CanvaでLPは作れる?作り方と広告運用での限界

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CanvaでLPは作れる?作り方と広告運用での限界

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「LPを作りたいが、制作会社に頼む予算はない」。そう考えたとき、まず候補に挙がるのがCanvaではないでしょうか。

結論から言うと、CanvaでLPは作れます。テンプレートを選んで文字と画像を差し替えれば、その日のうちに公開までたどり着けます。

ただし、そのLPを広告のリンク先として運用し始めた瞬間に、詰まる場面が出てきます。計測、ABテスト、出し分け。どれもCanvaが想定していない使い方だからです。

この記事では、Canvaでの作り方を手順で示したうえで、どこまでCanvaで完結できて、どこから別のツールが必要になるかを整理します。「とりあえず作る」で終わらせず、運用まで見通した判断ができる状態を目指します。

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1. CanvaでLPは作れる?できることの範囲

CanvaでLPが作れるかを検証するイメージ

1-1. Canvaの「Webサイト」機能でLPが公開できる

Canvaには「Webサイト」という公開機能があり、作成したデザインをそのままWebページとして公開できます。LP専用の機能ではありませんが、1枚の縦長デザインを作って公開すれば、実質的にLPになります。

必要なものはCanvaのアカウントだけです。HTMLやCSSの知識は要りません。テンプレートを選び、文字と画像を差し替え、公開ボタンを押す。この3ステップで、ブラウザで開けるページができます。

無料プランでも公開自体は可能です。Canvaは公式に「無料プランでもWebサイト機能は利用可能」と説明しており、その場合は `https://〜.my.canva.site` というCanvaのサブドメインでの公開になります。

独自ドメインを使う場合は有料プラン(Canvaプロ)が必要です。Canva上でドメインを検索・購入して接続する方法と、すでに他社で取得済みのドメインをDNS設定で接続する方法の2通りがあります。

なお、サブドメインでの公開についてはCanva自身が「SEO対策を意識するならやや不利」と注意を促しています(出典:Canva「【初心者向け】ドメインとは?」)。

1-2. Canvaで問題なくできること

実務で使ってみて、Canvaで不足を感じにくいのは次の範囲です。

  • デザインの見た目を整える:テンプレートが豊富で、配色やフォントの組み合わせも用意されています。デザイナーがいなくても破綻しません
  • スマートフォン表示への対応:PC用に作ったデザインから、スマートフォン用のレイアウトを自動で生成できます
  • 画像・図版の作成:LPに載せる画像をCanva内で作れるため、別ツールを行き来する必要がありません
  • フォームの設置:外部のフォームサービスを埋め込めます
  • 公開までのスピード:テンプレートから始めれば、数時間で公開できます

短期のキャンペーン告知、セミナー申込ページ、社内向けの案内ページ。こうした「作って、期間が終われば役目を終える」ページなら、Canvaで十分です。

2. CanvaでLPを作る手順【5ステップ】

CanvaでLPを作る手順を解説するイメージ

Step1. テンプレートを選ぶ

Canvaにログインし、検索窓で「ランディングページ」または「Webサイト」と検索します。縦長の1枚構成のテンプレートを選んでください。

このとき、完成形に近いものより、構成が近いものを選ぶほうが結果的に早く進みます。色やフォントは後から変えられますが、セクションの並び順を組み替える作業は手間がかかるためです。

Step2. 構成を決めてからセクションを並べる

テンプレートをそのまま埋めるのではなく、先に構成を決めます。LPの基本的な並びは次のとおりです。

  1. ファーストビュー(何のページか・誰向けか・得られるもの)
  2. 共感(読み手が抱えている課題)
  3. 解決策の提示
  4. 根拠(実績・データ・事例)
  5. よくある質問
  6. CTA(申し込み・問い合わせ)

この順で並べてから、テンプレートのセクションを増減させてください。

Step3. 文字と画像を差し替える

テンプレートの文字を自社の内容に置き換えます。画像はCanvaの素材ライブラリから選ぶか、自社の写真をアップロードします。

注意点として、素材ライブラリの写真は他社も使っています。競合と同じ写真が並ぶことは珍しくありません。商品写真や実際の利用シーンなど、自社でしか用意できない画像を1枚でも入れると印象が変わります。

