漫画LPの事例と3つの型|商材別の選び方をサンプルで解説
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漫画LPの事例を探すとき、実物を並べたギャラリーサイトは見つかります。ただ眺めているだけでは、自社の商材でどう作ればいいかの判断がつきません。
漫画LPの入り方には型があります。同じ商材でも、どの型で入るかによって読者の反応が変わります。悩んでいる状態から始めるのか、使っている場面から始めるのか、読者に直接問いかけるのか。この選択が読み進めてもらえるかどうかを左右します。
この記事では、漫画LPを3つの型に分けて整理します。型ごとに相性のよい商材でサンプルを用意したので、どの型がどんな商材に向くかがそのまま比較できます。そのうえで、自社の商材ならどの型を選ぶべきかまで解説します。
目次
1. 漫画LPの3つの型
漫画LPの冒頭は、大きく3つの入り方に分かれます。ここでいう型はストーリーをどう組み立てるかの話です。漫画をLPのどこに配置するか(集中型・分散型)とは別の軸になります。
| 型 | 冒頭で見せるもの | 読者に起きること |
|---|---|---|
| ビフォーアフター型 | 問題を抱えている状態 | 変化の幅が伝わる |
| 体験談型 | 使い始める場面 | 使ったときの流れが想像できる |
| 問題提起型 | 読者への問いかけ | 自分ごととして受け取る |
以下のサンプルは、それぞれの型と相性のよい商材で作成したものです。画風も商材に合わせて変えています。型の構造と、その型が効く商材をセットで見られます。
1-1. ビフォーアフター型|スキンケアの例

問題を抱えている状態から始めて、解決した状態で終わる型です。前と後の対比が主役になります。
この型には2通りの見せ方があります。
- 人物の変化:悩んでいた主人公が、使った後に笑顔になっている
- 数字の変化:従来の実績と導入後の実績を並べる(「4年で到達率10%」→「2年未満で56%」など)
人物の変化は感情に訴える形なので、悩みが感情に紐づく商材(美容・健康・コンプレックス系)と相性がよくなります。数字の変化は納得を作る形なので、意思決定に根拠が必要な商材(BtoBサービス・教育・投資)で機能します。
1-2. 体験談型|家計簿アプリの例

主人公が実際に使っている過程を見せる型です。ビフォーアフター型が「前後の対比」なのに対し、こちらは使っている最中そのものが描かれます。
効くのは、使い方がイメージしにくい商材です。操作が複雑なツール、手順が多いサービス、初めて触れる商材などが該当します。「難しそう」という心理的な壁を、使っている場面を見せることで下げられます。
逆に、使い方が自明な商材では冗長になります。飲むだけのサプリメントで使用過程を3コマ使うと、伝わる情報が薄くなります。
1-3. 問題提起型|オンライン英会話の例

読者に直接問いかけるところから始める型です。他の2つと違い、主人公の物語ではなく読者に向かって話しかける構図になります。
この型が効くのは、読者が問題に気づいていない場合です。すでに悩んでいる読者には物語型のほうが刺さりますが、「そもそも自分に関係がある」と思っていない読者には、まず気づかせる必要があります。
注意点として、問いかけが一般的すぎると素通りされます。「コストで悩んでいませんか?」では誰にも刺さりません。読者が実際に使っている言葉まで具体化する必要があります。
ここまでは型を見分けやすくするために3コマだけを抜き出しました。1本の漫画LPとして通しで見ると、どこで商材が登場し、どこにCTAを置くのかまで分かります。
当社が自社商材で作成した漫画LPを1本公開しているので、全体の流れは「漫画LPのサンプル(全編)」で確認してください。
2. どの型を選ぶか|商材と読者の状態で決まる
型の選択は好みではなく、読者がいまどの状態にいるかで決まります。
| 読者の状態 | 選ぶ型 | 理由 |
|---|---|---|
| 悩みを自覚していて、解決策を探している | ビフォーアフター型 | 解決後の姿を見せれば、そこに到達できると伝わる |
| 商材は知っているが、使いこなせるか不安 | 体験談型 | 使っている場面を見せて心理的な壁を下げる |
| そもそも問題に気づいていない | 問題提起型 | まず自分ごとにしてもらう必要がある |
広告の配信面によっても変わります。検索から来た読者はすでに悩みを自覚しているので、ビフォーアフター型や体験談型が入りやすくなります。一方、SNSのフィードに流れてくる広告は、読者が何かを探している状態ではありません。この場合は問題提起型で足を止めてもらう必要があります。
なお漫画LPは記事LPの一形式として扱われます。記事LP全体の型や構成については「記事型LPとは?成果が出た事例から学ぶWeb広告の勝ちパターン」で解説しています。
3. 効く漫画LPに共通する3つの条件
型が違っても、成果につながる漫画LPには共通する要素があります。
3-1. 冒頭で広告だと悟らせない
漫画LPが読まれる理由は、広告色が薄いからです。1コマ目から商品名やロゴが大きく出ていると、この利点が消えます。冒頭は読者の状況や感情から入るのが原則です。
3-2. 商材の登場を後ろに置く
3コマで構成するなら、商材が出てくるのは2コマ目以降です。1コマ目で商材を出すと通常の広告と同じになります。読者が「自分の話だ」と思ってから商材を出す順序を守ってください。
3-3. セリフを読者の言葉で書く
作り手の言葉で書かれたセリフは、読者に届きません。レビューサイトやSNSで読者が実際に使っている表現を拾い、そのままセリフに使うほうが共感が生まれます。
作り方の手順や制作費については「漫画LPとは?作り方、外注とAI内製の費用の比較も」で解説しています。
4. 選んだ型をどう検証するか

