バナー広告のサイズ一覧|媒体別の規定と選び方
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バナー広告を作ろうとして、「結局どのサイズで作ればいいのか」で手が止まる。媒体ごとに推奨サイズが違い、検索して出てくる一覧も記事によって数字が違う。こうした迷いを抱えている方は多いのではないでしょうか。
バナー広告のサイズは、デザインの好みではなく、配信する媒体の入稿規定で決まります。しかも規定は変わります。LINEヤフー広告は2026年に一部の画像の最小サイズを引き上げ、Googleはディスプレイ広告をデマンド ジェネレーションへ移行しています。古い一覧のまま作ると、入稿できない・配信が止まるといったことが起きます。
この記事では、Google・LINEヤフー・Meta・TikTokの公式ヘルプ(2026年10月20日時点の記載)をもとに、バナー広告のサイズを媒体別に一覧で整理し、横長・スマホ向けのサイズと、どのサイズから作るかの選び方をまとめます。
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目次
1. バナー広告のサイズは媒体の入稿規定で決まる
1-1. 媒体ごとに「ピクセル・比率・容量」が決められている
バナー広告の画像は、媒体ごとに入稿できるピクセル数(横×縦)、アスペクト比、ファイルの容量、ファイル形式が決められています。同じ「300×250」のような表記でも、ある媒体ではそのまま入稿でき、別の媒体では小さすぎて入稿できないことがあります。
そのため、サイズは「一般的なサイズ」から考えるより、配信する媒体の入稿規定から逆算するのが確実です。この記事の数字はすべて各媒体の公式ヘルプから取っています。
1-2. 固定サイズで作る広告と、比率で作る広告がある
ディスプレイ広告の画像には、大きく2つの作り方があります。1つは、決まったピクセル数の画像をそのまま表示する固定サイズの広告です。Googleでは「イメージ広告(アップロード型ディスプレイ広告)」、LINEヤフー広告では「バナー(画像)」がこれにあたります。
もう1つは、画像・見出し・説明文などの素材を登録し、配信先の枠に合わせて自動で組み立てる広告です。Googleの「レスポンシブ ディスプレイ広告」やLINEヤフー広告の「レスポンシブ(画像)」がこれにあたり、ピクセル数よりもアスペクト比と最小・推奨サイズが決められています。Googleのヘルプでは、静的なイメージ広告は広告スロットに適応しないのに対し、レスポンシブ ディスプレイ広告は配信先の広告スペースに合わせてサイズや表示形式が自動で調整されると説明しています(出典:レスポンシブ ディスプレイ広告の一般的なサイズについて|Google 広告 ヘルプ)。
2. Googleディスプレイ広告のサイズ
2-1. イメージ広告(アップロード型)のサイズ一覧
Googleディスプレイ ネットワークにアップロードできるイメージ広告のサイズは次のとおりです。ファイル形式はGIF・JPG・PNGで、最大サイズは150 KBです。
| 区分 | サイズ(横×縦) | ヘルプでの名称 |
|---|---|---|
| スクエアとレクタングル | 200×200 | スクエア(小) |
| 240×400 | レクタングル(縦長) | |
| 250×250 | スクエア | |
| 250×360 | トリプル ワイドスクリーン | |
| 300×250 | レクタングル | |
| 336×280 | レクタングル(大) | |
| 580×400 | ネットボード | |
| スカイスクレイパー | 120×600 | スカイスクレイパー |
| 160×600 | ワイド スカイスクレイパー | |
| 300×600 | ハーフページ広告 | |
| 300×1,050 | 縦 | |
| ビッグバナー | 468×60 | バナー |
| 728×90 | ビッグバナー | |
| 930×180 | トップバナー | |
| 970×90 | ラージ ビッグバナー | |
| 970×250 | ビルボード | |
| 980×120 | パノラマ | |
| モバイル | 300×50 | モバイルバナー |
| 320×50 | モバイルバナー | |
| 320×100 | モバイルバナー(大) |
