TikTok広告の出し方と費用|広告マネージャーの手順

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TikTok広告の出し方と費用|広告マネージャーの手順

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「TikTokに広告を出したいが、どこから始めればいいか分からない」「最低いくらかかるのか知りたい」。TikTok広告を検討するときに、最初につまずくのはこの2つではないでしょうか。

TikTok広告の出し方は、アプリから投稿を宣伝する「プロモート」と、TikTok広告マネージャーから出す方法の2通りです。購入や申込を成果として数えて配信を最適化したいなら、広告マネージャーを使います。最低予算は公式ヘルプで米ドルで決められていて、キャンペーンは50米ドル、広告セットは1日20米ドルです。

この記事では、TikTok公式ヘルプの原文をもとに、広告マネージャーでのアカウント開設から審査までの手順、費用の決まり方、審査で止まらないランディングページの条件をまとめます。読み終えたときに、どちらの方法で、いくらから始めるかが決まっている状態を目指します。

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1. TikTok広告の出し方は2通り|プロモートと広告マネージャー

TikTokによると、国内の月間利用者数は4,950万人です(2026年5月末時点・TikTokとTikTok Liteの合計で重複を除く。出典:TikTok for Business 公式ブログ)。この利用者に広告を届ける方法は、次の2つです。

プロモート広告マネージャー
どこから出すかTikTokアプリブラウザの管理画面(TikTok広告マネージャー)
何を宣伝するか自分のアカウントの動画やLIVE動画・画像の広告。外部サイトへの誘導も
向いている使い方伸びている投稿をもっと届けたい購入・申込などの成果を計測して最適化したい
条件18歳以上広告アカウントの開設と承認

プロモートは、アプリ内で数タップで動画やLIVEをブーストできるツールで、利用には18歳以上である必要があります(出典:プロモートについて|TikTok広告マネージャー)。プロモートは、条件を満たせば後から広告マネージャーに統合できます(出典:プロモートと広告マネージャーの統合)。

外部のLPに誘導して、申込や購入をCVとして計測しながら配信を最適化したい場合は、広告マネージャーを使います。この記事では、以降は広告マネージャーでの出し方を中心に説明します。

2. 広告マネージャーでTikTok広告を出す手順

広告マネージャーで広告を出すまでの流れは、次の6段階です。

  1. 広告アカウントを開設する
  2. 支払い方法を登録する
  3. ピクセルを設置する
  4. キャンペーンを作る
  5. 広告セットを設定する
  6. 広告を作って審査に出す

2-1. 広告アカウントを開設する|後から変えられない4項目に注意

アカウントは、メールアドレスまたは電話番号とパスワードで登録し、届いた認証コードで確認します。広告主アカウントを作るときには、国または地域、業種、法人名(企業名)、タイムゾーン、電話番号、通貨を入力します。企業名が実際の会社名と一致しない場合、アカウントが承認されないことがあるとされています(出典:TikTok広告マネージャーアカウントを作成する)。

注意したいのは、作成後はタイムゾーン、地域、企業名、通貨を自分で編集できないことです。変更が必要になった場合は、カスタマーサポートへの連絡になります(出典:アカウント設定に関するよくある質問)。通貨を米ドルで作ってしまうと、後から日本円に変えられません。入力前に社内で決めておきましょう。

作成したアカウントは自動で審査に入り、承認されるまで広告は配信できません。公式ヘルプでは、ほとんどのアカウント審査は24時間以内に完了するとされています。また、承認には公式ウェブサイトが必要で、InstagramなどのSNSのプロフィールは代わりになりません(出典:アカウントの承認に関するよくある質問)。

2-2. 支払い方法を登録する|自動払いにすると手動払いに戻せない

請求の方法は、手動払い(前払い)・自動払い・月次請求(対象の企業のみ)の3つです(出典:TikTok広告の請求オプション)。請求先が日本の場合に使える支払い方法は、公式ヘルプで次のように示されています(出典:アジア太平洋(APAC)対応の支払い方法)。

