インフィード広告とは?費用・媒体・成果の出し方まで解説
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インフィード広告は、ニュースアプリやSNSのフィード(投稿の流れ)に、コンテンツとなじむ形で表示される広告です。クリックされやすい一方で、媒体や費用の選び方、そしてクリックされた後のLP設計を誤ると、成果につながりにくい広告でもあります。本記事では、定義や仕組みだけでなく、配信できる主な媒体と費用の考え方、クリックを成果に変えるためのLP設計までを、2026年時点の最新の媒体状況をふまえて解説します。
目次
01|インフィード広告とは

インフィード広告とは、ニュースアプリやSNSのタイムライン上で、記事や投稿といったコンテンツの間に挿入して表示される広告です。「フィード(feed=コンテンツの流れ)の中(in)」に配置されることから、この名前で呼ばれています。
最大の特徴は、周囲のコンテンツと近いデザインで表示されるため、従来のバナー広告に比べて広告だと意識されにくい点です。ユーザーがコンテンツを読む自然な流れの中で目に入るため、警戒されにくく、情報収集中のユーザーにも届きやすいとされています。なお、広告には「広告」「PR」「Sponsored」などの表記が付き、通常のコンテンツと区別できるようになっています。
表示される場所は、主にスマートフォンのニュースアプリやSNSのフィード面です。ユーザーが指でスクロールしながらコンテンツを閲覧する中で、投稿と投稿の間に差し込まれる形で表示されます。フォーマットはテキストと画像の組み合わせのほか、動画にも対応しており、媒体によって使い分けられます。
02|ネイティブ広告・ディスプレイ広告との違い
インフィード広告は「広告の表示形式」を指す言葉で、似た言葉と混同されやすいため、ここで関係を整理します。まずは3つの広告の位置づけを表で確認します。
| 広告の種類 | 定義・位置づけ | 主な表示場所 |
|---|---|---|
| ネイティブ広告 | コンテンツに自然になじむ広告の総称(上位概念) | 媒体内のさまざまな面 |
| インフィード広告 | ネイティブ広告の一種。フィードの中に表示される | ニュースアプリ・SNSのフィード |
| ディスプレイ広告 | 画像・動画広告の総称。配信ネットワーク経由で出稿 | サイト・アプリの広告枠(記事上部・サイドなど) |
ネイティブ広告との関係
ネイティブ広告とは、媒体のコンテンツに自然になじむ形で表示される広告の総称です。インフィード広告は、このネイティブ広告の一種に位置づけられます。ネイティブ広告という大きな枠の中に、フィード面に表示されるインフィード広告がある、という関係です。
ディスプレイ広告との違い
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリの広告枠に表示される画像・動画広告の総称で、表示される場所は記事の上部やサイドなど多岐にわたります。一方インフィード広告は、コンテンツの流れの中に表示される点が異なります。インフィード広告は配信の仕組みとしてディスプレイ広告のネットワークを使って出稿することが多く、両者は対立する概念ではなく、表示位置による分類だと捉えると分かりやすいです。
混同しやすい「イン〇〇広告」
名前が似ている動画系の広告とも区別しておきましょう。
- インリード広告:記事本文の途中に表示される動画広告。スクロールして広告枠が画面に入ると再生されます。
- インストリーム広告:動画コンテンツの再生前・再生中・再生後に流れる動画広告です。
- インバナー広告:ディスプレイ広告のバナー枠の中で再生される動画広告です。
- インスクロール広告:ページをスクロールすると現れ、コンテンツの間に差し込まれる広告です。
このうちインフィード広告は「フィードの中に表示される」点が定義の中心で、動画系の各広告とは表示位置や形式が異なります。
03|配信できる主な媒体
インフィード広告は、多くの運用型広告媒体で配信できます。2026年時点の主な媒体を整理します。媒体ごとに利用者層や得意な配信面が異なるため、商材と相性の良い媒体を選ぶことが重要です。
| 媒体 | 主な配信面 | 特徴 |
|---|---|---|
| LINEヤフー広告 ディスプレイ広告 | LINE・Yahoo! JAPAN など | 2026年に統合。国内最大級のリーチ |
| Meta広告(Facebook・Instagram) | フィード・発見タブ など | 属性・興味関心での細かなターゲティング |
| X(旧Twitter)広告 | タイムライン | 拡散性とリアルタイム性 |
| SmartNews Ads | ニュースフィード | ニュース閲覧層に到達 |
