マッチタイプとは|フレーズ一致・インテントマッチの違い

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マッチタイプとは|フレーズ一致・インテントマッチの違い

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Google広告でキーワードを登録しようとしたら、マッチタイプの選択肢に「部分一致」がなく「インテント マッチ」と書かれていた。フレーズ一致と何が違うのか、記号はどう書けばいいのか分からない。こうした迷いを感じている方は多いのではないでしょうか。

キーワードのマッチタイプは、登録したキーワードとユーザーの検索語句をどこまで厳密に合わせるかを決める設定です。Google広告には「完全一致」「フレーズ一致」「インテント マッチ」の3種類があり、以前「部分一致」と呼ばれていたものが現在のインテント マッチです。どれを選ぶかで、広告が表示される検索語句の範囲が変わります。

この記事では、Google広告のヘルプ(2026年10月21日時点の記載)をもとに、3種類の違いと記号の書き方、スマート自動入札との関係、検索語句レポートでの確認方法をまとめます。

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1. Google広告のマッチタイプとは

1-1. 検索語句とキーワードをどこまで厳密に合わせるかの設定

Google広告の検索広告は、ユーザーが入力した検索語句と、広告主が登録したキーワードが一致したときにオークションの候補に入ります。そのときに「どの程度厳密な一致を求めるか」を指定するのが、キーワードのマッチタイプです。公式ヘルプは、多様な検索内容に対して広告を表示したい場合はインテント マッチを、特定の検索内容だけを対象にしたい場合は完全一致を使う、と説明しています(出典:キーワードのマッチタイプについて|Google 広告 ヘルプ)。

検索広告はクリックされたときに費用がかかる仕組みなので、どの検索語句で表示されるかは、そのまま費用の使われ方に関わります。クリック課金の仕組みそのものは「PPCとは?仕組みやメリット、他の広告手法との違いを徹底解説」で解説しています。

1-2. 3種類は「広いほうが狭いほうを含む」関係

3種類のマッチタイプは、対象になる検索の範囲が入れ子になっています。公式ヘルプによると、あるキーワードをフレーズ一致で指定した場合に一致する検索には、同じキーワードを完全一致で指定した場合に一致する検索がすべて含まれます。インテント マッチで指定した場合は、フレーズ一致・完全一致で一致する検索がすべて含まれます(出典:キーワードのマッチタイプについて)。

そのため、同じキーワードを3つのマッチタイプで重ねて登録する必要はない、というのが公式の説明です。範囲を広げたいのか絞りたいのかを先に決めて、1つを選びます。

1-3. 「部分一致」は2024年7月から「インテント マッチ」に

いまのインテント マッチは、以前「部分一致」と呼ばれていたマッチタイプです。Googleが運営する Think with Google 日本版の記事には、機能の開発から20年以上が経ち、部分一致という名称が実態を正確に表すものではなくなったため、Google Japan では2024年7月から名称を「部分一致」から「インテント マッチ」へ変更することを決めた、と書かれています(出典:検索広告の部分一致を「インテント マッチ」へ改称した理由とは|Think with Google)。

同じ Think with Google の別の記事は、これを「単なる名称の変更ではありません」とし、検索意図をより正確に理解できるようになった機能の進化を示すものだと説明しています(出典:検索広告の「インテント マッチ」、これまでの進化と活用事例のまとめ|Think with Google)。古い解説記事や社内の手順書で「部分一致」と書かれているものは、いまの管理画面では「インテント マッチ」として読み替えてください。なお、ヘルプの一部のページには今も「部分一致」という表記が残っています。

2. 3種類のマッチタイプの違いと記号の書き方

3種類の違いを表にまとめると次のとおりです。

マッチタイプ記号の書き方広告の表示対象になる検索範囲
完全一致角かっこで囲む(例:[赤いシューズ])キーワードとまったく同じ意味または意図の検索最も狭い
フレーズ一致二重引用符で囲む(例:"テニス シューズ")キーワードと同じ意味の内容を含む検索。キーワードより具体的な情報を追加した検索も一致中間
インテント マッチ記号なし(そのまま入力)キーワードに関連する内容の検索。キーワードの直接的な意味内容が入っていない検索も含む最も広い