請求の方法通貨支払い方法
手動払い(前払い)日本円カード決済、PayPal、LinePay、銀行振込
自動払い日本円・米ドルカード決済、PayPal
月次請求(クレジットライン)日本円銀行振込、カード決済、PayPal、LinePay

自動払いは、請求額のしきい値に達したときか、毎週の請求日のどちらか早いほうで自動的に請求されます(出典:自動支払いについて)。一度自動払いにすると、手動払いには戻せません。変更できるのは、手動払いから自動払い、手動払いから月次請求、自動払いから月次請求の3方向だけです(出典:TikTok広告の請求オプション)。

手動払いの場合、アカウントの残高には、チャージした金額から消化した金額と消費税を差し引いた額が表示されます。公式ヘルプでは、契約内容によっては消費税が発生しないこともあるとされています(出典:アカウント残高と税金の差し引き)。

2-3. ピクセルを設置する|CVを目的にするなら配信前に

TikTok Pixelは、サイトに設置するコードで、サイト上のイベント(購入や申込など)をTikTokと共有するためのものです(出典:TikTok Pixelについて)。ウェブサイトでのコンバージョンを目的にした広告には、ピクセルまたはイベントAPIの設定が必要で、公式は両方の併用を推奨しています(出典:イベントAPIについて)。

ピクセルは、広告マネージャーの[ツール]から[イベント](イベントマネージャー)を開いて作成します(出典:TikTokイベントマネージャーについて)。ウェブサイトでのコンバージョンを目的にする場合は、キャンペーンを作る前にピクセルを用意しておくと、設定の途中で止まりません。

2-4. キャンペーンを作る|3つの階層と広告目的

TikTok広告は、キャンペーン、広告セット、広告の3つの階層でできています。キャンペーンの種類は、手動、検索連動型、Smart+(自動化されたキャンペーン)から選びます(出典:キャンペーンを作成する)。

階層決めること
キャンペーン広告の目的、キャンペーンの種類、キャンペーン全体の予算
広告セット配置(どこに出すか)、ターゲティング、予算とスケジュール、入札と最適化
広告表示名、動画・画像、テキスト、遷移先URL

広告の目的は、3つのカテゴリーに分かれています(出典:適切な広告目的を選ぶ)。

  • ブランド認知:リーチ
  • 購買検討:トラフィック、動画視聴数、コミュニティインタラクション、Branded Mission
  • コンバージョン:アプリプロモーション、リードジェネレーション、販売

LPでの申込や購入を増やしたいなら、コンバージョンのカテゴリーから選び、2-3のピクセルを紐づけます。

2-5. 広告セットを設定する|配置・ターゲティング・予算・入札

広告セットでは、配置、ターゲティング、予算とスケジュール、入札と最適化を設定します。1つのキャンペーンに作れる広告セットは最大999個です(出典:広告セットを作成する)。

配置で知っておきたいのは、日本特有の点が2つあることです。

  • TikTok Liteへの配置を選べるのは日本と韓国だけです(出典:TikTokのプレースメント)。
  • 日本と韓国では、TikTok向けに作ったキャンペーンもTikTok Liteに表示されることがあり、広告マネージャーでは制御できません。レポートも合算されます(出典:日本と韓国のTikTok Liteについて)。

また、TikTok Ad Network(旧TikTok Pangle)への配置は、広告セットを作った後で変更できません(出典:TikTok Ad Networkのプレースメント)。外部アプリにも出すかどうかは、作成前に決めておく必要があります。配信面としての違いはTikTok Ad Network|Pangleと何が違うかで整理しています。

ターゲティングは、同じ項目の中で複数を選ぶと「または(OR)」、異なる項目どうしは「かつ(AND)」で組み合わされます(出典:ターゲティングについて)。たとえば年齢を2つ選ぶとどちらかに当てはまる人、年齢と地域を選ぶと両方に当てはまる人が対象です。

