Metaのコレクション広告とは|作り方と仕様

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Metaのコレクション広告とは|作り方と仕様

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InstagramやFacebookで、大きな動画の下に商品が並んだ広告を見て、自社でも出してみたいと思った。けれど、カタログを用意しないと使えないのか、タップした先はLPにできるのか、どのサイズで作ればいいのかが分からない。こうした疑問を持つ広告担当の方は多いのではないでしょうか。

Metaのコレクション広告とは、大きなカバー画像や動画の下に小さな商品画像を並べ、タップするとフルスクリーンの「インスタントエクスペリエンス」が開くモバイル向けの広告フォーマットです。カタログと組み合わせることが多い形式ですが、公式ヘルプではカタログがなくても作れると説明されています。

この記事では、Metaの公式ヘルプと広告ガイド(2026年10月21日時点の記載)をもとに、コレクション広告の仕組み、インスタントエクスペリエンスとの関係、カタログの要否、使える目的と配置、配置ごとの仕様、作り方、そしてLPへの送り方と測り方をまとめます。

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1. コレクション広告とは|カバーの下に商品を並べるモバイル広告

1-1. カバー画像・動画と、小さな商品画像の組み合わせ

Metaのヘルプでは、コレクション広告を「カタログから小さい商品画像とともに大きなカバー画像や動画を紹介することで、利用者を発見から購入へと導く」広告と説明しています(出典:コレクション広告について|Metaビジネスヘルプセンター)。カバーの下には、小さな商品画像のグループがグリッド型のレイアウトで表示されます(出典:Meta広告マネージャからコレクション広告を作成する|Metaビジネスヘルプセンター)。

コレクション広告はモバイル配置にのみ掲載でき、デスクトップには表示されません(出典:コレクション広告で利用できる目的と配置のオプション|Metaビジネスヘルプセンター)。Instagram広告全体の出し方や予算の決め方は「インスタ広告の出し方と費用|2つの経路と予算の決め方」で解説しています。

1-2. タップした場所で開く先が違う

コレクション広告は、どこをタップしたかで開く先が変わります。カバー画像またはカバー動画をタップすると、フルスクリーンのインスタントエクスペリエンスが表示され、商品を発見、閲覧、購入できます。小さい商品画像をタップすると、ウェブサイトの商品詳細ページに移動します。ただし、これは広告の配置によって異なる場合があると書かれています(出典:コレクション広告について)。

コレクション広告の構成図。カバー画像・動画をタップするとインスタントエクスペリエンスが開き、商品画像をタップすると商品詳細ページに移動することを示した図

1-3. 公式が挙げる4つの使いどころ

ヘルプでは、コレクション広告の用途として次の4つが挙がっています(出典:コレクション広告について)。

  • 商品を発見してもらう(動画や画像と関連商品を組み合わせて利用者を引きつける)
  • モバイルデバイスでシームレスなブラウジング体験を提供する(フルスクリーンのインスタントエクスペリエンスで商品やサービスを閲覧してもらう)
  • 需要を売上につなげる(商品に関心を持つ利用者を、ウェブサイトやアプリでの購入へ誘導する)
  • 商品カタログを陳列する(複数の商品やサービスの画像でおすすめ商品を紹介する)

なお、広告マネージャの画面は新しい表示に切り替わりつつあり、[広告設定]にコレクションが表示されない場合がありますが、[クリエイティブ]の[フォーマット表示オプション]で引き続き選べます(出典:同上)。

2. インスタントエクスペリエンスとの関係

2-1. インスタントエクスペリエンスはMetaのアプリ内で開く広告用のページ

インスタントエクスペリエンスは、モバイルデバイスからFacebookまたはInstagramで広告をタップするとすぐに読み込まれる、フルスクリーンのランディングページです(出典:テンプレートを使用してインスタントエクスペリエンスを作成する|Metaビジネスヘルプセンター)。中では動画の視聴、カルーセルのスワイプ、カタログの商品の閲覧ができ、ボタンをタップして別のウェブページに移動することもできます(出典:インスタントエクスペリエンスについて|Metaビジネスヘルプセンター)。