出典:アップロード型ディスプレイ広告の仕様|Google 広告 ヘルプ
この一覧のうち、980×120(パノラマ)・250×360(トリプル ワイドスクリーン)はスウェーデン、930×180(トップバナー)はデンマーク、580×400(ネットボード)はノルウェーと、一部の地域でのみ利用できるサイズとして同じページに載っています。日本向けの広告でこれらのサイズから作り始める必要はありません。
GIFのアニメーション広告は、長さが30秒以下で、ループさせる場合も30秒で停止し、毎秒5フレーム未満にする必要があります(出典:同上)。ポリシーでも、30秒を超えるアニメーションは許可されていません(出典:イメージ広告の要件|Google 広告ポリシー ヘルプ)。
2-2. デマンド ジェネレーション移行後に推奨されている7サイズ
Googleディスプレイ広告のキャンペーンは、デマンド ジェネレーションのGoogle ディスプレイ ネットワーク(GDN)へ移行されます。2026年6月から移行ツールの段階的なリリースが始まっており、今後は新しいディスプレイ広告キャンペーンをデマンド ジェネレーション内でのみ作成できるようになると案内されています。移行後も、レスポンシブ ディスプレイ広告とアップロード型の静止画像広告は使えます。HTML5のアップロード型広告は2026年後半に対応予定です(出典:Google ディスプレイ広告キャンペーンをデマンド ジェネレーションに移行する|Google 広告 ヘルプ)。
デマンド ジェネレーションのアセット仕様では、アップロード型ディスプレイ広告の「一般的な画像サイズ(推奨)」として次の7つが挙がっています。形式は.jpg・.png・.gif(アニメーションなし)で、最大ファイルサイズは150 KBです(出典:デマンド ジェネレーション キャンペーンのクリエイティブ: アセットの仕様とガイドライン|Google 広告 ヘルプ)。
| サイズ(横×縦) | 名称 |
|---|---|
| 300×250 | レクタングル(中) |
| 336×280 | レクタングル(大) |
| 728×90 | ビッグバナー |
| 970×90 | ラージ ビッグバナー |
| 160×600 | ワイド スカイスクレイパー |
| 300×600 | ハーフページ広告 |
| 320×50 | モバイル ビッグバナー |
これからGoogle向けにイメージ広告を作るなら、まずこの7サイズを基準にするのが現実的です。GIFでアニメーションを付けたバナーは、デマンド ジェネレーションの仕様では「アニメーションなし」と書かれている点に注意してください。
2-3. レスポンシブ ディスプレイ広告の画像とロゴ
レスポンシブ ディスプレイ広告は、画像・ロゴ・見出し・説明文を登録すると、Google AIが組み合わせて広告を作ります。画像とロゴの要件は次のとおりです。
| 種類 | アスペクト比 | 推奨サイズ | 最小サイズ | 上限 |
|---|---|---|---|---|
| 画像(横長) | 1.91:1 | 1,200×628 | 600×314 | 5,120 KB |
| 画像(スクエア) | 1:1 | 1,200×1,200 | 300×300 | 5,120 KB |
| ロゴ(横長) | 4:1 | 1,200×300 | 512×128 | 5,120 KB |
| ロゴ(スクエア) | 1:1 | 1,200×1,200 | 128×128 | 5,120 KB |
出典:レスポンシブ ディスプレイ広告を作成する|Google 広告 ヘルプ
ベストプラクティスのガイドには、縦長(9:16)の画像(推奨900×1600、最小600×1067)も載っています。画像は横向き・スクエア・縦向きの3種類の比率で最大15個までアップロードでき、最小数は横向き1枚・スクエア1枚・縦向き0枚、推奨はアスペクト比ごとに5〜10枚です(出典:レスポンシブ ディスプレイ広告のベスト プラクティス ガイド|Google 広告 ヘルプ)。
デマンド ジェネレーションの画像では、これに縦向き4:5(推奨960×1,200、最小480×600)が加わり、ファイルの上限は5 MBです。ロゴ(1:1)は最小144×144・推奨1,200×1,200で、最大150 KBと上限が小さくなっています(出典:デマンド ジェネレーション キャンペーンのクリエイティブ: アセットの仕様とガイドライン)。移行の前後で、ロゴの容量は作り直しが必要になる場合があります。
