Xのリード獲得広告とは|フォームの項目と使い方
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X広告で問い合わせや資料請求を集めたいのに、広告からLPに移ったところで離脱が多い。Xでリード獲得広告が始まったと聞いたが、何が入力でき、集めた情報をどう受け取るのかが分からない。そんな状況に心当たりはありませんか。
Xのリード獲得広告(Lead Gen Ads)は、広告をタップするとX内でフォームが開き、利用者がXを離れずに連絡先を送信できる広告です。Xは2026年8月26日にこの広告の提供を発表しました。
この記事では、X公式の発表とXの開発者向けドキュメントをもとに、リード獲得広告の仕組み、フォームに入れられる項目と必須の条件、集めたリードの受け取り方、LP誘導との使い分けを整理します。フォーム広告かLPかの一般的な考え方は「BtoB Web広告運用ガイド2026:受注につながる運用設計とLPOの進め方」で扱っています。
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目次
1. Xのリード獲得広告とは
1-1. タップするとX内でフォームが開き、そのまま送信できる
X公式の発表によると、リード獲得広告では、広告をタップするとX内のフォームが開き、利用者はXを離れずに入力して送信できます。最初に送信したあとは、次に見るフォームに情報が入力された状態で表示できるとされています(出典:X launches Lead Gen Ads|@XBusiness(英語))。
Xはこの仕組みについて、リダイレクトや外部のLP、入力のし直しで起きる離脱を減らすためのものだと説明しています(出典:同上)。広告からLPに移る1回の遷移と、LPでの入力をまとめて省ける形です。
1-2. 発表された主な機能
公式の発表で挙げられている主な機能は次のとおりです(出典:同上)。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| フォーム | ワンタップでX内のフォームが開く。Xの中で完結する |
| 2回目以降の入力 | 最初の送信のあと、次のフォームは入力済みの状態で表示できる |
| 広告の形式 | 画像・動画・カルーセル・タイムラインテイクオーバー |
| キャンペーンの目的 | 広告マネージャーに新しい「Leads」の目的 |
| ターゲティング・最適化 | 広告マネージャーのターゲティングと最適化をすべて使える |
| リードの受け取り | 広告マネージャーの新しい「Leads Center」に届き、書き出しやCRMへの送信ができる |
| 同意・プライバシー | 同意とプライバシーの管理の仕組みが組み込まれている |

1-3. Xが挙げている使いどころ
発表では、使いどころとして、デモや予約の受付、メールリストやウェイトリストの登録、見積もり依頼、懸賞の応募、ウェビナー・イベント・クラスの申込が挙げられています(出典:同上)。どれも、入力してもらう項目が少なく、送信したその場で次の行動が決まる申込です。
2. 日本で使えるか
2-1. 公式の発表は「世界の広告主に提供」、告知では営業担当経由の案内
公式の発表の末尾には、リード獲得広告は世界の広告主が利用できると書かれ、その文に注記の記号が付いています。注記の中身はページ上に書かれていません。同じ日の告知のポストでは、利用したい広告主にXの営業担当へ連絡するよう案内しています(出典:X launches Lead Gen Ads|@XBusiness(英語))。
2-2. 自分の広告マネージャーで「Leads」の目的が選べるかを確かめる
日本の広告アカウントで今すぐ使えるかは、公式の情報だけでは言い切れません。まず自社の広告マネージャーでキャンペーンを作るときに「Leads」の目的が選べるかを確かめ、選べない場合はXの営業担当に問い合わせる、という順で確認します。問い合わせる前に、1件あたりいくらまでならリードを獲りたいかを決めておくと、提案を受けたときに判断しやすくなります。リード単価の考え方は「リードジェネレーションとは|BtoB手法10選とCPL設計の基本」で解説しています。
3. フォームに入れられる項目と必須の条件
3-1. フォームは4つの部分でできている