コレクション広告では、インスタントエクスペリエンスが必須です(出典:Facebookフィードに配信するコレクション広告の仕様|Meta広告ガイド)。インスタントエクスペリエンスの最初の画像または動画が広告のカバーになり、それ以外の商品や画像が広告の下部に小さな画像として表示されます。コレクション広告向けのインスタントエクスペリエンスには、商品や画像を4点以上含める必要があります(出典:コレクション広告で紹介する商品を選択する|Metaビジネスヘルプセンター)。

2-2. コレクション広告で使うテンプレート

インスタントエクスペリエンスは、テンプレートから作るか、独自のレイアウトで作ります。コレクション広告に関係するテンプレートは次のとおりです(出典:インスタントエクスペリエンスのテンプレートについて|Metaビジネスヘルプセンター、コレクション広告で紹介する商品を選択する)。

テンプレート内容条件(ヘルプの記載)
ストアフロントカタログの商品をグリッド形式で表示し、ウェブサイトやアプリに誘導トラフィック・売上の目的。コレクション広告フォーマットとEコマースカタログが必要
ライフスタイルカタログ商品が使われている画像に商品をタグ付けして紹介トラフィック・売上の目的。Eコマースカタログが必要。Instagramの配置では使えない
顧客獲得登録・購入などのページに直接誘導するモバイルランディングページアプリの宣伝以外のすべての目的と、すべての広告フォーマット
デジタルチラシクーポンで地域の店舗への来店を増やすInstagramリールでは使えない

出典:インスタントエクスペリエンスのテンプレートについて、コレクション広告で利用できる目的と配置のオプション(いずれもMetaビジネスヘルプセンター)

Instagramでは、販売店情報、製品のタグ付け、クーポンのコンポーネントはサポートされていません。ヘッダー、ボタン(オフサイトへのリンク)、写真、テキストブロック、動画、商品セットなどは、FacebookとInstagramの両方で使えます(出典:Instagramインスタントエクスペリエンスコンポーネントの仕様|Metaビジネスヘルプセンター)。

2-3. 2025年6月以降はランディングページビューに数えない

インスタントエクスペリエンスについてのヘルプには、「2025年6月以降、インスタントエクスペリエンスはランディングページビューとしてカウントされなくなります」と書かれています(出典:インスタントエクスペリエンスについて)。インスタントエクスペリエンスはMetaのアプリの中のページで、自社のLPそのものではない、と考えておくと数字を読み違えにくくなります。LPへの送り方と測り方は7章で整理します。

3. コレクション広告にカタログは必要か

3-1. カタログがなくても作れる

Metaのトラブルシューティングのヘルプには、「コレクション広告の作成にカタログは必要ありません」と書かれています。インスタントエクスペリエンスのテンプレートを使えば、カタログを使わずにコレクション広告を作れます(出典:FacebookとInstagramでのコレクション広告に関するトラブルシューティング|Metaビジネスヘルプセンター)。商品は、カタログからインスタントエクスペリエンスに追加することも、広告マネージャで手動で商品の詳細を入力することもできます(出典:コレクション広告で紹介する商品を選択する)。

カタログがない場合は、顧客獲得テンプレートのように、カバーとテキスト、カルーセル、ボタン(リンク先URL)で構成するインスタントエクスペリエンスを使います。顧客獲得テンプレートでは、カルーセルの画像は2枚以上が必要です(出典:テンプレートを使用してインスタントエクスペリエンスを作成する)。

コレクション広告をカタログありで作る場合(ストアフロントなど)と、カタログなしで作る場合(顧客獲得テンプレートなど)の条件を比べた図

3-2. カタログを使う場合の条件

カタログを使う場合は、次の条件があります。

  • Facebookに広告を掲載するには、商品セットに4点以上の商品が必要
  • 広告がタップされたときに表示される商品は最大50点。商品セットには50点を超える商品を設定することが推奨されている
  • 商品が在庫切れになると、商品セットが自動で更新され、在庫のある商品が表示される
  • 広告規定に準拠していない商品は、カタログ内で却下された商品として表示される