3. LINEヤフー広告 ディスプレイ広告のサイズ
3-1. バナー(画像)は9つのアスペクト比
LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型)の「バナー(画像)」は、次のいずれかのサイズで作ります。ヘルプは、高解像度ディスプレイ搭載のデバイス用に、推奨サイズ(もしくはそれ以上のサイズ)で作ることを勧めています。
| アスペクト比 | 推奨ピクセルサイズ | 最小ピクセルサイズ | 主な配信先デバイス |
|---|---|---|---|
| 1:1 | 1200×1200 | 600×600 | PC/タブレット/スマートフォン |
| 6:5 | 1200×1000 | 600×500 | PC/タブレット/スマートフォン |
| 39:5 | 936×120 | 936×120 | PC/タブレット/スマートフォン |
| 728:90 | 1456×180 | 1456×180 | PC/タブレット/スマートフォン |
| 4:15 | 320×1200 | 320×1200 | PC/タブレット/スマートフォン |
| 1:2 | 600×1200 | 600×1200 | PC/タブレット |
| 32:5 | 1280×200 | 640×100 | スマートフォン |
| 16:5 | 1280×400 | 640×200 | スマートフォン |
| 16:9 | 1280×720 | 640×360 | PC/タブレット/スマートフォン |
ファイルサイズは推奨300KB以内、最大容量10MBです。300KBを超える場合や縦横どちらかが3000pxを超える場合はアップロード時に自動で圧縮され、圧縮しても300KB以下にならないとエラーになります。ファイル形式はJPEG(RGBのみ)・GIF89a・PNGで、アニメーションはGIF・APNGとも使えません(出典:同上)。
なお、広告の四隅のいずれかには「インフォメーションアイコン」が自動で付きます。画像の中にこのアイコンを入れる必要はありません(出典:同上)。
3-2. レスポンシブ(画像)は3つのアスペクト比
「レスポンシブ(画像)」では、画像のアスペクト比は1:1・1.91:1・3:2の3つです。
| アスペクト比 | 入稿できるサイズ | 推奨ピクセルサイズ |
|---|---|---|
| 1:1 | 600×600以上 | 1200×1200 |
| 1.91:1 | 1200×628以上 | 2400×1256 |
| 3:2 | 600×400以上 | 1200×800 |
出典:レスポンシブ(画像)-運用型|LINEヤフー広告 ヘルプ
複数の素材を登録する「アセット」タイプでは、画像は15個以内、タイトルは20文字以内で5個以内、説明文は90文字以内で5個以内です。ロゴ画像は180×180ピクセルで、角丸と枠線は使えません(出典:同上)。Googleのレスポンシブ ディスプレイ広告と比べると、1.91:1の最小サイズが1200×628とGoogleの推奨と同じ数字になっている点が違います。
3-3. 2026年に最小サイズが引き上げられた
LINEヤフー広告では、一部の画像の最小ピクセルサイズと推奨ピクセルサイズが引き上げられました。変更後の最小を満たさない画像は2026年5月25日から入稿できなくなり、7月22日からはその画像を使った広告の配信が停止されています(出典:一部画像の最小ピクセルサイズ引き上げと入稿停止について|LINEヤフー for Business)。
変更前の最小は、6:5が300×250、728:90が728×90、4:15が160×600、32:5が320×50のように、Googleのイメージ広告と同じピクセル数でした。変更後はそれぞれ縦横2倍になっています。自分の広告が対象かどうかの見分け方と差し替えの手順は「LINEヤフー広告の画像サイズ|配信停止の原因と対処法」で解説しています。
4. SNS広告の画像サイズと比率
Meta(Facebook・Instagram)は配置ごとに推奨比率が違う
Meta広告は、広告を表示する配置ごとに推奨のアスペクト比が決められています。手動でアップロードする画像広告の場合、ヘルプで「推奨」と書かれている比率は次のとおりです。