出典:キーワードのマッチタイプについて|Google 広告 ヘルプ

Think with Google 日本版の記事には、キーワード「一人旅 温泉」を例にした説明があります。完全一致は同じ意味のクエリ、フレーズ一致はそれに加えて「ひとり旅 温泉 おすすめ」のように単語を追加したり文字面を変えたりしたクエリ、インテント マッチは「湯治の旅」「大宮から電車で行ける温泉」のようにキーワードと一致していないクエリにも配信できる、という整理です(出典:検索広告の部分一致を「インテント マッチ」へ改称した理由とは)。

Google広告のマッチタイプ3種(完全一致・フレーズ一致・インテント マッチ)の記号と、広いマッチタイプが狭いマッチタイプの検索を含む入れ子の関係を示した図

2-1. 完全一致|[ ]で囲み、同じ意味の検索だけに出す

完全一致は、キーワードとまったく同じ意味または意図の検索だけを対象にします。3種類のなかで最も表示対象を絞り込めますが、そのぶん表示対象になる検索の数はフレーズ一致やインテント マッチより少なくなります。キーワードを角かっこで囲むと完全一致になります(出典:キーワードのマッチタイプについて)。

2-2. フレーズ一致|" "で囲み、語順も見る

フレーズ一致は、キーワードと同じ意味の内容を含む検索を対象にします。文言に差があっても同じ意味に解釈できれば一致と見なされ、キーワードより具体的な情報を加えた検索も一致します。キーワードを二重引用符で囲むとフレーズ一致になります(出典:キーワードのマッチタイプについて)。

フレーズ一致では、語順がマッチングに反映されます。公式ヘルプの例では、フレーズ一致キーワード「引越しサービス 東京から神奈川まで」は「格安 引越しサービス 東京から神奈川まで」や「東京の企業 引越しサービス 神奈川まで」に一致しますが、語順が異なるため意味も異なる「神奈川から東京まで」の引越しの検索は対象外です(出典:フレーズ一致と絞り込み部分一致の変更について|Google 広告 ヘルプ)。

2-3. インテント マッチ|記号なしで入力したキーワードの初期設定

インテント マッチには特殊な記法がなく、キーワードをそのまま入力するとインテント マッチになります。一致対象範囲が最も広く、すべてのキーワードにデフォルトで割り当てられるマッチタイプです。広告を表示する際には、ユーザーの最近の検索アクティビティ、ランディングページのコンテンツとアセット、広告グループ内の他のキーワードも考慮される場合があります(出典:キーワードのマッチタイプについて)。

ランディングページの内容がマッチングの材料の一つになる点は、LPを用意する側として押さえておきたいところです。広告グループの中でキーワードとLPのテーマがずれていると、意図と違う検索語句に広がる原因になります。

2-4. どのマッチタイプにも「類似パターン」が含まれる

完全一致にしても、文字がまったく同じ検索だけに出るわけではありません。Google広告では、すべてのキーワードのマッチタイプが「類似パターン」に一致し、この設定はオプトアウトできません。完全一致の類似パターンには、誤字や表記のゆれ(「振り込み」と「振込」)、語順の違い([靴 男性用]と「男性用 靴」)、助詞などの機能語の追加と削除、類義語や言い換え([スイムウェア]と「水着」)、検索意図が同じ語句([無料素材 画像]と「フリー素材 画像」)が含まれます(出典:キーワードの類似パターン|Google 広告 ヘルプ)。

マッチタイプが完全一致でも一致する類似パターン(表記のゆれ・語順・類義語・検索意図が同じ語句)を公式ヘルプの例で示した図

「完全一致=一字一句同じ」と考えていると、検索語句レポートを見たときに戸惑います。完全一致は「同じ意味の検索に絞る」設定だと捉えるのが正確です。

3. フレーズ一致と部分一致(インテント マッチ)の違い

3-1. フレーズ一致は「同じ意味を含む」、インテント マッチは「関連する内容」

フレーズ一致とインテント マッチの違いは、キーワードの意味をどこまで残すかです。フレーズ一致は、キーワードと同じ意味の内容を含む検索が対象で、宣伝する商品やサービスに関する検索結果のみに広告を表示できるとされています。インテント マッチは、キーワードに関連する内容の検索が対象で、キーワードの直接的な意味内容が入っていない検索も含みます(出典:キーワードのマッチタイプについて)。

インテント マッチは、他のマッチタイプでは使われていない複数のシグナルも用いて、指定したキーワードと共通する意図で検索されたクエリを認識すると説明されています(出典:インテント マッチのご利用ガイド|Google 広告 ヘルプ)。広く拾える一方で、どの検索語句に出たかを後から確認する作業が欠かせません。