出典:コレクション広告に関するトラブルシューティング

また、「売上」の目的を選ぶ場合はMetaピクセルが必要で、ないとコレクション広告を公開できません。「認知度アップ」や「トラフィック」ではピクセルは必須ではありませんが、ウェブサイトでのアクションを確認したい場合は使うことが推奨されています(出典:同上)。なお、画像やテキストなど複数の素材の組み合わせを自動で試す方法は「Meta広告のダイナミッククリエイティブとは?設定と限界」で解説しています。

4. 使える目的と配置

4-1. 使える目的は5つ

コレクション広告は、認知度、トラフィック、エンゲージメント、リード、売上の目的で作れます(出典:コレクション広告で利用できる目的と配置のオプション)。トラブルシューティングのヘルプでは、認知度アップは「リーチ」に最適化する場合と書かれており、その他の目的ではコレクション広告を掲載できません(出典:コレクション広告に関するトラブルシューティング)。

4-2. 配置はヘルプのページごとに記載が違う

コレクション広告の配置は、Metaのヘルプの中でもページによって書かれている一覧が違います。2026年10月21日時点で確認した記載は次のとおりです。

ページ載っている配置
コレクション広告で利用できる目的と配置のオプションFacebookフィード、Facebook Marketplace、Facebookストーリーズ、Facebookリール、Instagramフィード、Instagramストーリーズ、Instagramリール、Instagram発見ホーム(またはAdvantage+ 配置)
コレクション広告に関するトラブルシューティングFacebookフィード、Facebook Marketplace、Instagramフィード、Instagramストーリーズ(その他の配置、Messenger、Audience Networkでは使えない)
インスタントエクスペリエンスに対応している目的と配置のオプションFacebookフィード、Facebook Marketplace、Instagramフィード、Instagram発見タブ
Meta広告ガイド(コレクション)Facebookフィード、Facebook動画フィード、Facebookリール、Facebook Marketplace、Instagramフィード、Instagramストーリーズ、Instagramリール、Instagram発見タブ

出典:目的と配置のオプション、トラブルシューティング、インスタントエクスペリエンスに対応している目的と配置のオプション(いずれもMetaビジネスヘルプセンター)、Meta広告ガイド コレクション

どのページにも共通しているのは、FacebookフィードとFacebook Marketplace、Instagramフィードが含まれ、モバイルにだけ表示されることです。それ以外の配置に出したい場合は、広告マネージャで実際に選べるかを確認し、広告プレビューで表示を確かめてから配信してください。なお、2026年3月から、Facebookフィードの配置には[Facebookの友達]タブが含まれるようになっています(出典:目的と配置のオプション)。

5. コレクション広告の仕様|サイズとテキスト

5-1. 配置ごとのカバーの仕様

Meta広告ガイドに載っている、配置ごとの推奨値は次のとおりです。

配置カバーのアスペクト比解像度テキストの推奨
Facebookフィード1.91:1〜1:1(1.91:1〜4:5もサポートされるが1:1にマスクされることがある)1,080×1,080ピクセル以上メインテキスト125文字以内・見出し40文字以内
Instagramフィード1.91:1〜1:11,080×1,080ピクセル以上(最小幅・高さ500ピクセル)メインテキスト125文字以内。見出しは表示されない
Instagramストーリーズ1.91:1〜1:11,080×1,080ピクセル以上(最小幅・高さ500ピクセル)メインテキストは表示されない
Instagramリール9:16(4:5〜1.91:1も可)。商品画像は1:1500×888ピクセル以上-
Facebookリール9:16〜1:11,080×1,080ピクセル以上メインテキスト72文字以内・見出し10文字以内

出典:Meta広告ガイド(Facebookフィード、Instagramフィード、Instagramストーリーズ、Instagramリール、Facebookリール)

