Google広告のIPアドレス除外|手順とヤフー広告の場合
「クリエイティブは改善しているはずなのに、なぜかCPAが下がらない…」 「P-MAXに任せているけれど、本当に質の良いユーザーに届いているのか不安」
もし今、あなたがそんなモヤモヤを抱えているなら、その原因は「本来配信すべきではない無駄なクリック(アドフラウド)」にあるかもしれません。
実は、日本のデジタル広告におけるアドフラウド(詐欺的なクリックや無効なトラフィック)の被害は、世界ワースト2位というデータがあります。 気づかないうちに、大切な広告予算の数%〜10%以上が「成果につながらないクリック」に浪費されている可能性があるのです。
この記事では、今すぐ設定すべき「Google広告のIPアドレス除外(基本編)」、よく聞かれる「LINEヤフー広告(旧Yahoo!広告)にIP除外はあるのか」、そしてSquad beyondのビッグデータを活用して「不正クリックをリストでまとめて除外する方法(応用編)」について解説します。
目次
1. まずは基本!Google広告で「IP除外」を設定しよう
まずは、社内からのテストアクセスや、すでに特定できている競合他社のIPアドレスをGoogle広告側でブロックしましょう。 現在はキャンペーンごとではなく、「アカウント単位」で一括設定するのが主流です。これにより、P-MAXなどの自動化キャンペーンにも除外設定を適用させることが可能です。
【3ステップで完了】設定手順
① 「アカウント設定」を開く
Google広告の管理画面に入り、左メニューの「管理(歯車マーク)」をクリック。「アカウント設定」を選びます。

② 「IP アドレスの除外」をクリック
設定項目の中から「IP アドレスの除外」というセクションを探してクリックし、展開します。

③ 除外したいIPを入れて保存!
ここにブロックしたいIPアドレスを入力して「保存」を押すだけ。 会社の固定IPなどを入力しておきましょう。

設定する前に知っておきたい4つの仕様
入力欄に貼り付ける前に、Google広告ヘルプに書かれている仕様を押さえておくと手戻りがありません。
- 上限は「キャンペーンごとに最大500個」。 際限なく積めるわけではありません。手動で潰していくと、遅かれ早かれこの上限に当たります。
- 末尾3桁をアスタリスク(*)に置き換えると範囲で除外できます。 同じネットワークから動的IPが割り当てられている場合は、1つずつ入れるより範囲指定のほうが確実です。
- キャンペーン単位の除外が使えないキャンペーンタイプがあります。 動画・ホテル・アプリ・P-MAX・スマートディスプレイは対象外です。だからこそアカウント単位で設定します。アカウント単位なら、P-MAX、デマンドジェネレーション、検索、ショッピング、ディスプレイ、Discover、YouTubeまで一括で効きます。
- アカウント単位とキャンペーン単位は「統合」されます。 両方に設定した場合、どちらかで除外されていればブロックされます。ただしアカウント単位の除外は、個々のキャンペーンの画面からは編集も削除もできません。消したいのに消せないときは、アカウント設定側を見てください。
なお、特定の地域に出したくないだけなら、IP除外ではなく地域ターゲティングの除外を使います。Googleもヘルプでそう案内しています。IPアドレスは複数のバージョン(IPv4/IPv6)で表示されることがあるため、IPで止めるならすべてのバージョンを登録する必要がある点にも注意してください。
2. LINEヤフー広告(旧Yahoo!広告)にIP除外はあるのか
Google広告で設定を終えると、次に出てくるのが「ヤフー側はどうするのか」という疑問です。
結論から言うと、LINEヤフー広告の公式ヘルプには、配信をIPアドレスで除外する設定が見当たりません。2026年9月25日時点でヘルプセンターを「IPアドレス 除外」で検索しても、出てくるのはサイトリターゲティングの除外、自動入札の学習データ除外、クローラーのIPアドレス、用語集などで、Google広告の「IPアドレスの除外」と同じ設定は用意されていません。
なお2026年4月1日に広告プラットフォームが統合され、「Yahoo!広告」は「LINEヤフー広告」になりました。管理画面の名称や導線は変わっていますが、IP除外が新設されたという案内はヘルプ上で確認できません。
IP除外が使えない媒体で、代わりにできること
つまり「社内アクセスをIPで弾く」というGoogle広告と同じやり方は、ヤフー側では取れません。別の角度から絞る必要があります。
- 地域ターゲティングで除外する: 商圏が限られているなら、配信対象外の地域を除外します。ただし社内IPを弾く用途には使えません。
- サイトリターゲティングの「除外」を使う: 特定のページを訪問した人をオーディエンスとして作り、配信対象から外します。社内向けページへのアクセスをトリガーにすれば、社内ユーザーをある程度まとめて除外できます。
- 配信面・プレースメントの除外を使う: ディスプレイ広告では、成果の出ていない配信先を除外していきます。
どれもIP除外の完全な代わりにはなりません。媒体側に機能がない以上、媒体の設定だけで塞げる範囲には限界があります。ここから先は、次章の「そもそも手動では防ぎきれない」という話につながります。
3. 正直に言います。「手動設定だけでは防ぎきれません」
「これで安心!」……と言いたいところですが、現実はもっと複雑です。 最新の調査データを見ると、私たちが直面している「ムダ」の正体がわかってきました。手動設定だけでは追いつかない理由がここにあります。
衝撃!媒体別の「ムダ広告」発生率
Squad beyondが保有する月間数億PV規模のデータを分析したところ、各媒体でこれだけの「ムダ(アドフラウド)」が発生していると推定されています。
| 広告媒体 | ムダ広告目安 | ムダ広告費用 ※月300万円配信 | ムダ広告費用 ※月1000万円配信 |
| meta | 1.5 - 3.0% | 45,000 - 90,000円 | 150,000 - 300,000円 |
| 4.0 - 4.5% | 120,000 - 135,000円 | 400,000 - 450,000円 | |
| Yahoo | 10% | 300,000円 | 1,000,000円 |
| tiktok | 15% | 450,000円 | 1,500,000円 |
| LINE | 7% | 210,000円 | 700,000円 |
| SmartNews | 4.0 - 4.5% | 120,000 - 135,000円 | 400,000 - 450,000円 |
「クリック代行業者」や「ボット」によるアクセスは日々進化しており、手動でIPを除外するだけでは、このの穴を塞ぐことは非常に困難です。
4. データで守る!新サービス「誰でもMKS」が登場
「じゃあ、どうすればいいの?」 「高額な対策ツールを導入する予算はない…」
そんな運用担当者の皆さんのために、Squad beyondから「誰でもMKS(ムダ広告ストップ)」という新サービスがリリースされました。