Step4. スマートフォン表示を確認する

Canvaの編集画面でスマートフォン用の表示に切り替え、レイアウトが崩れていないか確認します。PCで整えたデザインは、スマートフォンでは文字が小さくなりすぎたり、画像が見切れたりします。

広告からの流入はスマートフォンが大半を占めるため、スマートフォン表示のほうを基準に調整するのが実務的です。

Step5. 公開する

「公開」ボタンからWebサイトとして公開します。独自ドメインを使う場合はCanva Proが必要です。

公開後もCanvaの編集画面から修正でき、保存すれば公開ページに反映されます。

3. Canvaで作ったLPが広告運用で詰まる4つの点

CanvaでLPを広告運用する際の注意点

ここからが本題です。Canvaで作ったLPを広告のリンク先にした場合に起きる問題を挙げます。

3-1. 計測タグを自由に入れられない

最も大きい制約です。広告を配信するなら、コンバージョンを計測するためのタグ(Google広告のコンバージョンタグ、Metaピクセル、GA4など)をページに設置する必要があります。

Canvaでは、ページのHTMLを直接編集する手段が用意されていません。そのため、タグマネージャーを埋め込んで自由に計測を組む、といった運用ができません。

計測ができないと、どの広告からCVが出たのか分からなくなります。「配信はできるが、成果が測れない」という状態です。この状態で予算を増やす判断はできません。

計測が崩れたときに何が起きるかはGA4でコンバージョンが計測されない原因とは?|解決方法を紹介で扱っています。

3-2. ABテストができない

広告運用でLPの成果を上げる基本は、複数パターンを同時に配信して比較することです。ファーストビューの画像、キャッチコピー、CTAの文言。ひとつずつ検証して積み上げます。

Canvaには、同じURLで複数パターンを出し分ける仕組みがありません。別々のページとして作り、広告側でリンク先を分けることは可能ですが、配信量が偏ると比較になりません。

比較に必要なサンプル数の考え方はABテストの有意差とは?判定方法と必要なサンプル数にまとめています。

3-3. 流入元による出し分けができない

同じLPでも、検索広告から来た人とSNS広告から来た人では、知っている情報量が違います。流入元に応じてファーストビューの訴求を変えられると成果は上がりますが、Canvaにはその機能がありません。

1本のLPを全員に見せることになります。商材がひとつで訴求も1パターンなら問題ありませんが、複数の切り口で配信するなら制約になります。

3-4. ページ内のユーザー行動が見えない

改善するには、どこまで読まれてどこで離脱したかを知る必要があります。ヒートマップを入れれば分かりますが、これも計測タグの一種なので3-1と同じ理由で設置できません。

結果として「CVRが低い」ことは分かっても、原因がどのセクションにあるかが特定できません。改善の打ち手が決められない状態です。ヒートマップで何が見えるかはヒートマップ分析とは?LP改善の見方とおすすめツール5選で解説しています。

4. Canvaで完結できる条件・別ツールが必要になる条件

CanvaでLPを完結できる条件と別ツールが必要な条件

3章を踏まえて、判断基準を表にします。

条件Canvaで完結できる別ツールが必要
集客方法自然検索、SNS投稿、名刺・チラシからの誘導広告を配信する
期間短期・単発継続的に運用する
改善サイクル作って終わり数字を見て改善する
パターン数1本で足りる複数を比較したい
計測CV数が分かれば十分広告媒体別に成果を見たい

判断の軸はひとつです。そのLPに広告費を投じるかどうか

広告費を投じないなら、Canvaで問題ありません。デザインの手軽さとスピードは大きな利点です。

広告費を投じるなら、計測できないことが致命傷になります。月の広告費が数万円でも、どの広告が効いているか分からないまま配信を続けるのは無駄が大きくなります。

なお、Canva以外の選択肢を横並びで比べたい場合はLP作成ツール比較13選|無料/有料の機能・料金で選ぶを参照してください。本記事はCanva単体に絞っています。

5. Canvaで作ったLPを運用に載せ替えるときの手順

すでにCanvaでLPを作っていて、これから広告を配信する場合の進め方です。

5-1. デザインはCanvaのまま流用する

Canvaで作ったデザインは資産です。画像として書き出し、運用ツール側に持ち込めば、デザインを作り直す必要はありません。

Canvaの「ダウンロード」からPNGまたはJPGで書き出し、セクションごとに分割して配置します。Canvaを画像作成ツールとして使い続け、公開先だけを変えるという分担です。