共通の要件として、画像はJPGまたはPNG、画像の最大ファイルサイズは30MB、動画の最大ファイルサイズは4GBで、インスタントエクスペリエンスとランディングページのURLが必須とされています(出典:同上)。テキストの文字数は推奨値で、超えると表示が途中で切れる可能性があります。

5-2. テキストは配置によって表示される場所が違う

Facebookフィードでは、メインテキストはカバーの上に、見出しはカバーと商品の間に表示されます。Instagramフィードではメインテキストのみが表示されます。FacebookとInstagramの両方の配置に出す場合は、メインテキストと見出しの両方を入れるよう案内されています(出典:コレクション広告のデザイン仕様|Metaビジネスヘルプセンター)。

カバーの下の商品画像は、見た目を整えるためにアスペクト比1:1または4:5に自動で調整される場合があります。ストーリーズとリールでは、カバーが1:1か16:9かによってレイアウトが変わる場合があります(出典:Meta広告マネージャからコレクション広告を作成する)。トラブルシューティングのヘルプでは、Instagramストーリーズで1:1を使うと9:11.5のレイアウトに調整される場合があるとされています(出典:コレクション広告に関するトラブルシューティング)。

6. コレクション広告の作り方

コレクション広告を広告マネージャで作る5つの手順(目的、コンバージョンの場所、インスタントエクスペリエンスの用意、フォーマットの選択、プレビューと公開)を示した図

6-1. 認知度・トラフィック・エンゲージメントの目的で作る

  1. Meta広告マネージャを開き、[+ 作成]をクリックする
  2. 目的として[認知度]、[トラフィック]、[エンゲージメント]のいずれかを選び、[次へ]をクリックする
  3. 広告セットの[コンバージョン]でコンバージョンの場所を選ぶ(トラフィック・エンゲージメントは[ウェブサイト]か[アプリ])
  4. 広告の[広告設定]で、フォーマットに[シングル画像または動画]か[カルーセル]を選ぶ
  5. [リンク先]で既存のインスタントエクスペリエンスを選ぶか、[+ 新規作成]でテンプレート(ストアフロント・顧客獲得・ライフスタイルカタログ・デジタルチラシ)から作り、[完了]をクリックする
  6. [クリエイティブ]で、シングル画像・動画なら[クリエイティブを設定]で[サイトリンク]か[商品]をオンにし、カルーセルならカードを5枚以上追加する
  7. [フォーマット表示オプション]の[編集]で[コレクション]を選ぶ
  8. [広告プレビュー]で配置ごとの表示を確認し、[公開]をクリックする

出典:Meta広告マネージャからコレクション広告を作成する|Metaビジネスヘルプセンター

6-2. リード・売上の目的で作るときの違い

リードと売上の目的でも流れは同じです。コンバージョンの場所は、リードでは[ウェブサイト]か[アプリ]、売上では[ウェブサイトとショップ]、[ウェブサイトとアプリ]、[ウェブサイト]、[アプリ]から選びます。シングル画像・動画のクリエイティブでは[サイトリンク]をオンにします(出典:同上)。アプリを選ぶ場合は、アプリ内の商品に直接誘導します。Instagramは、カタログにアプリのリンクがあれば商品レベルのディープリンクに対応しますが、CTAボタンなど他の要素のディープリンクには対応していません(出典:同上)。

6-3. 商品の並べ方は「ダイナミック」か「特定の順番」

ストアフロントのテンプレートでは、商品の並べ方を2つから選びます。「ダイナミックに配置(推奨)」では、利用者が最も反応しそうだと広告配信システムが判定した商品が表示されます。「特定の順番を選択」では、選んだ順番で商品が表示されます(出典:コレクション広告で紹介する商品を選択する)。ベストプラクティスのヘルプでは、ダイナミックに配置を選ぶと、広告に表示する2〜4点の商品を配信システムが人気順または購入可能性の高い順に選ぶと説明されています(出典:コレクション広告のベストプラクティス|Metaビジネスヘルプセンター)。

