FigmaでLPは作れる?公開方法と広告運用の注意点
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Figmaでデザインしたものを、そのままLPとして公開したいと考える方は多いと思います。FigmaでLPは作れます。 Figma Sitesを使えば、デザインを書き出してコーディングし直さなくても、そのままWebサイトとして公開できます。
ただし、Figma Sitesは2026年10月時点でもベータ版で、広告のLPとして運用するには注意点があります。特に、計測タグをページごとに入れられない点は、広告運用者にとって大きな違いになります。
この記事では、Figma SitesでLPを公開するまでの流れと、広告運用で詰まりやすい点を、Figmaの公式ヘルプをもとに整理します。
\LPの制作から検証まで、ひとつの画面で/
- ・10日間、有料プランの機能を無料でお試しいただけます
- ・LP制作からA/Bテスト、効果測定までワンストップ
目次
1. FigmaでLPは作れる?できることの範囲
1-1. Figma Sitesを使えば、デザインをそのまま公開できる
Figmaの公式ヘルプ「Figma Sitesを探る」によると、Figma SitesはConfig 2025でオープンベータとしてリリースされ、すべての有料プランで利用できます。スタータープラン(無料)向けには、限定的な体験版が近日提供予定とされています。
できることは、Figma Designとほぼ同じ感覚でのページ作りです。
- Figma Designで作ったデザインを、コピーと貼り付けでWebページにする
- ランディングページやヘッダー、フッターなどの既成のブロックを並べる
- 画面幅ごとにレイアウトを変える(ブレークポイント)
- ホバーやスクロールのアニメーションを付ける
1-2. Figma Sitesで問題なくできること
ページ単位で設定できる項目もあります。Webサイトの設定に関するヘルプ(英語版)によると、タイトル、メタディスクリプション、SNSで共有したときの画像、検索結果に出すかどうかは、サイト全体とページごとの両方で設定できます。
キャンペーンの告知ページや、デザインを見せることが目的のLPなら、Figma Sitesだけで十分に作れます。
2. Figma SitesでLPを公開する手順
2-1. 公開する前にサイトの設定を確認する
左のナビゲーションバーの設定アイコンから「General」を開き、タイトルやメタディスクリプションを入れておきます。広告から人を流すページなら、検索結果への掲載を外す設定もここで決めます。
2-2. 公開する
公開に関するヘルプ(英語版)によると、左のナビゲーションバーのファイルアイコンを開き、左のサイドバーの「Publish」から公開します。公開できるのは有料プランで、Educationプランは1サイトまでです。
公開すると、ランダムに作られたfigma.siteのサブドメインでサイトが見られるようになります。このサブドメインは後から変えられません。
注意したいのは、キャンバス上にあるWebページはすべて公開に含まれることです。ベータ期間中は、公開の準備ができていないページを別のファイルに移しておくよう案内されています。テスト用に作った別案のページを同じファイルに残したまま公開すると、そのページも公開されてしまいます。
2-3. 独自ドメインをつなぐ
カスタムドメインに関するヘルプによると、有料プランでは自社で持っているドメインをつなげます。つなげる数はプランで決まります。
| プラン | つなげるカスタムドメインの数 |
|---|---|
| プロフェッショナル | 10個 |
| ビジネス | 無制限 |
| エンタープライズ | 無制限 |
カスタムドメインは2025年までは無料とされ、制限は今後変わる可能性があると書かれています。ドメインはレジストラで先に購入し、Figma側の手順に沿ってDNSの設定を変えます。
3. Figma Sitesで作ったLPが広告運用で詰まる点
3-1. 計測タグはサイト全体にしか入れられない
Webサイトの設定のヘルプにある表では、Google AnalyticsとCustom code(自由にコードを入れる欄)はサイト全体だけに設定でき、ページ単位では設定できません。
広告のコンバージョンタグは、申込完了ページだけに入れたいことがよくあります。サイト全体にしか入れられないと、すべてのページでコンバージョンが発火してしまうおそれがあります。
- 症状:Figma SitesでLPと申込完了ページを1つのサイトとして公開し、Meta広告のコンバージョンタグをCustom codeに入れました。翌日、広告の管理画面でLPを見ただけの人までコンバージョンとして数えられ、獲得単価が実態より大きく下がって見えていました。予算配分の判断を、その数字のまま進めてしまいました。
- 原因:Custom codeがサイト全体にしか設定できないためです。申込完了ページだけで発火させるつもりのタグが、LPを含むすべてのページで読み込まれていました。ページごとに入れ分けられる前提で設定すると、こうしたずれが起きます。
- 対策:コンバージョンの計測は、タグの発火条件をURLで絞れる仕組み(タグマネージャーなど)を使って、申込完了ページのURLのときだけ動くようにします。または、申込完了ページをFigma Sitesの外に置き、そちらにだけコンバージョンタグを入れます。
- 回避策:広告を出す前に、テスト用のアクセスでLPを開き、広告の管理画面でコンバージョンが増えていないかを確かめます。LPを見ただけでコンバージョンが増えたら、タグの発火条件を見直してから配信を始めます。
3-2. Cookie同意バナーで広告ピクセルが止まることがある
Figma SitesにはCookie同意バナーの機能があります。Cookie同意バナーのヘルプ(英語版)によると、広告ピクセルのようなマーケティング用のCookieを訪問者が拒否すると、関連するピクセルや一部の埋め込みが読み込まれなくなります。