予算と入札は、次の章でまとめて説明します。

2-6. 広告を作って審査に出す|表示名はサイトと一致させる

広告では、表示名、動画または画像、テキスト、遷移先URLを設定します。1つの広告セットに作れる広告は最大50個で、画像と動画に対応しています。表示名は、宣伝するサイトやアプリのブランド・商品・企業名と一致している必要があります(出典:広告を作成する)。

投稿済みの動画をそのまま広告に使うSpark Adsという形式もあります。Spark Adsでは、広告についたエンゲージメントが元の投稿に帰属し、許可を得れば他のクリエイターの投稿も使えます(出典:Spark Adsについて)。投稿の利用を許可するときの権限の設定は、TikTok広告カスタムアイデンティティ廃止|例外5つと連携手順で手順を解説しています。

作った広告は審査に入ります。公式ヘルプでは、審査は通常24時間以内に完了し、人による審査も行われます。配信中の広告を編集すると、再び審査に入ります(出典:広告審査に関するよくある質問)。

3. TikTok広告の費用|最低予算と課金のしくみ

3-1. 最低予算はキャンペーン50米ドル・広告セット1日20米ドル

TikTok広告マネージャーには、キャンペーンと広告セットの両方に最低予算があります。公式ヘルプは、金額を米ドルで示しています(出典:TikTok広告マネージャーでの広告予算について)。

日予算通算予算
キャンペーン50米ドル以上50米ドル以上
広告セット20米ドル以上20米ドル×配信日数以上

広告セットを通算予算にする場合は、1日20米ドルに配信日数を掛けた額が最低です。公式の例では、31日間配信する広告セットは20米ドル×31=620米ドル以上が必要です。

日本円で「1日いくらから」という金額は、公式ヘルプには書かれていません。日本円のアカウントで設定するときは、管理画面に表示される最低額を確認してください。

3-2. 予算は「種類」を後から変えられない

予算には、1日あたりの平均額を決める日予算と、期間中の合計額を決める通算予算があります。配信が始まった後でも金額は変えられますが、日予算と通算予算の切り替えはできません(出典:TikTok広告マネージャーでの広告予算について)。また、キャンペーンで日予算を選んだ場合は、広告セットも日予算にする必要があります(出典:日予算について)。

予算を増やすときの目安も公式に示されています。学習期間中は1回の増額を40%まで、学習期間を終えた後は30%までに抑え、2日以内に何度も調整しないよう案内されています(出典:同上)。

3-3. 入札方法は4つ、入札タイプは2つ

TikTok広告の入札方法は、CPM(1,000回表示あたり)、oCPM(最適化CPM)、CPV(動画の視聴あたり。6秒以上の視聴などで課金)、CPC(クリックあたり)の4つです(出典:入札方法について)。入札タイプは、成果1件あたりの単価を指定する「目標成果単価」と、予算内で成果を最大にする「成果の最大化」の2種類から選びます(出典:入札戦略について)。

クリック単価や表示単価の相場は、公式には示されていません。業種・時期・目的・入札タイプで変わるため、最低予算で配信して自社の実績値を取るところから始めるのが確実です。入札タイプの選び方や学習期間の考え方は、TikTok広告運用のポイント:CVR改善と工数削減の2026最新ガイドの第4章で扱っています。

3-4. 予約型の広告は別枠で、条件を満たす広告主だけ

ここまでの説明は、オークションで配信される運用型の広告です。これとは別に、TopViewや、固定のCPMで事前に予約するReach & Frequencyといった予約型の買い方があります。TopViewは条件を満たす広告主だけが利用でき、最低支出額は市場によって異なるとされています(出典:TopViewについて、Reach & Frequencyについて)。予約型の金額は公式ヘルプに書かれていないため、検討する場合は営業担当への問い合わせになります。

4. 審査で止まらないランディングページの条件

TikTok広告は、広告そのものだけでなく遷移先のランディングページも審査の対象です。アカウント審査の段階でも、プロモーションリンクが拒否される理由として、次のような例が挙げられています(出典:アカウントの承認に関するよくある質問)。

