側の基準は法律よりも厳しいケースがあり、たとえば「過度な肌の露出(脱毛や痩身などで肌のアップが多い場合)」や、「コンプレックスを過度に刺激する表現」が含まれていると、広告自体が配信停止になるリスクがあります。
せっかくLPを制作しても広告が出せなければ集患できないため、制作段階から各媒体のガイドラインを確認しておくことが重要です。
効果的な医療LPの制作には「Squad beyond」がおすすめ

医療LPは公開して終わりではなく、データをもとに改善を重ねることで予約率の向上が期待できます。しかし現場では、下記のような理由から改善が思うように進まないことがあります。
- 修正のたびに制作会社へ依頼する必要がある
- 自院で対応しようと思ってもリソースが不足している
- どこが読まれ、どこで離脱しているのかわからない
- ABテストを試したくても設定が難しい
こうした医療LPの運用課題に対応できるのが、マーケティングプラットフォーム「Squad beyond」です。
ノーコードでLPを修正できるページエディターによって、診療内容の追加や文言調整もスピーディにできます。さらに、ヒートマップやCVデータを標準機能で確認できるのも魅力です。「どこで離脱しているか」「どのボタンが押されているか」を可視化しながら、改善を進められます。
レビュー・承認機能を使えば、公開前に院内チェックや法規制の確認フローを挟めます。医療広告ガイドラインへの配慮が必要なLP運用と相性がよい点も強みです。
医療LPの改善を内製化したい方や、データを活用しながら継続的に成果を高めたい方は、「Squad beyond」の活用をご検討ください。
お問い合わせ:https://squadbeyond.com/contact/
まとめ|患者の不安を解消できる医療LPを制作しよう

医療LPで成果を出すために重要なのは、患者の不安に寄り添った情報設計と、迷いのない予約導線です。悩みへの共感からはじまり、治療内容や通院の流れへと順を追って伝えることで、ここなら相談できそうという安心感が生まれます。
さらに、LP公開後にデータをもとに改善を続ける姿勢も、CV率の向上を支えるポイントです。「Squad beyond」のように運用まで見据えたツールを活用すれば、医療LPの制作から改善までを一貫して進めやすくなります。
患者が安心して一歩を踏み出せるページを整え、選ばれる医療機関づくりにつなげていきましょう。