7. 遷移先(LP)の考え方と測り方

7-1. LPへの出口は2つある

コレクション広告から自社のサイトへ移る出口は、大きく2つです。1つは小さい商品画像のタップで、広告主が提供する商品詳細ページが開きます(出典:コレクション広告で利用できる目的と配置のオプション)。もう1つはインスタントエクスペリエンスの中のボタンやリンクで、テンプレートの[ボタン]や[固定ボタン]にリンク先URLを入力します(出典:テンプレートを使用してインスタントエクスペリエンスを作成する)。

インスタントエクスペリエンスのベストプラクティスでは、一番訴求したいポイントを最初に強調し、ウェブサイトへリンクするボタンまたは画像を各画面に付けることが勧められています(出典:インスタントエクスペリエンスのベストプラクティス|Metaビジネスヘルプセンター)。コレクション広告はモバイルにだけ表示されるため、送り先のLPもスマホでの見え方を前提に作る必要があります。スマホ向けの整え方は「LPレスポンシブ対応の方法|スマホ最適化でCVRを上げる7つの施策」を参考にしてください。

7-2. LPに来た人数はどの指標で見るか

インスタントエクスペリエンスを使う広告では、次の指標を確認できます(出典:インスタントエクスペリエンスの指標について|Metaビジネスヘルプセンター)。

指標数えるもの
リンククリックFacebookプロパティ内外のリンク先や、インスタントエクスペリエンスへ誘導するリンクがクリックされた回数
アウトバウンドクリックFacebookプロパティの外に誘導するリンクがクリックされた回数
インスタントエクスペリエンスの閲覧時間・閲覧率インスタントエクスペリエンスを見た時間と、表示されたコンポーネントの割合
ランディングページビューインスタントエクスペリエンスからURLが正常に読み込まれた回数。Metaピクセルが必要

出典:インスタントエクスペリエンスの指標について

リンククリックには、インスタントエクスペリエンスを開いただけのタップも含まれます。自社のLPに何人来たかを見たいときは、アウトバウンドクリックとランディングページビューを見ます。ランディングページビューは、利用者がインスタントエクスペリエンス内でURLを読み込み、ピクセルがPageView、PixelInitialized、ViewContentのいずれかのイベントを実行するとカウントされます(出典:同上)。

7-3. リンク先URLにパラメーターを付ける

コレクション広告のベストプラクティスには、広告にURLパラメーターを追加すると、広告トラフィックの発生場所を特定できると書かれています。リンク先URLにパラメーターを追加すると、商品ではなくウェブサイトへのリンクをクリックした人数を確認できます。あわせて、広告に表示されている商品以外も探せるよう、複数の商品が掲載されているリンク先に誘導することも勧められています(出典:コレクション広告のベストプラクティス)。商品の一覧から選んでもらうEC向けのLPの考え方は「EC広告運用の整理(2026):媒体選び・LPO・運用の回し方」でも整理しています。

8. コレクション広告でよくある失敗例

8-1. 失敗例1:見出しに大事な文言を入れ、Instagramで表示されない

症状:Facebookフィードの見え方だけを見て、キャンペーン名や特典などの大事な文言を見出しに入れると、Instagramフィードでは見出しが表示されないため、その文言が利用者に届かない。Instagramストーリーズでは、反対にメインテキストが表示されない。

原因:Facebookフィードでは、メインテキストはカバーの上、見出しはカバーと商品の間に表示されますが、Instagramフィードではメインテキストのみが表示されます(出典:コレクション広告のデザイン仕様)。Meta広告ガイドでも、見出しはInstagramフィードでは表示されず、メインテキストはInstagramストーリーズでは表示されないとされています(出典:Instagramフィード、Instagramストーリーズ)。

対策:どの配置でも伝えたい文言は、カバーの画像や動画の中、またはインスタントエクスペリエンスの最初の画面に入れます。広告プレビューで配置を切り替え、文言が表示されているかを確認してから公開します。