  • 機能していないランディングページに誘導している
  • ランディングページがモバイル端末に最適化されていない
  • 禁止されている商品が表示される
  • 広告クリエイティブがランディングページの商品・サービスと一致していない
  • ランディングページの言語が、配信対象の国・地域で受け入れられる言語と一致していない
  • プライバシーポリシーが含まれていない
  • サイトの閲覧に、機密性の高い個人情報の送信を求めている

広告ポリシーでは、このほかに、エラーや作成中のページ、ファイルが自動でダウンロードされるページ、閲覧するためにプログラムのダウンロードを求めるページも禁止の例として挙げられています。日本向けの広告で受け入れられる言語は日本語です。ECの広告では、連絡先・企業名・住所・日本円での価格・配送・返品返金・利用規約・プライバシーポリシーなどをページに載せる必要があり、リード獲得の広告ではプライバシーポリシーが必須です(出典:TikTok広告ポリシー|広告フォーマットと機能)。

なお、公式もこれらは網羅的なチェックリストではないとしています。審査で不承認になったときの考え方は、媒体共通の広告審査に通らない原因とは?LP改善のコツとチェックポイントも参考にしてください。

5. 出稿前後につまずく3つのポイント

実際に止まりやすいのはこの3つです。症状・原因・対策・回避策の順に並べます。

5-1. 広告アカウントが承認されない

症状:アカウント情報を入力して送信したのに、承認されず配信を始められない。何度送り直しても結果が変わらない。

原因:プロモーションリンクに、InstagramなどSNSのプロフィールのURLを入れている。公式ヘルプは、公式サイトを運営している場合に限りアカウントを承認できるとしており、SNSのプロフィールは公式サイトの代わりになりません。企業名が実際の会社名と一致していない場合も、承認されないことがあります。

対策:公式ウェブサイトのURLを「http://」または「https://」から正しく入力し直し、アカウント情報を更新して再審査を依頼する。URLを変更すると新しいアカウント審査が自動で始まり、最大24時間かかります。それでも承認されない場合は、公式ヘルプに記載の窓口へ申し立てができます。

回避策:開設の前に、会社の正式名称と、宣伝する商品・サービスに関係する公式サイトのURLを用意しておくこと。広告専用のLPしかない状態で開設しようとすると、ここで止まります。

5-2. 広告のクリック数より、LPのアクセス数が多い

症状:TikTok広告のクリック数に比べて、LP側で計測したアクセス数が多い。配信していないはずのLPにもアクセスがある。

原因:TikTokは、インフィード広告のランディングページを、AndroidとiOSの両方で既定でプリロードします。ユーザーがページを開く前に、TikTokがページの内容を取得して保存するしくみです(出典:ウェブコンテンツのプリロード用にサイトを最適化する)。公式は、プリロードによるトラフィックの増加は1日あたり10件程度とし、プリフェッチではサーバーへのリクエスト数がクリック数より多くなると説明しています(出典:ウェブコンテンツのプリロードについて、プリフェッチランディングページについて)。

対策:計測ツールで、公式ヘルプに記載されたUser-Agentを条件にプリロードのトラフィックを除外する。プリロードによるトラフィックに費用は請求されません。プリロードをオフにしたい場合は、営業担当かカスタマーサポートへの連絡になります。

回避策:TikTok広告のLPは、広告のクリック数とLPのアクセス数がずれる前提で数字を見ること。CVRをLPのアクセス数で割るのか、広告のクリック数で割るのかを、配信前に決めておくと判断がぶれません。

5-3. 配信を止めたはずの版のLPが表示され続ける

症状:LPの古い版の配信をやめたのに、その版にアクセスやCVが計上され続ける。

原因:Squad beyondのFAQでは、TikTokの仕様により過去のキャッシュが配信される例が報告されています。一度でも審査や配信をした版は、配信割合を0にしてもキャッシュで表示され、レポートにPV・クリック・CVが反映されることがあります。Squad beyond以外のツールでも同じ事象が確認されています(出典:TikTok広告の仕様による配信制限について|Squad beyond FAQ)。