どの型が自社の商材に合うかは、作って配信するまで確定しません。読者の状態は想定でしかなく、実際に配信すると想定と違う反応が返ってくることがあります。
そこで必要になるのが、型違いを並行して試すことと、どのコマで離脱したかを見ることです。漫画は絵とセリフとコマ割りが一体になっているため、通常のLPより原因を特定しづらくなります。
LP最適化プラットフォームのSquad beyondは、Versionを作成して型違いのパターンをA/Bテストできます。離脱ヒートマップを見れば、どのコマで読者が離れたかを確認できるため、冒頭の入り方を変えるべきか、商材の出し方を変えるべきかを切り分けられます。
5. 漫画LPの事例についてよくある質問(FAQ)
Q. 3つの型のうち、どれから試すべきですか?
A. 読者がすでに悩みを自覚しているならビフォーアフター型、商材は知っていても使いこなせるか不安な段階なら体験談型、まだ問題に気づいていないなら問題提起型です。検索広告から流入するなら前者2つ、SNSのフィード広告なら問題提起型が入りやすくなります。迷う場合は2つ作って配信を分け、実際の反応で判断してください。
Q. ビフォーアフター型は人物と数字のどちらがよいですか?
A. 商材によって分かれます。悩みが感情に紐づく美容・健康・コンプレックス系は人物の変化が効きます。一方、BtoBサービス・教育・投資など意思決定に根拠が必要な商材では、従来の実績と導入後の実績を並べる数字の変化のほうが納得につながります。両方を組み合わせることもできます。
Q. 何コマあれば型として成立しますか?
A. 3コマあれば型が判別できます。1コマでは冒頭の絵しか見えないため、どの型なのかが読者にも伝わりません。「状況の提示」「商材の登場」「変化や結論」の3つが揃うと、短くても流れとして成立します。コマ数を増やす場合も、この3つの役割を軸に追加していくと構成が崩れません。
Q. 他社の漫画LPはどこで見られますか?
A. LPのギャラリーサイトやクラウドソーシングのポートフォリオに実物が集まっています。ただし並んでいるのは完成物だけで、なぜその型を選んだのかまでは分かりません。参考にするときは「どの型か」「商材と読者の状態が何か」を意識して見ると、自社に転用しやすくなります。
6. まとめ
漫画LPの入り方は3つの型に分かれます。
- ビフォーアフター型:悩みを自覚している読者に。人物の変化と数字の変化の2通りがある
- 体験談型:使いこなせるか不安な読者に。使い方がイメージしにくい商材で効く
- 問題提起型:問題に気づいていない読者に。SNS広告で足を止めてもらう場面に向く
型は好みで選ぶものではなく、読者の状態から逆算して決まります。ただし想定が当たるとは限りません。型違いを並行して配信し、どのコマで離脱したかを見ながら詰めていくのが確実です。
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