Xの開発者向けドキュメントによると、リード獲得広告のフォームは、項目の前に表示する紹介のカード、入力する項目、広告主のプライバシーポリシー、送信後に表示するサンクスページで構成されます。紹介のカードとサンクスページは任意です(出典:Lead Generation|X Developer Platform(英語))。
| 部分 | 必須か | 内容 |
|---|---|---|
| 名前・目的 | 必須 | 社内で使うフォームの名前と、集めたリードを何に使うか |
| 紹介のカード | 任意 | 入力項目の前に表示する説明 |
| 入力項目 | 必須 | 空にできない。最低1つは入力必須の項目にする |
| プライバシーポリシー | 必須 | https で始まるURLと会社名 |
| サンクスページ | 任意 | 送信後に表示。ボタンを置く場合はURLと文言の両方が必要で、URLは https |
3-2. 入れられる項目は連絡先とユーザー情報
ドキュメントでは、入れられる項目が連絡先とユーザー情報に分けて示されています(出典:同上)。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 連絡先 | メールアドレス・電話番号・住所・市区町村・州・国・郵便番号 |
| ユーザー情報 | 氏名(フルネーム・名・姓)・生年月日・会社名・役職・勤務先のメールアドレス・勤務先の電話番号・性別・Xのハンドル |
BtoBの資料請求なら、会社名・役職・勤務先のメールアドレスを入れると、送信後に営業がすぐ連絡できるリードになります。一方で項目を増やすほど入力の手間が増えるので、送信後に本当に使う項目だけに絞ります。
3-3. 一度作ったフォームは、項目を部分的に直せない
ドキュメントでは、APIでフォームを更新するとき、紹介のカード・サンクスページ・プライバシーポリシーと入力項目は丸ごと置き換えになり、一部だけを直すことはできないとされています。紹介のカードやサンクスページなどは、一度設定すると外す方法がありません。また、アーカイブ(削除)したフォームは送信を受け付けず、更新もできません(出典:同上)。配信を始める前に、項目と文言を社内で確定させておきます。
4. 集めたリードの受け取り方
4-1. Leads Centerから書き出すか、CRMに送る
公式の発表によると、獲得したリードは広告マネージャーの新しいLeads Centerに届き、書き出したりCRMに送ったりできます(出典:X launches Lead Gen Ads|@XBusiness(英語))。開発者向けのAPIでは、期間を指定して、フォームごとの送信内容をJSON・CSV・XLSXの形式で書き出せます(出典:Lead Generation|X Developer Platform(英語))。
4-2. 書き出せるのはアカウント管理者だけ
APIドキュメントでは、Leads APIを使うには広告アカウントの「Campaign user」の権限が必要で、リードの書き出しは、ファイルに個人情報が含まれるためアカウント管理者に限られると書かれています(出典:同上)。代理店や外部のツールにリードの取り込みを任せる場合は、誰がどの権限で書き出すかを先に決めておきます。
5. LP誘導とどう使い分けるか
5-1. フォーム広告は入力までが短く、LPは判断の材料を多く渡せる
リード獲得広告は、Xの中でフォームが完結するため、広告からの遷移とLPでの入力を省けます。一方でLPは、商品の説明、導入事例、料金、よくある質問など、申込の前に読んでほしい情報をまとめて見せられます。
申込の前に比べて検討してもらう必要がある商材では、フォーム広告で集めたリードと、LPを読んでから申し込んだリードで、その後の商談化の割合が変わる可能性があります。どちらが良いかは商材と営業の体制で変わるので、両方を並べて比べるのが確実です。

5-2. サンクスページのボタンで、LPに案内できる
フォームのサンクスページにはボタンを置け、遷移先のURLを設定できます(出典:Lead Generation|X Developer Platform(英語))。送信したあとに、詳しい資料や事例を載せたLPへ案内しておくと、フォームで連絡先をもらいつつ、検討の材料をあとから渡せます。サンクスページの作り方は「サンクスページのデザイン10例|業種別の作り方とCV後の活用法」が参考になります。
6. Xのリード獲得広告でよくある失敗例