対策:表示させたくない版は、配信割合を0にするだけでなく、アーカイブするかドメインを変更して表示されないようにする(出典:配信していないページ経由でCVが発生している|Squad beyond FAQ)。キャッシュの期間は広告媒体の担当者への確認になります。

回避策:TikTok広告でLPのABテストをする場合は、止めた版のデータが一定期間混ざる前提で期間を決めること。審査に出した版は残り続けると考えて、テストの開始と終了の日付を記録しておくと、後から数字を読み違えません。

6. Squad beyondでTikTok広告の遷移先を検証する

TikTok広告では、広告側の数字だけでなく、遷移先のLPで成果が出ているかを同じ画面で見られると、どこを直すべきかを判断しやすくなります。Squad beyondでは、次の機能でTikTok広告とLPの数字をつなげられます。

6-1. 配信金額をSquad beyondのレポートに取り込む

TikTok広告連携を設定すると、TikTokの配信金額をSquad beyondのレポートに反映できます。2026年9月10日の更新で、Smart+を使っている場合も配信金額を取得できるようになりました。連携にはTikTok for Business DevelopersでのApp ID・Secret・Auth codeの取得が必要で、配信を始めてから反映まで2〜3時間ほどかかります(出典:TikTok(広告連携機能)|Squad beyond FAQ)。LPごとの費用と成果を並べて見られるので、CPAをLP単位で比べられます。

6-2. Squad beyondのCVをTikTokの管理画面に返す

Squad beyondで計測したCVを、TikTokの管理画面に反映することもできます。イベントマネージャーで作ったピクセルのIDとアクセストークンをSquad beyondのページに入力し、広告の遷移先URLに「ttclid=__CLICKID__」を付けて設定します。クリエイティブごとのパラメータも一緒に付けると、クリエイティブ別のレポートを見られます(出典:TikTokの管理画面にSquad beyondのCVを反映する|Squad beyond FAQ)。

中間ページ(リダイレクトページ)を挟んでいる場合は、TikTokのピクセルタグに発火条件を指定すると、中間ページでのMCVを計測できます(出典:TikTok Adsのタグを中間(リダイレクト)ページに入れてMCVを計測する|Squad beyond FAQ)。

6-3. 成果につながらないアクセスを広告の配信から外す

Squad beyondのムダ広告ストップでは、専用のピクセルを使ってTikTok広告の除外オーディエンスを作れます。ただし、TikTok広告では、オーディエンスの対象ユーザーが1,000件以上にならないと「利用可能」にならず、除外に使えません(出典:ムダ広告ストップのカスタムオーディエンスを作成する_Tiktok|Squad beyond FAQ)。早めにピクセルを設置してデータを貯めておく必要があります。

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7. TikTok広告の出し方と費用についてよくある質問

Q. 個人でもTikTok広告は出せますか?

自分の投稿を宣伝するだけなら、アプリのプロモートを使えます。利用には18歳以上である必要があります。一方、広告マネージャーは、開設時に法人名(企業名)を入力し、承認には公式ウェブサイトが必要とされています。法人でない個人や個人事業主が広告マネージャーで出稿できるかについて、公式ヘルプは明確に書いていません。外部のサイトに誘導する広告を出したい場合は、事業の公式サイトを用意したうえで、開設時の画面とカスタマーサポートで確認してください。

Q. TikTok広告はいくらから出せますか?

広告マネージャーの最低予算は、キャンペーンが50米ドル、広告セットが1日20米ドルです。広告セットを通算予算にする場合は、20米ドルに配信日数を掛けた額が最低になります。日本円での最低額は公式ヘルプに書かれていないため、日本円のアカウントでは管理画面の表示で確認してください。予約型のTopViewなどは別枠で、最低支出額は市場によって異なるとされています。