| 配置 | 推奨のアスペクト比(画像) |
|---|---|
| Facebookフィード | 4:5 |
| Instagramフィード | 4:5 |
| Facebook Marketplace | 1:1 |
| Facebook右側広告枠 | 1.91:1 |
| Instagram・Facebookのストーリーズとリール | 9:16 |
出典:Meta広告マネージャの各配置でサポートされるアスペクト比|Metaビジネスヘルプセンター
推奨される最小のピクセル数は、Facebookフィードが1:1で1,080×1,080、4:5で1440×1800、Instagramのフィード・ストーリーズ・リールが1,080×1,080、Facebook右側広告枠とMarketplaceが1,200×1,200です。ヘルプは、これはあくまで最小要件で、できる限り解像度の高い画像を使うよう勧めています(出典:Meta広告向けの推奨最小画像サイズ|Metaビジネスヘルプセンター)。
TikTokは動画が中心、画像はTikTok Ad Network向け
TikTokのオークション インフィード広告(Spark Ads以外)は動画で、縦9:16(推奨・540×960ピクセル以上)、横16:9(960×540ピクセル以上)、正方形1:1(640×640ピクセル以上)が仕様です(出典:TikTokオークションインフィード広告|TikTok広告ヘルプ)。
画像のバナーを使うのは、TikTok PangleのTikTok Ad Network向けの広告です。画像は1200×628・640×640・720×1280の3サイズ、TikTok Ad Network限定のバナー用に600×500・640×200・640×100があり、形式は.jpg・.jpeg・.png、最大100MBです(出典:TikTok Pangleの広告アセット仕様|TikTok広告ヘルプ)。
5. 横長・スマホ向けなど用途別に見るサイズ
「横長のバナー」「スマホ向けのバナー」のように形から探す場合は、次のように媒体ごとに対応するサイズが違います。
| 用途 | Googleのイメージ広告 | LINEヤフー広告のバナー(画像)の最小 |
|---|---|---|
| 横長(PC中心) | 728×90(ビッグバナー)、970×90(ラージ ビッグバナー)、970×250(ビルボード)、468×60(バナー) | 728:90=1456×180、39:5=936×120 |
| スマホ向けの横長 | 320×50・300×50(モバイルバナー)、320×100(モバイルバナー(大)) | 32:5=640×100、16:5=640×200 |
| 正方形・長方形 | 250×250(スクエア)、300×250(レクタングル)、336×280(レクタングル(大)) | 1:1=600×600、6:5=600×500 |
| 縦長 | 160×600(ワイド スカイスクレイパー)、300×600(ハーフページ広告) | 4:15=320×1200、1:2=600×1200 |
出典:アップロード型ディスプレイ広告の仕様、バナー(画像)-運用型
同じ比率でも、LINEヤフー広告の最小ピクセルはGoogleのイメージ広告の縦横2倍です。たとえば300×250と600×500は同じ6:5ですが、LINEヤフー広告に300×250は入稿できません。1つのデザインを両方の媒体に出すときは、媒体ごとに書き出しを分ける必要があります。
6. どのサイズから作るか|選び方の手順
6-1. 配信する媒体と広告の種類を先に決める
最初に決めるのは、どの媒体のどの広告で出すかです。Googleのヘルプは、カスタムのディスプレイ広告をアップロードすることが最善策とは限らず、レスポンシブ ディスプレイ広告でディスプレイ ネットワークのほとんどの広告枠に対応できると説明しています(出典:アップロード型ディスプレイ広告の仕様)。デザインを細かく管理したいときだけ固定サイズのイメージ広告を足す、という順番で考えると作る枚数を抑えられます。
6-2. レスポンシブ用の素材を先に、固定サイズは推奨の中から
レスポンシブ用の素材は、Googleなら横長1.91:1とスクエア1:1が必須で、LINEヤフー広告なら1:1・1.91:1・3:2のいずれかです。両方に出すなら、1.91:1を1200×628以上、1:1を1200×1200で作れば、Googleの推奨とLINEヤフー広告の入稿条件の両方を満たせます。
