Meta広告で広告ごとに年齢・性別を選ぶ方法|設定と注意
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Meta広告で、年齢層ごとに見せたい広告が違うとき、年齢ごとに広告セットを分けて設定していませんか。広告セットが増えるほど管理が煩雑になり、どの広告セットで何歳を指定したのかを追うのも手間がかかります。
Meta広告の管理画面には、1つの広告セットの中で、広告ごとに年齢と性別を選べる設定があります。ヘルプでの名前は「広告クリエイティブごとにオーディエンスを選択する」です。ただし、指定した年齢や性別だけに配信が絞られるとは限らないなど、広告セットで年齢を設定するときとは違う点があります。
Metaの公式ヘルプをもとに、この設定でできることと手順、広告セットで年齢を決める場合との違いを説明し、年齢層ごとに広告を分けたときにLPをどう用意するかも紹介します。
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目次
1. 広告ごとに年齢・性別を選べる設定とは
1-1. 1つの広告セットの中で、広告ごとに年齢と性別を選ぶ
Metaのヘルプによると、[広告クリエイティブごとにオーディエンスを選択する]をオンにすると、1つの広告セット内で複数の広告を作り、それぞれの広告クリエイティブに最も適した年齢や性別を選べます(出典:広告クリエイティブごとにオーディエンスを選択する方法|Metaビジネスヘルプセンター)。
ヘルプには、次のような使い方が例として挙がっています(出典:同上)。
- 金融商品の広告主が、退職計画に関する動画は50〜65歳に、普通預金口座に関する動画はすべての年齢層に向いていると判断する
- ファッション小売業者が、女性用セーターの画像は女性に、男性用セーターの画像は男性に向いていると判断する
同じ商品やサービスでも、年齢や性別によって響く訴求が違うときに、広告セットを分けずに広告の単位で出し分けられる設定です。
1-2. オンにすると、広告セットの[年齢]と[性別]は表示されなくなる
この設定がオンになっていると、広告セットの[オーディエンス]で通常表示される[年齢]と[性別]の設定は非表示になります。年齢と性別を、広告セットの単位で提案やコントロールとして使いたい場合は、この設定をオフにするよう案内されています(出典:広告クリエイティブごとにオーディエンスを選択する方法)。
つまり、年齢と性別を「広告セットで決める」か「広告ごとに決める」かは、どちらか一方を選ぶことになります。
1-3. 指定した年齢・性別以外の人にも届くことがある
広告ごとに年齢や性別を指定する手順のところで、ヘルプは「反応する可能性が高い他の利用者にリーチすることもあります」と書いています(出典:同上)。広告ごとの指定は、配信先を厳密に絞り込むものではありません。
Metaは、Advantage+ オーディエンスの「提案」についても、指定したオーディエンスに加えて、パフォーマンスが向上する可能性が高い場合はそれ以外の人にも広告が表示されると説明しています。たとえば性別で女性を提案しても、男性にも配信される可能性があります。特定の人にだけ届けることを優先したいときは、[オーディエンスをさらに制限する]または[広告のリーチをさらに限定]から、年齢や性別などをオーディエンス制御として選ぶよう案内されています(出典:Advantage+ オーディエンスでのオーディエンス管理とオーディエンスの提案について|Metaビジネスヘルプセンター)。
オーディエンスの考え方そのものは「広告のオーディエンスとは?ターゲットとの違いと種類・選び方」で解説しています。
2. 広告セットで年齢を設定する場合との違い
これまでのやり方と並べると、違いは次のとおりです。
| 項目 | 広告セットごとに年齢・性別を設定 | 広告ごとに年齢・性別を選ぶ |
|---|---|---|
| 年齢・性別を決める場所 | 広告セットの[オーディエンス] | 各広告の[編集] |
| 年齢層ごとに分けるとき | 年齢層の数だけ広告セットを作る | 1つの広告セットの中で広告を分ける |
| 広告セットの[年齢][性別] | 表示される | 非表示になる |
| 指定外への配信 | 制御として選べば、指定外には配信されない | 反応する可能性が高い他の利用者にリーチすることもある |