3-2. 絞り込み部分一致(+記号)は2021年7月に終わった

古い資料には「+」記号を使う「絞り込み部分一致」が出てきますが、いまは新しく作れません。Google広告は2021年2月から絞り込み部分一致の動作をフレーズ一致に組み込み始め、2021年7月からはすべての言語でフレーズ一致と絞り込み部分一致の動作が新しいフレーズ一致に統一されました。2021年7月以降、語句の前に + 記号を付ける記法で新しいキーワードは追加できません。既存の絞り込み部分一致キーワードはフレーズ一致と同じ動作で配信が続き、編集するとフレーズ一致の記法(" ")に自動で変換されます(出典:フレーズ一致と絞り込み部分一致の変更について)。

なお、ディスプレイ ネットワークではすべてのキーワードがインテント マッチとみなされます(出典:同上)。この記事で扱うのは検索広告のマッチタイプです。

4. マッチタイプとスマート自動入札の関係

4-1. インテント マッチはスマート自動入札と組み合わせる前提

スマート自動入札は、Google AI を使ってすべてのオークションのコンバージョン数またはコンバージョン値を最適化する入札戦略です。目標アクション単価、目標広告費用対効果、コンバージョン数の最大化、コンバージョン値の最大化の4種類があります(出典:スマート自動入札について|Google 広告 ヘルプ)。

公式ヘルプは、スマート自動入札とインテント マッチの併用を「不可欠」としています。検索語句は千差万別で、それぞれの入札単価にオークション時の固有のシグナルを反映する必要があるためです。また、どのマッチタイプもスマート自動入札で最適化できるものの、最も相性が良いのはインテント マッチだと書かれています(出典:キーワードのマッチタイプについて)。

4-2. 公式の記載から考える使い分け

公式ヘルプの記載を並べると、マッチタイプの選び方は入札戦略とセットで考えることになります。

状況公式の記載から言えること
スマート自動入札を使い、関連する検索まで広げたいインテント マッチ。スマート自動入札と最も相性が良く、併用が不可欠とされている
宣伝する商品やサービスに関する検索だけに出したいフレーズ一致。完全一致より多く、インテント マッチより少ない範囲
特定の検索内容だけに絞りたい完全一致。最も絞り込める
スマート自動入札を使っていないインテント マッチは「スマート自動入札との併用が不可欠」とされているため、公式の推奨する組み合わせにならない

出典:キーワードのマッチタイプについて、フレーズ一致と絞り込み部分一致の変更について

スマート自動入札はコンバージョンを最適化する入札戦略なので、コンバージョンが正しく計測されていることが前提になります。一部の戦略は、最適な結果を得るために過去のコンバージョンデータの最小量を基にすると書かれています(出典:スマート自動入札について)。立ち上げ時にどのマッチタイプから始めるかの考え方は「リスティング広告で集客を成功させる10のコツ|2026年版」でも触れています。

登録するキーワードの候補を探す段階では、検索ボリュームを調べるツールを使います。使い方は「キーワードプランナーの使い方とは?導入手順を使い方を解説」にまとめています。

5. 同じ検索語句に複数のキーワードが一致したときの優先順位

同じ検索語句に一致しうるキーワードが複数あっても、それらがオークションで競合することはなく、使われるキーワードは1つだけです。どれが使われるかには、次の優先順位があります(出典:Google 広告アカウント内での広告グループとアセット グループの優先順位付けについて|Google 広告 ヘルプ)。

優先度条件
1検索語句と同一の完全一致キーワード(他のキーワードや P-MAX キャンペーンより優先)
2検索語句と同一のフレーズ一致キーワード・インテント マッチ キーワード、または P-MAX の検索テーマ
3AI による関連性の判断(検索語句の意味、広告グループ内のすべてのキーワード、ランディングページで決まる)
4広告ランク

ここでいう「同一」には誤字を修正した検索語句は含まれますが、類義語は含まれません(出典:同上)。公式ヘルプは、広告グループをテーマ別に構成して、特定の検索にどの広告グループが一致するかを明確にするよう勧めています。

同じ検索語句に複数のキーワードが一致したとき、マッチタイプが完全一致の同一キーワードから広告ランクまで4段で使うキーワードが決まる優先順位の図

P-MAX キャンペーンと検索キャンペーンを併用している場合も、検索語句がアカウントで指定したキーワードと同一なら検索キャンペーンが優先されます(出典:キーワードのマッチタイプについて)。P-MAX を含むキャンペーンの種類は「Google広告の種類と特徴|AI時代に選ぶべきキャンペーンとは?」で整理しています。