固定サイズのイメージ広告を作る場合は、Googleはデマンド ジェネレーションで推奨されている7サイズから、LINEヤフー広告はそれぞれの推奨ピクセルサイズで作ります。
6-3. 解像度と容量の上限を両方確認する
LINEヤフー広告とMetaは、推奨サイズ以上・できる限り高い解像度を勧めています。一方で、Googleのイメージ広告は1ファイル150 KBが上限です。解像度を上げるほど容量は増えるため、書き出したあとに容量も確認してください。
6-4. 画像の上に文字やボタンを重ねない(レスポンシブの場合)
Googleのレスポンシブ ディスプレイ広告のガイドは、画像の上にロゴやテキストを重ねないよう勧めています。サイズの小さい広告ではオーバーレイのテキストが読めない可能性があり、見出しと内容が重なることもあるためです。「再生」「ダウンロード」のような機能しないボタンを画像に入れることはポリシー違反です(出典:レスポンシブ ディスプレイ広告のベスト プラクティス ガイド)。文字で訴求したい内容は、見出しや説明文の欄に入れます。何を訴求するかの決め方は「訴求軸とは?|広告で使える7軸の例とABテストの進め方」で解説しています。
7. バナーのサイズでよくある失敗例
7-1. 失敗例1:Google用のバナーをそのままLINEヤフー広告に入稿して弾かれる
症状:Google向けに作った300×250や728×90のバナーを、同じファイルのままLINEヤフー広告のバナー(画像)に入稿しようとすると、最小ピクセルサイズを満たさず入稿できない。すでに入稿済みの広告で同じサイズを使っていた場合は、2026年7月22日以降、配信が停止される。
原因:LINEヤフー広告の最小ピクセルサイズは、6:5が600×500、728:90が1456×180のように、Googleのイメージ広告の縦横2倍です。変更前はGoogleと同じピクセル数で入稿できたため、同じファイルを使い回す運用が成り立っていました(出典:一部画像の最小ピクセルサイズ引き上げと入稿停止について)。
対策:元データから、LINEヤフー広告の推奨ピクセルサイズで書き出し直します。小さい画像を拡大しても画質は上がらないため、元データがなければ作り直します。差し替えた広告は審査で承認されると配信を再開できます。
回避策:バナーを作るときに、媒体ごとの書き出しサイズを一覧にしておきます。「Google用は1倍、LINEヤフー用は2倍」のように、同じデザインでも媒体ごとにファイルを分ける前提で入稿の準備をしておくと、使い回しによる入稿エラーを防げます。
7-2. 失敗例2:アニメーションGIFのバナーが使えない
症状:Googleディスプレイ広告で使っていたアニメーションGIFのバナーを、LINEヤフー広告や、Googleのデマンド ジェネレーションのアップロード型ディスプレイ広告に入稿しようとすると、そのままでは使えない。
原因:LINEヤフー広告のバナー(画像)は、GIF・APNGとも形式を問わずアニメーションが不可です(出典:バナー(画像)-運用型)。デマンド ジェネレーションの仕様でも、アップロード型ディスプレイ広告の形式は「.gif(アニメーションなし)」と書かれています(出典:デマンド ジェネレーション キャンペーンのクリエイティブ: アセットの仕様とガイドライン)。
対策:アニメーションの中で最も伝えたい1コマを静止画として書き出し、入稿し直します。動きで見せたい内容は、動画として作り、各媒体の動画広告の仕様に合わせて入稿します。
回避策:Googleのディスプレイ広告はデマンド ジェネレーションへ移行が進むため、これから作るバナーは静止画を基本にします。アニメーションGIFを作る場合も、同じ訴求の静止画版を必ずセットで用意しておくと、媒体や広告の種類が変わっても差し替えずに済みます。
7-3. 失敗例3:文字入りの画像をレスポンシブ広告に入れて読めなくなる
症状:キャッチコピーやボタンを画像の上に重ねたバナーを、Googleのレスポンシブ ディスプレイ広告の画像として登録すると、小さい広告枠で文字がつぶれて読めない、見出しと同じ文言が二重に表示される、といった見え方になる。ボタンの画像を入れた場合は、ポリシー違反になる。