| Gunosy Ads | ニュースフィード | 情報収集中のユーザーに配信 |
| Google(デマンドジェネレーション) | Discover・Gmail・YouTube など | Googleのフィード面に配信 |
| TikTok広告 | おすすめフィード | 縦型動画と若年層への到達 |
特に国内では媒体側の動きが続いています。2026年4月にLINE広告とYahoo!広告のディスプレイ広告が統合され、「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供が始まりました。従来のLINE広告は2026年10月下旬ごろに配信を停止する予定が公表されており、これから出稿する場合は統合後のプラットフォームを前提に設計する必要があります(出典:LINEヤフー for Business「プラットフォーム統合リリースについて」)。
また、Googleでフィード面に配信する場合は、「デマンドジェネレーション(Demand Gen)」キャンペーンを使います。これは旧「ディスカバリー広告」が引き継がれたもので、YouTube・Discover・Gmailなどに配信されます(出典:Google 広告 ヘルプ「デマンド ジェネレーション キャンペーンについて」)。
LINEヤフー広告への移行で押さえるべき実務について詳しく解説している記事、Googleのフィード面への配信について詳しく解説している記事もございますので、あわせてご参照ください。
LINEヤフー広告への移行ガイド|10月配信停止までに進めたい実務
04|費用と課金方式

インフィード広告の費用は、あらかじめ決まった固定金額ではなく、成果に応じて課金される仕組みが一般的です。多くの運用型広告媒体では日単位で予算を設定でき、少額から始めて成果を見ながら調整できます。課金方式は主に次の3つです。
1. クリック課金(CPC)
- 広告がクリックされるごとに費用が発生する方式です。クリックされなければ費用はかからないため、サイトやLPへの誘導を目的とする場合に向いています。
2. インプレッション課金(CPM)
- 広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する方式です。多くの人に見てもらう認知拡大を目的とする場合に使われます。実際に視認された表示のみを対象とする方式(vCPM)もあります。
3. エンゲージメント課金・動画再生課金
- 動画の再生や、いいね・フォローなどの反応が発生したときに課金される方式です。動画フォーマットやSNS上の反応を重視する場合に用いられます。
具体的な単価や最低出稿金額は、媒体や入札の状況によって変動します。最新の費用感は各媒体の公式情報で確認し、はじめは小さな予算でテストしながら、成果の良い配信先やクリエイティブに予算を寄せていくのが基本です。
市場全体の動きとして、日本のインターネット広告費は2025年に4兆459億円となり、総広告費に占める構成比は50.2%と、初めて過半数を超えました(出典:電通「2025年 日本の広告費」)。中でも媒体費ベースで、ソーシャル広告費は1兆3,067億円(前年比118.7%)、ビデオ(動画)広告費は1兆275億円(前年比121.8%)と二桁成長が続いており、フィード面を持つ媒体の存在感が高まっています(出典:電通「2025年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」)。
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05|メリットとデメリット
インフィード広告には、表示形式ならではの長所と、注意すべき短所があります。両方を理解したうえで活用することが大切です。
メリット
- コンテンツになじむため広告だと意識されにくく、情報収集中のユーザーにも見てもらいやすい
- クリックされやすく、商品やサービスをまだ知らない潜在層にもアプローチできる
- テキスト・画像・動画など複数のフォーマットを使い分けられる
デメリット・注意点
- 広告だと気づかれにくい分、関心の薄いユーザーにもクリックされ、費用が無駄になりやすい
- 広告のテキストや画像と、遷移先のLPの内容がずれていると、すぐに離脱される
- 「広告色」が強すぎると、かえってユーザーに不快感を与えることがある
つまりインフィード広告は、クリックされやすい反面、クリックの「質」と遷移先での体験づくりが成果を大きく左右します。次章以降で、その具体策を見ていきます。
06|成果を出す運用のポイント
インフィード広告で成果を出すには、出稿して終わりにせず、クリエイティブ・ターゲティング・改善の3点を継続的に磨くことが欠かせません。