プレスリリース:「無駄な広告費」を未然に防ぐアドフラウドブラックリストをSquad beyond未契約社にも開放。
これまでの「Squad beyond(LP制作ツール)契約者限定」の機能とは違い、LPツールを使っていなくても、リスト提供だけで利用できるのが最大の特徴です。
「誰でもMKS」のここがスゴイ
1. 日本最大級のデータを元にした「除外リスト」を提供
Squad beyondは、国内ネット広告費の約3分の1(推定9,000億円以上)が流通する巨大プラットフォームです。 この膨大な配信データから、AIがリアルタイムで「成果につながらないIPアドレス」や「不審な配信面」を分析・特定しています。
この「今、除外すべきリスト」を、あなたのGoogle広告やMeta広告のアカウントに適用するだけで、対策が完了します。
2. P-MAXにも完全対応
Google広告のP-MAX(パフォーマンス最大化キャンペーン)はブラックボックスになりがちですが、「誰でもMKS」が提供する除外リストを使えば、P-MAXの配信からも不正なトラフィックを排除できます。 AIにノイズの多いデータを学習させないためにも、これは非常に効果的な対策です。
3. 月額3万円〜の低コスト
一般的なアドフラウド対策ツールは高機能ですが、月額数万円〜数十万円とかかることも少なくありません。 「誰でもMKS」のリスト提供プランなら、月額30,000円から利用可能です。 例えば月間300万円の広告費を使っている場合、広告での無駄(約10万円)を削減できると考えれば、十分に費用対効果が合います。
5. ノイズを取り除くと、広告運用はもっと強くなる
不正クリックを除外する最大のメリットは、「使える予算が増えること」、そして「正しいデータで判断できること」です。
- 予算の最適化: 無駄な広告費を削減できれば、その分を「本当に商品に興味がある人」への配信に回せます。
- CPAの改善: 無駄なクリックコストが消えるので、自然とCPA(獲得単価)の改善が見込めます。
- AI学習の高速化: ノイズが混じらない「純度の高いデータ」を媒体のAIに学習させることで、最適化のスピードが格段に上がります。
googleのIPアドレス除外についてよくある質問(FAQ)
Q. Google広告のP-MAXキャンペーンで特定のIPアドレスを除外することは可能ですか?
A. はい、可能です。従来はキャンペーンごとの設定でしたが、現在は管理画面の「アカウント設定」内にある「IPアドレスの除外」から設定することで、P-MAXを含むアカウント全体の配信から特定のIPアドレスを統合的に除外できます。これにより、自動最適化のノイズとなる無効なクリックを抑制できます。
Q. アドフラウド(広告不正)対策を行うことで、具体的にどのようなメリットがありますか?
A. 日本は世界的に見てもアドフラウドの被害が深刻で、世界ワースト2位という調査結果もあります。媒体によりますが、広告費の数%から、多い場合には10%以上が不正クリックに浪費されていると推定されており、手動のIP除外だけでは防ぎきれない高度な手口が増加しています。
Q. アドフラウド対策ツールの導入は、費用対効果が見合う?
A. 結論から言えば、月数十万円の無駄を数万円で防げるため、多くの場合でプラスになります。特にSquad beyondが提供するサービスなら、高価な解析ツールを個別に導入せずとも、月額3万円からリスト活用が可能です。削減できた広告費を本来のターゲットへ再投資できるため、実質的なコストは非常に安く抑えられます。
Q. 広告運用に関わるツールが増えると、チームの管理コストや人件費が増えませんか?
A. むしろ逆です。Squad beyondを導入すれば、制作・分析・最適化・レポート作成までを「同じ環境」で完結できます。ツールごとの学習コストやデータ受け渡しの工数、関係者間の認識のズレといった「見えない人件費」を大幅に削減できるため、トータルの運用コストを抑えながら組織の生産性を高めることが可能です。
まとめ:防御は「リスト」に任せて、攻めのクリエイティブに集中しよう
運用者の仕事は、毎日IPアドレスを監視してイタチごっこをすることではありません。 「誰でもMKS」のリストを活用して、自動的かつ網羅的に“穴”を塞いでしまいましょう。
- Google広告の設定: まずは明記した手順で、アカウント設定からIP除外の場所を確認し、社内IPなどを除外する。
- MKSの活用: 手動では防ぎきれないMetaやGoogle広告(P-MAX対応)の対策として、Squad beyondの「配信除外リスト」を適用する。
「自分のアカウント、どれくらい無駄が発生しているんだろう?」と気になった方は、ぜひ一度お問い合わせください。 あなたの広告費は、もっと有効に使えるはずです!