6. マッチタイプの確認と変更の手順

6-1. 検索語句レポートで[マッチタイプ]列を見る

どの検索語句で広告が表示されたかは、検索語句レポートで確認します。[キャンペーン]の[分析情報とレポート]から[検索語句]を開くと、広告の表示やクリックにつながった検索語句が一覧で出ます。[マッチタイプ]列を見ると、検索語句と登録したキーワードとの関係が分かります。どのキーワードで表示されたかを示す[キーワード]列はデフォルトでは表示されないため、[表示項目]の[属性]から追加します(出典:検索語句レポートについて|Google 広告 ヘルプ)。

注意したいのは、レポートに表示される検索語句のマッチタイプが、登録したキーワードのマッチタイプと異なる場合があることです。公式ヘルプの例では、インテント マッチ キーワード「紫 花」で「紫 花」と検索されて広告が表示された場合、検索語句のマッチタイプは完全一致と表示されます(出典:同上)。

6-2. マッチタイプを変更する手順

個別のキーワードは、[マッチタイプ]列のプルダウンで変更できます。複数をまとめて変更する手順は次のとおりです(出典:インテント マッチのご利用ガイド)。

  1. Google広告の管理画面で[キャンペーン]アイコンをクリックする
  2. [オーディエンス、キーワード、コンテンツ]のプルダウンから[検索キーワード]を開く
  3. 変更するキーワードのチェックボックスをオンにし、[編集]をクリックする
  4. [マッチタイプを変更]を選び、[インテント マッチにアップグレード]が表示されればそれをクリックする(表示されなければ[すべてのマッチタイプを変更]から選ぶ)
  5. [適用]をクリックする

スマート自動入札を使っている場合は、インテント マッチに切り替えることで掲載結果の改善が見込めるキーワードが、管理画面の[最適化案]に表示されることがあります(出典:インテント マッチとスマート自動入札でビジネスの成長を促進|Google 広告 ヘルプ)。最適化案を受け入れるかどうかの判断基準は「Google広告の最適化とは?運用に与える影響と判断基準」で解説しています。

6-3. 除外キーワードのマッチタイプは通常のキーワードとルールが違う

除外キーワードを設定すると、その語句を含む検索を広告の表示対象から外せます。除外キーワードにもマッチタイプがありますが、公式ヘルプは「除外キーワードのマッチタイプの動作は、通常のキーワードの場合と異なります」と明記しています(出典:キーワードのマッチタイプについて)。たとえば除外キーワードは類似パターンに一致しないため、類義語は自分で追加する必要があります(出典:除外キーワードについて|Google 広告 ヘルプ)。通常のキーワードの感覚で除外を設定すると、外したつもりの検索で表示が続くことがあります。

7. マッチタイプでよくある失敗例

7-1. 失敗例1:完全一致にすれば同じ語句だけに出ると考えると、想定外の検索語句で表示される

症状:完全一致だけでキーワードを登録すると、検索語句レポートに、登録した語句と文字が違う検索語句(言い換えや類義語)が並ぶことがある。完全一致にしたのに範囲が広がった、と受け取ってしまう。

原因:Google広告のすべてのマッチタイプは類似パターンに一致し、オプトアウトできません。完全一致の類似パターンには、類義語や言い換え、検索意図が同じ語句も含まれます(出典:キーワードの類似パターン)。

対策:検索語句レポートで実際の検索語句を確認し、商品やサービスと関係のない語句が出ていれば、除外キーワードで外します。除外キーワードは類似パターンに一致しないので、外したい言い換えは1つずつ登録します。

回避策:完全一致を「同じ意味の検索に絞る設定」として扱い、配信開始後の一定期間は検索語句レポートを定期的に確認する手順を運用に組み込みます。外す候補の語句を事前に洗い出しておくと、確認の手間を減らせます。

7-2. 失敗例2:スマート自動入札を使わずにインテント マッチへ切り替えると、関連の薄い検索語句にも入札が続く

症状:手動の入札のまま、キーワードのマッチタイプをインテント マッチに切り替えると、キーワードの直接的な意味を含まない検索語句にも広告が表示され、検索語句ごとに入札単価が調整されないまま費用が増えることがある。