5-2. 移行の前に現状の数字を記録する

移行後に「良くなったのか悪くなったのか」を判断するため、移行前のCVRを控えておいてください。基準値がないと比較できなくなります。

5-3. 計測を先に通す

新しい公開先で、まず計測タグを設置してテスト送信まで通します。計測が通ってから広告を配信する順番を守ってください。逆にすると、最初の配信分のデータが取れません。

6. LPの制作と運用を1つの環境で行う「Squad beyond」

LP制作と運用ができるSquad beyondのサービスサイト

Canvaが担うのはデザインまでです。広告運用まで見通すなら、制作と運用が同じ環境にあるツールが必要になります。

Squad beyondは、LPの制作・計測・改善を1つの画面で行うデジタルマーケティングプラットフォームです。3章で挙げた4つの制約に対して、それぞれ次のように対応します。

  • 計測タグを自由に設置できる:各広告媒体のタグやタグマネージャーを設置でき、どの広告からCVが出たかを媒体別に追えます
  • 同じURLのままABテストができる:1つのページに複数バージョンを持たせ、配信を自動で振り分けて比較します。勝ったバージョンへの寄せ方も設定できます
  • 流入元による出し分けができる:広告媒体やパラメータに応じて、表示するバージョンを切り替えられます
  • ヒートマップで行動が見える:どこまで読まれ、どこで離脱したかをページ上で確認できます。改善すべきセクションが特定できます
  • 1500種類以上のWidget:比較表、アンケート、診断など、CVRを上げるパーツをクリックで設置できます

デザインはCanvaで作り、公開と運用はSquad beyondで行う、という組み合わせも可能です。

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7. CanvaでのLP制作についてよくある質問

Q. CanvaでLPは無料で作れますか?

作成と公開までは無料プランでも可能です。Canvaも公式に「無料プランでもWebサイト機能は利用可能」と説明しています。ただしその場合はCanvaのサブドメイン(`〜.my.canva.site`)での公開になり、独自ドメインを接続するには有料プラン(Canvaプロ)が必要です。サブドメインについてはCanva自身が「SEO対策を意識するならやや不利」と注意を促しており、広告のリンク先として使う場合も信頼性の面で不利に働くことがあります。また無料プランでは使える素材やテンプレートに制限があります。

Q. CanvaでLPはいくつまで作れますか?

公開できる本数の上限はプランや時期によって変わるため、最新の条件はCanva公式でご確認ください。ただし広告運用の観点では、本数の上限より先に別の制約に当たります。ABテストでは「1本のLPに複数バージョンを持たせて同じURLで出し分ける」持ち方が必要ですが、Canvaにはその仕組みがありません。別ページとして複製して広告側でリンク先を分ける方法は取れますが、配信量が偏ると比較になりません。

Q. CanvaのLPに広告のコンバージョンタグは設置できますか?

ページのHTMLを直接編集する手段が用意されていないため、任意のタグを自由に設置することはできません。これがCanvaを広告のリンク先として使う際の最大の制約です。コンバージョンが計測できないと、どの広告が成果につながったか分からないまま配信を続けることになります。広告を配信する予定があるなら、計測ができる環境で公開することを先に決めてください。

Q. Canvaで作ったLPはSEOに強いですか?

タイトルタグやメタディスクリプションなど基本的な設定は可能ですが、構造化データの追加や細かなHTML制御はできません。自然検索からの集客を主軸にするなら、この点は制約になります。ただしLPは本来、広告や外部からの誘導を受ける前提のページです。自然検索で集客したい場合は、LPではなく記事コンテンツを別に用意し、そこからLPへ送る設計のほうが噛み合います。

8. まとめ

CanvaでLPは作れます。テンプレートが豊富で、デザインの知識がなくても見栄えのするページが短時間で公開できます。

制約が出るのは、そのLPに広告費を投じ始めたときです。計測タグが入れられず、ABテストができず、流入元による出し分けもできない。結果として「配信はできるが、成果が測れず、改善もできない」状態になります。

判断の軸は「広告を配信するかどうか」です。配信しないならCanvaで十分。配信するなら、計測できる環境で公開してください。

すでにCanvaで作っている場合も、デザインは画像として流用できます。作り直しは不要です。移行前にCVRを記録し、計測を通してから配信する。この順番だけ守ってください。

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