6-1. 失敗例1:項目を増やしすぎて、送信が減る
- 症状:営業が知りたい情報を全部取ろうとして、氏名・会社名・役職・電話番号・住所・生年月日まで入力必須にすると、フォームを開いた人の多くが途中で閉じ、送信数が伸びない。
- 原因:リード獲得広告は、遷移と入力の手間を減らして離脱を抑えるための広告です。必須の項目を増やすと、その利点が入力の手間で打ち消されます。APIでは、フォームの項目はあとから部分的に直せず、丸ごとの置き換えになります(出典:Lead Generation|X Developer Platform(英語))。
- 対策:送信後の最初の連絡に本当に使う項目だけを必須にし、それ以外は任意の項目にするか外します。項目を変えたフォームを作り直し、送信数を比べます。
- 回避策:フォームを作る前に、営業と「最初の連絡に使う項目」と「商談で聞けばよい項目」を分けておきます。フォームでは前者だけを聞く、と決めておくと項目が増えにくくなります。
6-2. 失敗例2:リードを書き出せる人がいなくて、連絡が遅れる
- 症状:運用担当が広告を配信していても、アカウント管理者の権限を持つ人が別の部署にいると、リードの書き出しを頼むたびに時間がかかり、送信から最初の連絡までが数日あく。
- 原因:APIドキュメントでは、リードの書き出しは個人情報を含むためアカウント管理者に限られています(出典:同上)。送信の直後に連絡できないと、リード獲得広告で入力の手間を減らした利点が、連絡の遅れで失われます。
- 対策:Leads CenterからCRMに送る設定を使うか、アカウント管理者が決まった時間に書き出して営業に渡す運用にします。誰が、いつ、どこに渡すかを決めて配信を始めます。
- 回避策:配信の準備の段階で、広告アカウントの権限の一覧を確認します。書き出す人と連絡する人を決め、個人情報の扱いを社内のルールに合わせておきます。
6-3. 失敗例3:フォームの送信数だけで、LP誘導より良いと判断する
- 症状:リード獲得広告の送信数とリード単価だけを、LP誘導のキャンペーンと比べてフォームに切り替えると、商談につながる件数がかえって減っていたことに、数か月たってから気づく。
- 原因:フォーム広告とLPでは、申込の前に読める情報の量が違います。広告の管理画面で比べられるのはリードの件数と単価までで、その後の商談化は営業の記録と突き合わせないと分かりません。
- 対策:同じ期間・同じ予算でリード獲得広告とLP誘導のキャンペーンを並べ、リードごとに流入元を記録して、商談化の割合までCRMで比べます。
- 回避策:比べる指標を、配信を始める前に「リード単価」ではなく「商談1件あたりの費用」に決めておきます。フォームとLPのどちらかに一本化するのは、商談まで追えるだけの件数がたまってからにします。
7. Squad beyondで、LP経由の獲得と並べて比べる
7-1. LPのCVをXにポストバックする
LP誘導のキャンペーンをリード獲得広告と同じ条件で比べるには、LPで発生したCVをXに渡して、X側でも最適化できる状態にしておきます。Squad beyondでは、外部連携でXのアカウントを連携し、beyondページの基本情報で媒体にX(旧Twitter)を選んで、X Pixel ID・X Event ID・X Account IDを入力すると、Squad beyondのCVをXにポストバックできます(出典:X広告(旧Twitter)にSquad beyondのCVをポストバックする|Squad beyond FAQ)。
7-2. 配信金額をLPのレポートで見る
Squad beyondの広告連携では、Xの配信金額をレポートに反映できます。ただし、広告運用アカウントと広告ツイートアカウントが同じ場合に限られます(出典:広告連携できる媒体について|Squad beyond FAQ)。LP誘導のキャンペーンの費用とCVを同じ画面で見られるので、リード獲得広告のLeads Centerの数字と並べて比べられます。
7-3. サンクスページの先のLPを、訴求ごとに用意する
フォームのサンクスページから案内するLPは、広告の訴求に合わせて変えると、送信した人の関心に沿った情報を渡せます。Squad beyondでは、Versionを複製してファーストビューやCTAボタンを変えた版を作れます(出典:Versionを複製する|Squad beyond FAQ)。
