個人情報保護法改正2026|広告運用者が押さえるポイントを解説
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「2026年の改正個人情報保護法で、Cookieの扱いはどう変わるのか」と気になっている広告運用者やLP担当者は多いのではないでしょうか。
個人情報保護委員会は2026年1月9日に「制度改正方針」を公表し、Cookie ID等を含む「個人関連情報」への規制強化や、16歳未満の規律強化、課徴金制度の導入などの方向性を明らかにしました。法案は2026年5〜6月頃に成立し、その後1〜2年で施行される見通しです。
この記事では、公表されている改正方針の要点を整理し、広告運用者・LP担当者が施行までに準備すべき実務を解説します。
目次
01|2026年改正個人情報保護法の方針と施行スケジュール
個人情報保護委員会は2026年1月9日、「個人情報保護法 いわゆる3年ごと見直しの制度改正方針」を公表しました。今回の改正では、デジタル広告領域に関係の深い論点が複数含まれています。
公表されている主な論点は次の通りです。
| 論点 | 内容 |
| 同意取得の例外拡大 | 統計情報・AI学習用データ作成時の同意不要化 |
| 個人関連情報の規制強化 | Cookie ID等を含む「特定の個人に対する働きかけが可能な情報」に対する不適正利用・不正取得の禁止 |
| 16歳未満の規律強化 | 法定代理人による同意取得の義務化、利用停止請求要件の緩和 |
| 顔特徴データの規制 | 利用目的の周知義務化、オプトアウトでの第三者提供禁止 |
| 課徴金制度の導入 | 違法提供・不正取得に対し、対象本人数1000人超で適用予定 |
施行スケジュールは「2026年5〜6月の法案成立、1〜2年後の施行」と見込まれています。Q&A・ガイドラインは段階的に公表される予定で、実務上の判断は今後追加情報を踏まえて見直すことが必要です。
02|Cookieが規制対象になる理由と「個人関連情報」の整理

Cookieそのものは、現行法でも「個人関連情報」として整理されています。今回の改正でポイントとなるのは、Cookie ID等を用いた特定個人への働きかけが、不適正利用・不正取得の禁止対象として明記される方向にあることです。
個人関連情報の現行ルール(改正前)
現行の個人情報保護法では、Cookie・IPアドレス・端末識別子などは原則「個人関連情報」に分類されます。提供先(広告プラットフォーム等)で他の情報と紐づけて個人データとして取得することが想定される場合、提供元が本人同意の取得状況を確認・記録する義務を負います。
改正で追加される論点
改正方針では、Cookie ID等を含む個人関連情報のうち「特定の個人に対する働きかけが可能なもの」について、不適正利用・不正取得の禁止が明文化される見通しです。広告配信におけるリターゲティングやプロファイリングの設計について、より慎重な確認が求められる場面が増えると考えられます。
なお、自社サイトのドメインから発行されるファーストパーティCookieは、この規制とは性質が異なります。ファーストパーティCookieへの移行は、Cookie規制全体の流れに対する有効な選択肢の一つとして位置づけられます。
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03|広告運用とLP担当者への具体的な影響

改正法の施行を見据え、広告運用者・LP担当者の実務に影響が出るポイントを整理します。
1. 同意取得フローの見直し
形骸化した同意取得の見直しが検討されており、「同意した」とみなせる実質的な関与のあり方が論点となっています。現状、CMP(同意管理プラットフォーム)を導入しているサイトでも、ユーザーが内容を理解せずクリックしている設計は再検討の対象になり得ます。
2. 第三者提供時の確認・記録義務の徹底
Cookie等の個人関連情報を広告プラットフォームへ提供する際、本人同意の取得状況を確認・記録する義務は引き続き重要です。施行後、運用ログとして残せる体制が整っているかが、内部監査や開示請求対応の場面で問われます。
3. 16歳未満ユーザーへの配慮
16歳未満のユーザーが含まれる可能性のあるサービスでは、法定代理人の同意取得が義務化される方向です。年齢確認のフローや、子ども向けコンテンツの広告配信ポリシーを見直す必要があります。
4. 課徴金リスクの可視化
対象本人数1000人超で課徴金制度の適用が想定されており、データ取扱いの違反が経済的なリスクとして直結します。法務・情報システム部門と連携し、広告タグの設置範囲や同意取得設計を点検することが重要です。
04|施行前に準備すべき4つの対応