出典:広告クリエイティブごとにオーディエンスを選択する方法、Advantage+ オーディエンスでのオーディエンス管理とオーディエンスの提案について

年齢を確実に区切って配信したい場合は、これまでどおり広告セットの単位で年齢と性別を制御として設定するほうが向いています。一方で、「この素材は主に50代以上に見せたいが、反応しそうな人なら他の年齢にも届いてよい」という使い方なら、広告ごとの指定で広告セットを増やさずに済みます。
3. 広告ごとに年齢・性別を選ぶ手順
3-1. 広告セットで設定をオンにして、広告ごとに指定する
Metaのヘルプに載っている手順は次のとおりです(出典:広告クリエイティブごとにオーディエンスを選択する方法)。
- [広告セット]の[オーディエンス]で、[広告クリエイティブごとにオーディエンスを選択する]がオンになっていることを確認する
- 左上にある[広告]を選択する
- クリエイティブを設定し、メディアをアップロードする
- メディアにマウスポインターを重ねると、オーディエンスが自動的にすべての年齢と性別に設定される
- そのメディアの対象を変えるときは[編集]をクリックし、年齢と性別のいずれか、または両方で指定するかを選ぶ
- (任意)左上の[広告]で[…]から[複製]を選ぶ
- 必要な数の広告を作り、それぞれのメディアの表示先を年齢や性別で指定して、[公開]を選ぶ
キャンペーンは審査の後に掲載されます(出典:同上)。
3-2. 何も指定しない広告は「すべての年齢と性別」になる
手順の4にあるとおり、メディアのオーディエンスは自動的にすべての年齢と性別に設定されます。複製した広告の[編集]を開き忘れると、その広告は年齢も性別も絞らないまま配信されます。広告を公開する前に、広告ごとの設定を1つずつ見直しておくと安心です。
3-3. 年齢層ごとの訴求を先に決めておく
広告ごとに年齢を分けるなら、どの年齢層にどの訴求を見せるのかを先に決めておく必要があります。ヘルプの例のように、商品の中でも年齢によって関心が分かれるもの(老後の資金と日々の預金など)を軸にすると、広告ごとの指定が意味を持ちます。素材の組み合わせを自動で試す機能との違いは「Meta広告のダイナミッククリエイティブとは?設定と限界」で解説しています。
4. 年齢層ごとに広告を分けたら、LPも分けて比べる
4-1. 広告とLPの訴求をそろえる
広告ごとに年齢層を変えても、遷移先のLPが1つのままだと、50代に向けた広告から来た人も、20代に向けた広告から来た人も、同じ最初の画面を見ることになります。広告で「老後の資金」を見せたなら、LPの最初の画面も老後の資金から始まるほうが、広告の続きとして読んでもらえます。LPで離脱が起きる場所の見つけ方は「LPの離脱率を改善する方法とは?メリットと分析ツールを紹介」で解説しています。
4-2. 広告ごとにURLのパラメータを変えて入稿する
広告ごとに遷移先のURLにパラメータを付けておけば、どの広告から来た人がLPでCVしたかを分けて確認できます。年齢層ごとに広告を分けた場合は、パラメータが年齢層の目印になります。
4-3. 指定外の年齢にも届く前提で、LPを作る
1-3のとおり、広告ごとの指定は配信先を厳密に絞り込むものではありません。50代向けの広告から、それ以外の年齢の人がLPに来ることもあります。年齢を限定する表現(「50代の方へ」など)をLPの冒頭に強く出しすぎると、それ以外の年齢で来た人が離れやすくなります。広告とLPの両方で、年齢よりも関心(老後の資金に関心がある人など)に寄せた見せ方にしておくと、ずれが起きにくくなります。

5. 広告ごとに年齢・性別を選ぶときの失敗例
5-1. 失敗例1:複製した広告の設定を見直さず、全年齢に配信される
- 症状:1つ目の広告で年齢を指定したあと、その広告を複製して別の素材に差し替えると、複製した広告の年齢・性別を見直さないまま公開した場合に、意図していない年齢層にも配信され、年齢層ごとの比較ができなくなる。
- 原因:Metaのヘルプでは、メディアにマウスポインターを重ねるとオーディエンスが自動的にすべての年齢と性別に設定され、対象を変えるには[編集]から指定する手順になっています(出典:広告クリエイティブごとにオーディエンスを選択する方法)。素材を差し替えた広告では、年齢・性別を改めて指定する必要があります。