回避策:FacebookとInstagramの両方に出す場合は、メインテキストと見出しの両方を入れるという公式の案内に沿って入稿用の原稿を作ります。配置ごとに表示されるテキストを一覧にして、制作時のチェック項目にしておくと、配置を増やしたときにも抜けを防げます。

8-2. 失敗例2:商品が足りず、コレクション広告が作れない・表示されない

症状:インスタントエクスペリエンスに入れる商品が3点以下だったり、カタログの商品セットに却下された商品が多かったりすると、コレクション広告を作れない、または広告の下に並ぶ商品が少なくなる。在庫切れの商品が多い時期には、表示できる商品がさらに減る。

原因:コレクション広告向けのインスタントエクスペリエンスには商品や画像を4点以上含める必要があり、カタログを使う場合もFacebookに広告を掲載するには商品セットに4点以上が必要です。広告規定に準拠していない商品はカタログ内で却下されます(出典:コレクション広告で紹介する商品を選択する、コレクション広告に関するトラブルシューティング)。

対策:商品を4点以上に増やすか、カタログを使わない構成(顧客獲得テンプレートなど)に切り替えます。却下された商品は、ビジネスサポートホームでステータスを確認し、誤って却下されたと考えられる場合は審査をリクエストします(出典:コレクション広告に関するトラブルシューティング)。

回避策:商品セットは、ヘルプが勧めるとおり50点を超える規模で用意しておくと、在庫切れや却下で表示できる商品が足りなくなる事態を避けやすくなります。配信前に、商品セットの中で却下された商品がないかを確認する手順を入れておきます。

8-3. 失敗例3:ランディングページビューの前後比較で、LPへの流入が減ったと誤解する

症状:インスタントエクスペリエンスを使う広告のランディングページビューを、2025年6月より前の期間と比べると、数字の数え方が変わっているため、LPへの流入が減ったように見えることがある。その結果、LPやクリエイティブに問題があると判断して、必要のない作り直しをしてしまう。

原因:Metaのヘルプには、2025年6月以降、インスタントエクスペリエンスはランディングページビューとしてカウントされなくなると書かれています(出典:インスタントエクスペリエンスについて)。インスタントエクスペリエンスを開いた数と、その先の自社のLPが読み込まれた数は別のものとして扱われます。

対策:比較するときは、指標の定義が同じ期間どうしで比べます。自社のLPに来た人数は、アウトバウンドクリックと、ピクセルで計測するランディングページビュー、さらにLP側の計測ツールの数字を並べて確認します。

回避策:レポートに、2025年6月の定義の変更を注記として残しておきます。指標の定義が変わる時期は、媒体のヘルプの更新を確認し、レポートの数字の横に「何を数えているか」を書いておくと、担当者が替わっても読み違えにくくなります。

9. Squad beyondでコレクション広告の先のLPを検証する

コレクション広告では、インスタントエクスペリエンスまでの数字はMetaの広告マネージャで見られますが、その先のLPで何が起きたかは、LP側で計測する必要があります。Squad beyondでは、次の方法でLPの成果を分けて見たり、改善したりできます。

9-1. 入稿URLのパラメータで、広告ごとのLPの成果を分ける

Squad beyondのFAQでは、Meta広告の入稿時に「ウェブサイトのURL」の入力欄にパラメーターを付けると、配信を始めた後にBranch Operationでパラメーターごとにクリエイティブの情報を確認できると説明されています。URLダイナミックパラメーターで入稿した場合や、「URLパラメーター」の欄に書いた場合は、クリエイティブの情報が見られなくなります(出典:Meta広告(Facebook広告/Instagram広告)のクリエイティブデータをレポートに反映する|Squad beyond FAQ)。

コレクション広告は、インスタントエクスペリエンスのボタンや商品など、リンク先を入力する場所が複数あります。Squad beyondの配信URLに送る場所と、そこに付けるパラメータを決めてから入稿し、配信後にレポートに数字が出ているかを確認しておきましょう。