法案成立から施行まで1〜2年の猶予がある一方、広告計測環境の見直しには時間がかかります。今のうちに着手できる対応を4つにまとめました。
1. CMPと同意取得設計の見直し
現状のCMPで取得している同意の範囲・粒度を点検し、広告タグの発火条件と整合させます。「同意していないユーザーには広告タグを発火させない」設計が原則です。
2. プライバシーポリシーの記載確認
利用目的、第三者提供先、取得する情報の種類を明示しているか、現行の改正電気通信事業法(2023年6月施行)の外部送信規律と合わせて点検します。
3.ファーストパーティCookie・サーバーサイド計測への移行
サードパーティCookieはSafariで完全ブロック済み、Chromeでもプライバシーサンドボックスの開発が継続されています。広告計測の足回りをファーストパーティCookie+サーバーサイド計測(コンバージョンAPI)に切り替えることで、規制と計測ロスの双方に備えられます。
4. 内部運用ログの整備
「いつ・どの同意を・どの目的で取得したか」を記録する体制を整え、開示請求や内部監査に対応できるようにします。広告配信ログ・LP側のタグ管理ログを横断して参照できる仕組みが望まれます。
05|Squad beyondを活用したファーストパーティ計測の整備

LPを複数本運用している環境では、計測タグの差し替えやサーバーサイド計測の導入を、LPごとに個別対応するのは現実的ではありません。Squad beyondはLPの一元管理機能を備えており、タグ管理・CV計測・媒体連携を1つの管理画面で扱える設計です。
特に、媒体最適化機能では、Squad beyond側で計測したCVデータを広告媒体側へ直接送信できる仕組み(コンバージョンAPI連携)を提供しています。ピクセル計測のみに依存しない構成にすることで、Cookie規制と計測精度の両面に対応しやすくなります。
具体的な機能はSquad beyond独自のCookie規制への取り組みで公開しています。LP運用と広告計測を分離せず、同じ基盤で扱える点が特徴です。
06|個人情報保護法の改正についてよくある質問(FAQ)
Q. 2026年の改正個人情報保護法はいつから施行されますか?
A. 法案成立後、1〜2年以内(2027〜2028年頃)に施行される見通しです。2026年5〜6月の法案成立に向けて、今のうちからCMP(同意管理プラットフォーム)の見直しやファーストパーティCookie計測への移行を進めることが推奨されています。
Q. Cookieが規制対象になると、広告運用にどのような影響が出ますか?
A. リターゲティング広告の配信やコンバージョン計測の精度が低下する恐れがあります。特定個人への働きかけが規制されるため、同意取得フローを根本から見直し、ファーストパーティCookieやサーバーサイド計測へ移行するなどの対応が必要です。
Q. 16歳未満のユーザーに対する規制強化で、サイト運営者は何をすべきですか?
A. 法定代理人(保護者など)による同意取得の仕組みを設ける必要があります。16歳未満のユーザーが含まれる可能性のあるサービスでは、プライバシーポリシーを改定し、年齢確認フローや子ども向けの広告配信ルールの見直しを行ってください。
Q. サーバーサイド計測やタグ管理を導入したいですが、ツールの初期費用や月額コストを抑える方法はありますか?
A. 複数機能を統合したツールへ移行し、トータルコストを下げる方法が有効です。「Squad beyond」なら別途必要なサーバー代や、制作・分析等の複数ツールの契約が不要になるため、表面的な価格に縛られず実質的な運用コストを安く抑えられます。
07|まとめ
2026年改正個人情報保護法は、Cookieに対する規制を強化する方向で議論が進んでいます。法案成立から施行までの期間に、CMP・プライバシーポリシー・ファーストパーティ計測・運用ログの4点を点検しておくことで、施行後の対応負荷を抑えられます。広告計測環境の整備は時間がかかる領域のため、今のうちに着手することをおすすめします。
広告運用者が知っておくべき最近の法改正についてまとめた記事もございますので合わせてご参考ください。
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