原因:インテント マッチはキーワードに関連する内容の検索を広く対象にします。公式ヘルプは、検索語句ごとにオークション時のシグナルを入札単価へ反映する必要があるため、スマート自動入札とインテント マッチの併用は「不可欠」だとしています(出典:キーワードのマッチタイプについて)。

対策:インテント マッチを使うキャンペーンは、スマート自動入札に切り替えます。スマート自動入札にできない事情がある場合は、フレーズ一致や完全一致で範囲を管理します。

回避策:マッチタイプを変える前に、入札戦略と、コンバージョンが計測できているかを確認する手順を決めておきます。スマート自動入札はコンバージョンを最適化する入札戦略なので、計測が整っていないと判断の材料がそろいません。

7-3. 失敗例3:同じキーワードを複数の広告グループに入れると、意図した広告グループのLPが出ないことがある

症状:テーマの違う複数の広告グループに似たキーワードを登録すると、ある検索語句に対して、意図していた広告グループではなく別の広告グループの広告とLPが表示されることがある。

原因:同じ検索語句に一致しうるキーワードが複数ある場合、使われるのは1つだけです。検索語句と同一の完全一致キーワードがなければ、AI による関連性の判断や広告ランクで選ばれます。関連性は、検索語句の意味、広告グループ内のすべてのキーワード、ランディングページで決まります(出典:Google 広告アカウント内での広告グループとアセット グループの優先順位付けについて)。

対策:必ず特定の広告グループで受けたい検索語句は、その広告グループに完全一致で登録します。検索語句と同一の完全一致キーワードは最優先で使われます。

回避策:広告グループをテーマ別に分け、キーワードとLPのテーマをそろえておきます。公式ヘルプも、テーマ別に構成して、どの広告グループが一致するかを明確にするよう勧めています。

8. Squad beyondでマッチタイプごとのLPの成果を確かめる

マッチタイプを広げると、広告が表示される検索語句が広がり、LPに来るユーザーの検索意図もばらつきます。Squad beyondでは、次の方法でLP側の成果を分けて確認できます。

8-1. マッチタイプのパラメータを付けて、LPの成果を分けて見る

Google広告の ValueTrack パラメータ {matchtype} を使うと、広告表示につながったキーワードのマッチタイプがURLに入ります。値は完全一致が「e」、フレーズ一致が「p」、インテント マッチが「b」です。トラッキング テンプレートに「{lpurl}?matchtype={matchtype}」のように設定します(出典:ValueTrack パラメータでトラッキングを設定する|Google 広告 ヘルプ)。

Squad beyondでは、任意のパラメータを指定したURLを発行でき、レポートに反映された数値をBranch Operationで確認できます(出典:パラメータ付きURLの発行機能について|Squad beyond FAQ)。レポートに表示するパラメータは、レポート画面のパラメーター設定で選べます。媒体・ツールから自動付与されるものは基本的にデフォルトで除外されているため、表示されない場合は設定を確認してください(出典:レポートで表示するパラメータを選択したい|Squad beyond FAQ)。

8-2. 広告グループごとにVersionを出し分ける

Squad beyondには、特定のパラメータを持っている場合だけ指定したVersionを表示する機能があります(出典:パラメータごとにVersionを出し分けする|Squad beyond FAQ)。広告グループごとに異なるパラメータを付けた最終ページURLを入稿すれば、同じ配信URLのまま、検索意図ごとに見出しを変えたVersionを表示できます。Versionは既存のものを複製して作れるので、ファーストビューだけを差し替えた版を用意できます(出典:Versionを複製する|Squad beyond FAQ)。

注意点として、指定したパラメータを含まないURLからアクセスし、かつ配信割合が1以上のVersionが無い場合は404エラーになります(出典:パラメータごとにVersionを出し分けする)。配信前に、パラメータを付けたURLと付けないURLの両方で表示を確認しておきましょう。LPの改善の進め方は「LP最適化(LPO)とは?目的やリスク・改善ポイントをわかりやすく解説」で解説しています。

8-3. LPのCVをGoogle広告に返して、スマート自動入札の材料にする

インテント マッチはスマート自動入札との併用が前提で、スマート自動入札はコンバージョンを最適化します。Squad beyondで計測したCVはGoogle広告に反映できます。LP(beyondページ)の基本情報で媒体を「Google検索広告」にしてアカウントを連携し、お客様IDとコンバージョンアクションIDを入力します。MCVの反映は現状できません(出典:Google広告にSquad beyondのCVを反映する|Squad beyond FAQ)。