Q. 広告の審査にはどのくらい時間がかかりますか?

公式ヘルプでは、広告の審査は通常24時間以内に完了するとされています。アカウントの審査も、ほとんどが24時間以内です。配信中の広告を編集すると再審査になるため、細かい修正を何度も入れると、その都度配信が止まる可能性があります。LPの改善を広告の編集と切り離しておくと、広告を再審査に出さずにLP側の検証を進められます。Squad beyondでは、同じURLのままLPの版を複製し、配信割合を決めてABテストができます(出典:ABテストを実施する|Squad beyond FAQ)。ただし、TikTokでは止めた版がキャッシュで表示されることがあるため、5-3の注意も合わせて確認してください。

Q. TikTok広告で静止画は使えますか?

2026年6月に更新された公式ヘルプの広告作成のページでは、広告は画像と動画に対応しているとされています。古いFAQには動画のみと書かれたものも残っているため、作成時は管理画面で選べる形式を確認してください。AIで素材を作る方法はTikTok Symphonyとは?使い方と広告利用の制約を参照してください。

Q. 広告のクリック数より、LPのアクセス数が多いのはなぜですか?

TikTokがインフィード広告のLPをプリロードしているためと考えられます。公式は、増加は1日あたり10件程度で、費用は請求しないと説明しています。除外するには、公式ヘルプに記載のUser-Agentで計測ツールのデータを絞り込みます。Squad beyondのレポートでは、2024年10月1日以降、実際のユーザーの数値を含む場合があるためクローラーのアクセスも反映するようになりました。パラメータを設定すれば、クリエイティブレポート・BranchOperation・ヒートマップから除外できます。

Q. TikTok広告の成果を、LPごとに比べるにはどうすればいいですか?

LPごとに費用とCVを並べる必要があります。広告マネージャーのレポートは広告単位の成果なので、同じ広告から複数のLPに振り分けている場合は、LP側で計測しないと比べられません。Squad beyondでは、TikTok広告連携で配信金額を取り込み、遷移先URLにttclidとクリエイティブごとのパラメータを付けてCVをTikTokに返すことで、LP別・クリエイティブ別のCPAを同じ画面で見られます。

Q. インスタ広告とTikTok広告、どちらから始めるべきですか?

最低予算と審査の条件が違うので、両方の公式の条件を並べて決めるのが確実です。TikTok広告は、広告セットで1日20米ドル以上が必要で、アカウントの承認に公式ウェブサイトが求められます。どちらの媒体でも、成果はクリエイティブと遷移先のLPで決まる点は同じです。Instagram広告の出し方と費用はインスタ広告の出し方と費用|2つの経路と予算の決め方で解説しています。媒体ごとの特徴から選ぶ場合はSNS広告とは?5ステップで理解できる効果的な運用方法を徹底解説も参考にしてください。

まとめ

TikTok広告の出し方と費用について、押さえる点を整理します。

  • 出し方はアプリのプロモートと広告マネージャーの2通り。LPでの成果を計測して最適化するなら広告マネージャー
  • 広告アカウントの承認には公式ウェブサイトが必要。タイムゾーン・地域・企業名・通貨は作成後に自分では変えられない
  • 支払いは日本円の手動払いならカード・PayPal・LinePay・銀行振込。自動払いにすると手動払いに戻せない
  • 最低予算はキャンペーン50米ドル、広告セット1日20米ドル。日本円の公式の最低額は示されていない
  • 入札方法はCPM・oCPM・CPV・CPCの4つ、入札タイプは目標成果単価と成果の最大化の2つ。相場は公式に無い
  • LPはモバイル対応・広告との一致・日本語・プライバシーポリシーが審査の前提
  • インフィード広告のLPはプリロードされるため、LPのアクセス数は広告のクリック数より多くなりうる

広告マネージャーで配信を始めたら、次は遷移先のLPで成果が出ているかを確かめる段階です。LP単位で費用とCVを並べ、訴求ごとに版を分けて比べていくと、TikTok広告の成果を伸ばす余地がどこにあるかが見えてきます。

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