- 対策:公開済みの広告を1つずつ開き、[編集]から年齢と性別の指定を確認して直します。年齢層ごとの比較を始めるのは、すべての広告の指定がそろってからにします。
- 回避策:広告名に年齢層を入れる(「50-65_老後資金」など)と決め、公開前に広告名と[編集]の指定が一致しているかを確認する手順にしておきます。
5-2. 失敗例2:指定外の年齢に配信されて、設定ミスだと思い込む
- 症状:広告ごとに50〜65歳を指定したのに、レポートで他の年齢層にも表示が出ていると、設定が反映されていないと考えて広告を作り直してしまい、手間が増える。
- 原因:ヘルプには、広告ごとに年齢や性別を指定しても、反応する可能性が高い他の利用者にリーチすることもあると書かれています(出典:広告クリエイティブごとにオーディエンスを選択する方法)。指定外への配信は、この設定の仕様の範囲です。
- 対策:指定外の年齢への配信をなくしたい場合は、この設定をオフにして、広告セットの単位で年齢と性別をオーディエンス制御として設定します。年齢層ごとに広告セットを分けるやり方に戻すことになります。
- 回避策:設定を使い始める前に、「指定外にも届いてよい広告」と「年齢を確実に区切りたい広告」を分けておきます。年齢を確実に区切る必要がある商材や表現は、広告セットの制御で設定する、と社内のルールにしておきます。
5-3. 失敗例3:年齢層ごとに広告を分けたのに、LPは1つのまま
- 症状:年齢層ごとに違う訴求の広告を出しても、遷移先が全員同じLPだと、広告では「老後の資金」を見せたのにLPは「日々の貯蓄」から始まるといったずれが起き、広告はクリックされてもCVRが伸びない。
- 原因:広告ごとに年齢や性別を選べるのは広告の配信の部分だけで、LPの見せ方は変わりません。広告で絞った訴求が、LPの最初の画面に引き継がれていないと、来た人は広告の続きを見つけられません。
- 対策:広告の訴求ごとに、最初の画面を合わせたLPの版を用意し、広告ごとにURLを分けて入稿します。どの広告から来た人がCVしたかを、URLのパラメータで分けて確認します。
- 回避策:広告の素材を作るときに、遷移先LPの最初の画面も一緒に決める手順にしておきます。広告名とLPの版の名前を対応させておくと、あとで比べるときに取り違えません。
6. Squad beyondで、広告ごとの年齢層に合わせたLPを出し分ける
6-1. 広告ごとにパラメータを付けて入稿する
Squad beyondでは、Meta広告の入稿時に「ウェブサイトのURL」の欄にパラメータを付けておくと、配信開始後にBranch Operationでパラメータごとにクリエイティブの情報を確認できます。URLダイナミックパラメータ(「{{ad.name}}」など)で入稿した場合や、「URLパラメータ」の欄に書いた場合は、クリエイティブの情報が見られなくなるので注意が必要です(出典:Meta広告(Facebook広告/Instagram広告)のクリエイティブデータをレポートに反映する|Squad beyond FAQ)。年齢層ごとの広告に別々のパラメータを付ければ、年齢層ごとのLPの成果を分けて見られます。
6-2. パラメータごとに表示するVersionを出し分ける
特定のパラメータを持つURLから来た人にだけ、指定したVersionを表示する設定もできます。指定したパラメータを含まないURLから来た場合に、配信割合が1以上のVersionがないと404エラーになるため、配信前のテストが必要です(出典:パラメータごとにVersionを出し分けする|Squad beyond FAQ)。50〜65歳向けの広告から来た人には老後の資金から始まる版、全年齢向けの広告から来た人には日々の貯蓄から始まる版、というように、広告の訴求とLPの最初の画面をそろえられます。
6-3. 元のLPを残したまま、年齢層向けの版を作る
既存のVersionを複製して、ファーストビューやCTAボタンだけを変えた版を作れます(出典:Versionを複製する|Squad beyond FAQ)。年齢層ごとの版をゼロから作り直さずに、元のLPを残したまま用意できます。
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7. Meta広告の広告ごとの年齢・性別についてよくある質問(FAQ)