原因:レスポンシブ ディスプレイ広告は、画像と見出し・説明文を自動で組み合わせ、枠に合わせて表示サイズを変えます。ガイドでは、サイズの小さい広告ではオーバーレイのテキストが読めない可能性があり、機能しないボタンはポリシー違反になると書かれています(出典:レスポンシブ ディスプレイ広告のベスト プラクティス ガイド)。
対策:レスポンシブ用には、文字やボタンを入れていない元の写真やイラストを登録し直します。キャッチコピーは広告見出しや説明文の欄に移します。
回避策:「固定サイズのバナー用(文字入り)」と「レスポンシブ用(文字なし)」を、制作の段階で別の素材として発注・作成します。1つの完成バナーを両方に流用しないルールにしておくと、配信後に見え方の問題に気づいて作り直す手戻りを防げます。
8. Squad beyondでバナーとLPの組み合わせを検証する
サイズをそろえてバナーを入稿しても、成果を決めるのは「どのバナーから、どのLPに送ったか」の組み合わせです。Squad beyondでは、次の機能でバナーとLPを組み合わせて検証できます。
8-1. Branch Operationでバナー×LPの組み合わせを比べる
Branch Operationは、1つのURLで、ページ(Version)とクリエイティブの組み合わせのABテストを行う機能です。効果のよかった組み合わせだけを残すように、組み合わせごとに配信のON/OFFを切り替えられます。データを表示するには、クリエイティブごとに入稿URLにパラメータを付け、同じパラメータのPVが5以上あることなどが条件です。クリエイティブそのものの配信設定は、媒体の管理画面で行います(出典:Branch Operation機能について|Squad beyond FAQ)。
たとえば同じ訴求の300×250と728×90で別のパラメータを付けて入稿すれば、サイズ違いのバナーごとに、どのLP(Version)で成果が出ているかを分けて見られます。
8-2. クリエイティブレポートでバナーの画像と数値を並べる
入稿URLにパラメータを付けると、クリエイティブごとの数値をレポートで確認でき、ヒートマップでもクリエイティブごとに比較できます(出典:広告媒体に入稿する際、クリエイティブにパラメータを付与するメリットは何ですか?|Squad beyond FAQ)。クリエイティブレポートで画像やテキストを表示するには、広告媒体と連携していること、表示する期間中ずっと配信していること、クリエイティブが静止画であることが条件です。パラメータに「/」を入れるとレポートに表示されない点に注意してください(出典:クリエイティブレポートを表示する|Squad beyond FAQ)。
8-3. 広告連携で配信金額と媒体の数値を取り込む
広告連携を使うと、配信金額、パラメータで取得したクリエイティブの画像・テキスト、媒体のIMP・CTR・CPM・CPCをSquad beyondのレポートに反映できます(出典:広告媒体データをSquad beyondに反映する|Squad beyond FAQ)。なお、広告連携で媒体側のCVデータは反映されません。CVを計測するには、Squad beyondのCVタグを設置するか、ASPや計測ツールと連携します(出典:広告媒体と連携するとCVデータも反映されますか?|Squad beyond FAQ)。
バナーのデザインそのものを見直すときは「広告バナーの作り方とは?デザインのコツと成功事例を紹介」、同じバナーを出し続けて成果が落ちてきたときは「広告クリエイティブの疲弊対策とは?|兆候から量産の実務ガイド」もあわせて参考にしてください。
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9. バナー広告のサイズについてよくある質問
Q. バナー広告の一般的なサイズ・標準のサイズはどれですか?
媒体をまたいだ共通の標準はなく、媒体ごとの入稿規定で決まります。Googleの場合、デマンド ジェネレーションのアセット仕様で、アップロード型ディスプレイ広告の「一般的な画像サイズ(推奨)」として300×250、336×280、728×90、970×90、160×600、300×600、320×50の7つが挙がっています。LINEヤフー広告は9つのアスペクト比ごとに推奨と最小のピクセルサイズが決められています。どの媒体に出すかを先に決め、その媒体の一覧から選んでください。