バナーが表示されるのは、同意が必要な地域からの訪問者です。海外にも配信するLPでは、計測の数字が実際より少なく出る原因になりえます。
3-3. ABテストや配信の出し分けの設定はない
Webサイトの設定の項目に並んでいるのは、タイトルやメタディスクリプション、Google Analytics、Custom codeなどです。複数のパターンを出し分けて比べる設定や、流入元ごとにページを変える設定は含まれていません。
別案を試したいときは、別のページを作って広告のリンク先を分けることになります。その場合も、2-2で触れたとおり、同じファイルにあるページはすべて公開される点に気をつけてください。
4. Figma Sitesで足りるLP・別のツールが要るLP
| こんなLPなら | 判断 |
|---|---|
| デザインを見せることが目的のブランドサイトや告知ページ | Figma Sitesで足りる |
| コンバージョンを1種類だけ測る、広告をあまり回さないLP | 計測の発火条件を工夫すれば足りる |
| 訴求を変えた複数のパターンを並行で配信して比べたいLP | 別のツールが要る |
| 申込完了ページごとに別のタグを入れ分けたいLP | 別のツールが要る |
デザインはFigmaで作り、広告を回すLPは運用向けのツールで公開する、という分け方もできます。
5. 10月の新機能|コードレイヤーとFigma Specs
2026年10月14日〜15日のConfig India 2026で、Figmaはいくつかの新機能を発表しました。発表のまとめ(英語版)によると、主なものは次のとおりです。
| 機能 | 状態 | 対象 |
|---|---|---|
| コードレイヤー(キャンバス上に動くコードを置く) | オープンベータ | 全プランに順次 |
| Figma Specs(デザインのルールを書いておく機能) | オープンベータ | プロフェッショナル・オーガニゼーション・エンタープライズ |
| MCPの改善 | 提供中 | 全プラン |
コードレイヤーはAIクレジットを使いますが、有料プランでは2026年11月4日まで無料で作成・編集できるとされています。LPの動きのある部分を試作するときに使えます。
6. LPの制作と運用を1つの環境で行う「Squad beyond」
ここまで見てきたとおり、Figma Sitesはデザインを素早く公開するには向いていますが、ページごとの計測やパターンの比較は苦手です。
Squad beyondは、広告のLPを作って運用するためのツールです。LPを複製して訴求を変えたパターンを並行で配信し、ページごとにコンバージョンを比べられます。Figmaから書き出した画像をアップロードして、LPの素材として使うこともできます(出典:画像/動画をアップロードする|Squad beyond FAQ)。
ほかのツールとの違いはLP作成ツール比較で、Canvaで作る場合はCanvaでLPは作れる?作り方と広告運用での限界で扱っています。
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7. FigmaでのLP制作についてよくある質問(FAQ)
Q. Figma Sitesは無料で使えますか?
公開まで無料ではできません。Figmaの公式ヘルプによると、Figma Sitesはすべての有料プランで利用でき、サイトの公開も有料プランが対象です。スタータープラン(無料)向けには、限定的な体験版が近日提供予定とされています。Educationプランでは1サイトまで公開できます。独自ドメインをつなぐ場合も有料プランが必要で、プロフェッショナルは10個、ビジネスとエンタープライズは無制限です。
Q. Figma Sitesで作ったLPに広告のタグは入れられますか?
入れられますが、サイト全体にしか入れられません。Webサイトの設定でGoogle AnalyticsとCustom codeを設定できるのは、サイト全体だけです。申込完了ページだけでコンバージョンを計測したい場合は、タグマネージャーなどで発火条件をURLで絞るか、申込完了ページを別の場所に置く必要があります。設定のあとは、テスト用のアクセスでLPを開き、コンバージョンが増えていないかを確かめてから配信してください。
Q. Figma Sitesで作ったLPでABテストはできますか?
Figma Sitesのサイト設定には、パターンを出し分けて比べる設定はありません。別案を試すなら、別のページを作って広告のリンク先を分けることになります。同じファイルにあるページはすべて公開されるので、テスト用のページの扱いにも注意が要ります。複数のパターンを並行で配信して比べたいなら、Squad beyondのようにLPを複製して出し分け、ページごとにコンバージョンを比べられるツールを使うと手間が減ります。
Q. Figma Sitesはまだベータ版ですか?
2026年10月16日時点で、Figmaの製品ページにはFigma Sitesに「ベータ版」の表示があり、公式ヘルプでもConfig 2025でオープンベータとしてリリースされたと案内されています。ベータ期間中は、公開の準備ができていないページを別のファイルに移すよう推奨されています。広告で使うLPを公開する前に、公開に含まれるページを必ず確かめてください。
8. まとめ
FigmaでLPは作れます。Figma Sitesを使えば、Figma Designのデザインをコピーして、そのままWebサイトとして公開でき、有料プランなら独自ドメインもつなげます。
ただし、広告のLPとして運用するには注意点があります。Google AnalyticsとCustom codeはサイト全体にしか設定できず、ページごとにコンバージョンタグを入れ分けられません。キャンバス上のページはすべて公開されるので、テスト用のページの扱いにも気をつけてください。
デザインの公開はFigma Sites、広告で回すLPは運用向けのツール、と役割を分けると、計測のずれを避けやすくなります。
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