Q. 広告ごとに年齢・性別を選ぶ設定とは何ですか?
Meta広告の[広告クリエイティブごとにオーディエンスを選択する]という設定です。オンにすると、1つの広告セットの中に複数の広告を作り、それぞれの広告クリエイティブに合った年齢や性別を選べます。Metaのヘルプでは、退職計画の動画は50〜65歳、普通預金口座の動画はすべての年齢層、というように、同じ商品でも訴求ごとに見せたい年齢層が違う場合の使い方が例として挙がっています。
Q. 年齢ごとに広告セットを分けるのと、何が違いますか?
広告セットを分ける場合は、広告セットごとに年齢と性別を設定し、制御として選べば指定外には配信されません。広告ごとに選ぶ設定では、1つの広告セットのまま広告の単位で年齢と性別を選べますが、反応する可能性が高い他の利用者にも届くことがあります。年齢を確実に区切りたいなら広告セットを分ける、広告セットを増やさずに訴求ごとの目安を伝えたいなら広告ごとに選ぶ、という使い分けになります。
Q. 指定した年齢以外の人にも配信されますか?
配信されることがあります。Metaのヘルプには、広告ごとに年齢や性別を指定しても、反応する可能性が高い他の利用者にリーチすることもあると書かれています。指定外への配信をなくしたい場合は、この設定をオフにして、広告セットの単位で年齢と性別をオーディエンス制御として設定します。Squad beyondで遷移先のLPを広告ごとに分けておけば、指定外の年齢で来た人も含めて、LPでどれだけCVしたかを広告ごとに確かめられます。
Q. 設定をオンにすると、広告セットの年齢・性別の設定はどうなりますか?
非表示になります。Metaのヘルプによると、[広告クリエイティブごとにオーディエンスを選択する]がオンのときは、広告セットの[オーディエンス]で通常表示される[年齢]と[性別]の設定が表示されません。年齢と性別を広告セットの単位で提案やコントロールとして使いたい場合は、この設定をオフにします。広告セットと広告の両方で年齢を指定することはできない、と考えておくと混乱しません。
Q. Advantage+ オーディエンスの「提案」とは何が違いますか?
Advantage+ オーディエンスの提案は、広告セットの単位で年齢や性別などを提案し、パフォーマンスが向上する可能性が高い場合はそれ以外の人にも表示される仕組みです。広告ごとに年齢・性別を選ぶ設定は、広告の単位で年齢と性別を選ぶもので、こちらも指定外の人に届くことがあります。どちらも配信先を厳密に絞り込むものではない点は共通していて、違いは「どの単位で指定するか」です。
Q. 年齢層ごとに広告を分けたら、LPも分けるべきですか?
分けておくのがおすすめです。広告ごとに訴求を変えても、遷移先が同じLPだと、広告で見せた内容とLPの最初の画面がずれて、CVRが伸びにくくなります。Squad beyondなら、広告ごとにパラメータを付けて入稿し、パラメータごとに表示するVersionを出し分けられます。元のLPを複製してファーストビューだけ変えた版を作れば、年齢層ごとの見せ方を比べられます。
8. まとめ
Meta広告の[広告クリエイティブごとにオーディエンスを選択する]をオンにすると、1つの広告セットの中で、広告ごとに年齢と性別を選べます。年齢層ごとに広告セットを分けなくても、訴求ごとに見せたい年齢層を伝えられる設定です。オンにすると広告セットの[年齢]と[性別]は表示されなくなり、広告ごとのオーディエンスは自動的にすべての年齢と性別に設定されるので、[編集]から指定します。
注意したいのは、広告ごとの指定では、反応する可能性が高い他の利用者にも届くことがある点です。年齢を確実に区切りたい場合は、これまでどおり広告セットの単位でオーディエンス制御として設定します。
広告を年齢層ごとに分けたら、遷移先のLPも広告の訴求に合わせて分けてみてください。広告ごとにURLのパラメータを変えておけば、どの広告から来た人がCVしたかを確かめながら、年齢層ごとの見せ方を改善していけます。
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