Q. 横長のバナーはどのサイズで作ればいいですか?
Googleのイメージ広告なら、PC向けは728×90(ビッグバナー)や970×90(ラージ ビッグバナー)、スマホ向けは320×50(モバイルバナー)が推奨の7サイズに入っています。LINEヤフー広告のバナー(画像)では、728:90は1456×180、39:5は936×120が最小で、スマホ向けの32:5は推奨1280×200(最小640×100)です。レスポンシブ広告の横長は1.91:1で、Googleの推奨とLINEヤフー広告の最小がどちらも1200×628です。
Q. スマホ向けのバナーサイズは何がありますか?
Googleのイメージ広告のモバイル向けは300×50・320×50(モバイルバナー)と320×100(モバイルバナー(大))です。LINEヤフー広告のバナー(画像)では、主な配信先がスマートフォンとされているのは32:5(推奨1280×200)と16:5(推奨1280×400)です。Metaでは、ストーリーズやリールのような全画面の配置は9:16が推奨で、フィードは4:5が推奨されています。スマホの画面全体に出すのか、記事の間に横長で出すのかで、選ぶ比率が変わります。
Q. ホームページ(自社サイト)に置くバナーのサイズにも決まりはありますか?
この記事で紹介した数字は、広告媒体に入稿するときの規定です。自社サイトの中に置くバナーには媒体の入稿規定は適用されず、サイズは自社のページのレイアウトに合わせて決めます。ただし、使うツールの制限は確認が必要です。たとえばSquad beyondでLPに画像を入れる場合、横幅は1600pxが上限で、それ以上の画像は自動で1600pxに縮小され、容量はjpeg・jpg・png・webpが1MBまで、GIFが5MBまでです(出典:画像サイズ制限とまとめてサイズ変更する方法について|Squad beyond FAQ)。
Q. 全部のサイズを作らないといけませんか?
全部を作る必要はありません。Googleのヘルプは、レスポンシブ ディスプレイ広告でディスプレイ ネットワークのほとんどの広告枠に対応できると説明しており、固定サイズのイメージ広告は推奨の7サイズから必要なものを足す形で十分です。作る枚数を絞った分、どのバナーが成果につながっているかを確かめることが大切です。Squad beyondのBranch Operationを使えば、パラメータを付けたバナーごとに、どのLPとの組み合わせで成果が出ているかを比べ、成果の悪い組み合わせを止められます。
Q. 同じデザインをサイズ違いで出すとき、成果はどう比べればいいですか?
サイズごとに別の広告として入稿し、媒体の管理画面で広告ごとの表示回数・クリック数を比べるのが基本です。注意したいのは、同じデザインでもLINEヤフー広告とGoogleでは書き出しのピクセル数が違うことと、レスポンシブ広告では表示サイズが自動で変わるため「サイズごとの成果」を分けて見られないことです。固定サイズのバナーをLPの成果まで含めて比べるなら、Squad beyondの入稿URLにサイズごとに別のパラメータを付けると、クリエイティブレポートでサイズ別の数値を並べて確認できます。
10. まとめ
- バナー広告のサイズは媒体の入稿規定で決まる。媒体をまたいだ共通の標準はない
- Googleのイメージ広告は150 KBが上限。デマンド ジェネレーションでは300×250・336×280・728×90・970×90・160×600・300×600・320×50の7つが推奨で、GIFはアニメーションなし
- レスポンシブ用の素材は、1.91:1を1200×628以上、1:1を1200×1200で作るとGoogleとLINEヤフー広告の両方の条件を満たせる
- LINEヤフー広告のバナー(画像)は9つのアスペクト比。2026年に最小が縦横2倍に上がり、Googleのサイズのままでは入稿できない
- Metaはフィードが4:5、ストーリーズとリールが9:16の推奨。TikTokは動画が中心で、画像はTikTok Ad Network向け
サイズをそろえることは、配信できる状態を作るまでの準備です。どのバナーからどのLPに送ると成果が出るかは、Squad beyondのBranch Operationやクリエイティブレポートで組み合わせごとに確かめられます。
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