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9. Google広告のマッチタイプについてよくある質問

Q. フレーズ一致と部分一致の違いは何ですか?

部分一致は、現在のインテント マッチの旧称です。フレーズ一致は、キーワードと同じ意味の内容を含む検索が対象で、文言に差があっても同じ意味に解釈できれば一致します。語順もマッチングに反映されます。インテント マッチ(旧部分一致)は、キーワードに関連する内容の検索が対象で、キーワードの直接的な意味内容が入っていない検索も含みます。対象の範囲はフレーズ一致のほうが狭く、インテント マッチのほうが広くなります。

Q. インテントマッチと部分一致は同じものですか?

同じマッチタイプです。Think with Google 日本版には、Google Japan が2024年7月から、マッチタイプの名称を「部分一致」から「インテント マッチ」へ変更することを決めたと書かれています。ただし Google は、これを単なる名称の変更ではなく、検索意図をより正確に理解できるようになった機能の進化を示すものだと説明しています。ヘルプの一部には今も「部分一致」の表記が残っています。

Q. フレーズ一致や完全一致の記号はどう書きますか?「+」は使えますか?

フレーズ一致はキーワードを二重引用符で囲み(例:"テニス シューズ")、完全一致は角かっこで囲みます(例:[赤いシューズ])。インテント マッチには記号がなく、そのまま入力したキーワードがインテント マッチになります。語句の前に「+」を付ける絞り込み部分一致の記法は、2021年7月以降、新しいキーワードには使えません。既存のものはフレーズ一致と同じ動作で配信されます。

Q. 完全一致にしているのに、違う検索語句で広告が表示されるのはなぜですか?

Google広告のすべてのマッチタイプは類似パターンに一致し、この設定はオプトアウトできないためです。完全一致の類似パターンには、表記のゆれや語順の違いのほか、類義語や言い換え、検索意図が同じ語句も含まれます。外したい語句がある場合は除外キーワードで外します。検索語句ごとに意図が違うと分かったら、Squad beyondのようにパラメータでVersionを出し分けられるツールを使うと、検索意図に合わせた見出しのLPを同じ配信URLのまま用意できます。

Q. どのマッチタイプから始めればいいですか?

公式ヘルプは、スマート自動入札とインテント マッチの併用を不可欠とし、最も相性が良い組み合わせだとしています。一方で、スマート自動入札はコンバージョンを最適化する入札戦略なので、コンバージョンが計測できていることが前提です。まず入札戦略と計測の状態を確認し、そのうえでマッチタイプを選ぶ順番にすると判断がぶれません。LPで発生したCVを入札に使いたい場合は、Squad beyondで計測したCVをGoogle広告に反映する連携が使えます。

Q. マッチタイプを広げたらCVRが下がりました。どうすればいいですか?

まず検索語句レポートで、広告が表示された検索語句と[マッチタイプ]列を確認します。商品やサービスと関係のない検索語句が出ていれば除外キーワードで外し、関係はあるが意図が違う検索語句が増えているなら、LPがその意図に応えているかを見直します。マッチタイプのパラメータを付けたURLを入稿しておけば、Squad beyondのレポートでマッチタイプごとのLPの数値を分けて確認でき、広告側とLP側のどちらに原因があるかを切り分けやすくなります。

10. まとめ

  • マッチタイプは、検索語句とキーワードをどこまで厳密に合わせるかの設定。Google広告は完全一致・フレーズ一致・インテント マッチの3種類で、広いほうが狭いほうを含む
  • 記号は完全一致が[ ]、フレーズ一致が" "、インテント マッチは記号なし。「+」の絞り込み部分一致は2021年7月以降、新しく作れない
  • 「部分一致」は2024年7月から「インテント マッチ」に名称が変わった(Think with Google 日本版の記載)
  • どのマッチタイプも類似パターンに一致する。完全一致でも類義語や言い換えに表示される
  • インテント マッチはスマート自動入札との併用が不可欠とされている。マッチタイプは入札戦略とセットで選ぶ

マッチタイプを広げるほど、LPに来るユーザーの検索意図は幅広くなります。マッチタイプごとのLPの成果をパラメータで分けて見て、検索意図に合わせたVersionを用意する運用には、Squad beyondのパラメータ付きURLとVersionの出し分けが使えます。

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