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8. Xのリード獲得広告についてよくある質問
Q. Xのリード獲得広告とは何ですか?
広告をタップするとX内でフォームが開き、利用者がXを離れずに連絡先などを送信できる広告です。Xは2026年8月26日に提供を発表しました。最初の送信のあとは、次のフォームに情報が入力された状態で表示できます。画像・動画・カルーセル・タイムラインテイクオーバーの形式で使え、広告マネージャーには新しく「Leads」の目的が加わりました。
Q. 日本の広告アカウントでも使えますか?
公式の発表では、世界の広告主が利用できるとされ、その文に注記の記号が付いていますが、注記の中身はページ上に書かれていません。告知のポストでは、Xの営業担当に連絡するよう案内しています。まず自社の広告マネージャーで「Leads」の目的が選べるかを確かめ、選べなければXの営業担当に問い合わせてください。
Q. フォームではどんな項目を聞けますか?
Xの開発者向けドキュメントでは、連絡先としてメールアドレス・電話番号・住所・郵便番号など、ユーザー情報として氏名・生年月日・会社名・役職・勤務先のメールアドレス・勤務先の電話番号・性別・Xのハンドルが挙げられています。最低1つは入力必須の項目にする必要があり、https で始まるプライバシーポリシーのURLと会社名も必須です。
Q. 集めたリードはどこで確認できますか?
広告マネージャーの新しいLeads Centerに届き、書き出したりCRMに送ったりできます。APIでは期間を指定して、フォームごとの送信内容をJSON・CSV・XLSXで書き出せます。ただし、APIでの書き出しは個人情報を含むため、アカウント管理者に限られています。送信から最初の連絡までが空かないよう、誰が書き出して営業に渡すかを配信前に決めておきます。
Q. LP誘導とリード獲得広告は、どちらを使えばいいですか?
商材と営業の体制で変わります。フォーム広告は遷移と入力を省ける分、送信までが短く、LPは申込の前に説明や事例を読んでもらえます。同じ期間・同じ予算で両方を配信し、商談化まで比べるのが確実です。Squad beyondで作ったLPならCVをXにポストバックでき、配信金額もレポートに反映できるので、LP誘導側の費用とCVを同じ画面で見ながら比べられます。
Q. フォームを送信した人に、詳しい情報を渡す方法はありますか?
フォームのサンクスページにボタンを置き、遷移先のURLを設定できます。送信後に、詳しい資料や導入事例を載せたLPへ案内すると、連絡先をもらったあとで検討の材料を渡せます。案内するLPを広告の訴求ごとに変えたい場合は、Squad beyondでVersionを複製してファーストビューを差し替えると、元のLPを残したまま用意できます。
9. まとめ
Xのリード獲得広告は、広告をタップするとX内でフォームが開き、利用者がXを離れずに連絡先を送信できる広告で、Xが2026年8月26日に提供を発表しました。画像・動画・カルーセル・タイムラインテイクオーバーで使え、リードは広告マネージャーのLeads Centerに届きます。日本の広告アカウントで使えるかは、広告マネージャーで「Leads」の目的が選べるかを確かめ、選べなければXの営業担当に問い合わせます。
フォームは名前・目的・入力項目・プライバシーポリシーが必須で、紹介のカードとサンクスページは任意です。APIでは項目は丸ごとの置き換えでしか直せず、リードの書き出しはアカウント管理者に限られるので、項目と権限は配信の前に決めておきましょう。
フォーム広告とLP誘導は、送信までの短さと、申込前に渡せる情報の量が違います。どちらか一方に決める前に、同じ条件で並べて配信し、リード単価ではなく商談1件あたりの費用で比べると、自社に合う獲り方が見えてきます。
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