1. ユーザーの関心に沿ったクリエイティブにする
- フィードは情報収集の場であるため、売り込み色の強い表現よりも、ユーザーの悩みや知りたいことに寄り添うテキスト・画像のほうが反応されやすい傾向があります。複数の訴求パターンを用意し、どの切り口が響くかを検証します。
広告クリエイティブの訴求の切り口とABテストの進め方について詳しく解説している記事もございますので、あわせてご参照ください。
訴求軸とは|広告で使える7軸の例とABテストの進め方
2. ターゲティングを適切に設定する
- 関心の薄いユーザーへの無駄な配信を抑えるため、年齢・地域・興味関心などのターゲティングを商材に合わせて設定します。同じユーザーへの過剰な表示を防ぐ表示回数の上限(フリークエンシーキャップ)の調整も有効です。
3. 成果を見ながら改善する
- クリック率やコンバージョン率などの数値を確認し、成果の良いクリエイティブや配信先に予算を寄せていきます。広告とLPの両方でABテストを重ね、少しずつ精度を高めることが成果につながります。
07|遷移先LPで成果が決まる
インフィード広告の成果を最終的に左右するのは、クリックされた後に表示されるランディングページ(LP)です。フィードの中で自然に広告を見たユーザーは、続きを読む感覚で遷移します。そのため、いきなり売り込むLPよりも、読み物として情報を届けながら自然に行動を促す「記事型LP」が相性の良いケースが多くあります。
広告とLPの訴求が一致していること、ファーストビューで「自分に関係がある」と伝わること、申し込みや問い合わせへの導線(CTA)が分かりやすいこと。この3点が、クリックをコンバージョンに変えるための基本です。
コンバージョンにつながるCTAボタンの設計について詳しく解説している記事もございますので、あわせてご参照ください。
成果が出るCTAボタンのデザインとは?効果的な方法と実践ステップ
Squad beyondでLPと広告を一貫して改善する

Squad beyond(スクワッドビヨンド)は、広告の遷移先となるLPの制作から改善までを支援するプラットフォームです。記事型LPの作成やABテスト、コンバージョンの計測などを一つの環境で行えるため、インフィード広告で集めたクリックを成果につなげる工程を効率化できます。広告クリエイティブとLPを地続きで改善できる点が特徴です。
成果につながる記事型LPの型と作り方について詳しく解説している記事もございますので、あわせてご参照ください。
記事LPの成功事例と5つの型|CVRを最大化する作り方を徹底解説
08|インフィード広告についてよくある質問(FAQ)
Q. インフィード広告はいくらから始められますか?
A. 多くの運用型広告媒体では日単位で予算を設定でき、少額から開始できます。
ただし最低出稿金額や課金単価は媒体や入札状況によって異なるため、最新の条件は各媒体の公式情報でご確認ください。まずは小さな予算でテストし、成果を見ながら調整する方法が一般的です。
Q. 個人や小規模な事業でも出稿できますか?
A. 多くの媒体はアカウントを作成すれば出稿でき、事業規模を問わず始められます。
ただし限られた予算で成果を出すには、ターゲットの絞り込みと、遷移先LPの作り込みが重要になります。
Q. インフィード広告とディスプレイ広告はどちらを選ぶべきですか?
A. どちらか一方ではなく、目的で使い分けるのが基本です。
コンテンツの流れの中で自然に見てもらいたい場合はインフィード広告、幅広い面で接触回数を増やしたい場合はディスプレイ広告全体を活用する、といった考え方です。多くの運用型広告では両方を組み合わせて配信できます。
Q. 成果が出ないときは何を見直せばよいですか?
A. まず広告のクリック率と、クリック後のコンバージョン率を分けて確認します。
クリック率が低ければクリエイティブやターゲティングを、クリックはされるのにコンバージョンが少なければ遷移先のLPを見直すと、原因を切り分けやすくなります。
09|まとめ
インフィード広告は、ニュースアプリやSNSのフィードになじむ形で表示され、潜在層にも届きやすい広告です。一方で、関心の薄いユーザーのクリックや、遷移先LPとのずれによる離脱といった注意点もあります。2026年にはLINE広告とYahoo!広告が統合されるなど媒体側の動きも続いており、最新の媒体状況をふまえた設計が欠かせません。
成果を伸ばす鍵は、媒体と費用を商材に合わせて選ぶことに加え、クリックされた後のLP、とりわけ記事型LPの作り込みにあります。広告とLPを一体で改善していくことで、集めたクリックを着実にコンバージョンへつなげられます。
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