9-2. Versionを複製して、LPのABテストをする

インスタントエクスペリエンスで商品を見た人は、すでに商品の見た目を知った状態でLPに来ます。こうした人に合わせてファーストビューを変えたい場合は、既存のVersionを複製し、ファーストビューやCTAボタンだけを差し替えた版を作れます(出典:Versionを複製する|Squad beyond FAQ)。配信タイプ「同一URL配信」のbeyondページで、複数のVersionの配信割合を1以上にすると、同じ配信URLでABテストができます(出典:ABテストを実施する|Squad beyond FAQ)。広告の設定を変えずにLPだけを比べられるので、インスタントエクスペリエンスの変更とLPの変更の効果を分けて判断できます。

URLに特定のパラメータが付いている場合だけ指定したVersionを表示する設定もあります。ただし、パラメータを含まないURLからアクセスし、配信割合が1以上のVersionがない場合は404エラーになるため、配信前に確認が必要です(出典:パラメータごとにVersionを出し分けする|Squad beyond FAQ)。

9-3. LPで計測したCVをMetaに返す

Squad beyondでは、Meta広告のピクセルとアクセストークンを設定すると、Squad beyondで計測したCLICK(MCV)とCVをMetaの管理画面に反映できます。計測機能付きリンクのクリックはViewContent、CVはPurchaseとして送られます(出典:Meta広告(Facebook広告/Instagram広告)にSquad beyondのCVを反映する|Squad beyond FAQ)。広告セットのコンバージョンイベントがPurchase以外だと、送ったCVが広告成果として反映されない可能性がある点に注意してください。LPが開かないなどのトラブルの確認は「Meta広告でLPが開かない?リンクエラーの原因と対策を解説」で解説しています。

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10. コレクション広告についてよくある質問

Q. コレクション広告とは簡単に言うと何ですか?

大きなカバー画像や動画の下に小さな商品画像を並べた、Metaのモバイル向けの広告フォーマットです。カバーをタップするとフルスクリーンのインスタントエクスペリエンスが開き、商品画像をタップすると広告主の商品詳細ページに移動します(配置によって異なる場合があります)。認知度、トラフィック、エンゲージメント、リード、売上の目的で作れ、デスクトップには表示されません。

Q. インスタントエクスペリエンスとコレクション広告はどう違いますか?

コレクション広告は広告の見た目(フォーマット)で、インスタントエクスペリエンスは広告をタップしたときに開くフルスクリーンのページです。コレクション広告ではインスタントエクスペリエンスが必須で、その最初の画像または動画が広告のカバーになります。インスタントエクスペリエンス自体は、シングル画像やカルーセルなどほかのフォーマットでも使えます。2025年6月以降は、ランディングページビューとしてカウントされなくなっています。

Q. カタログがなくてもコレクション広告は出せますか?

出せます。Metaのトラブルシューティングのヘルプには、コレクション広告の作成にカタログは必要ないと書かれており、インスタントエクスペリエンスのテンプレートを使えばカタログなしで作れます。商品を手動で入力することもできます。ただし、ストアフロントやライフスタイルカタログのテンプレートはEコマースカタログが必要です。カタログを使わず顧客獲得テンプレートでLPに送る場合は、Squad beyondのようにLPを複製して見出しを変えた版を並べられる環境があると、送り先のLPを比べながら改善できます。

Q. コレクション広告はパソコンでも表示されますか?

表示されません。コレクション広告はモバイル配置にのみ掲載でき、デスクトップデバイスには掲載できないとヘルプに書かれています。インスタントエクスペリエンスを使う広告も、モバイルデバイスのみに表示されます。広告マネージャで表示を確認するときは、広告プレビューでモバイルの配置を選んでください。送り先のLPもスマホで開かれる前提で、表示速度や文字の大きさを確認しておきます。

Q. コレクション広告から自社のLPに送れますか?

送れます。インスタントエクスペリエンスのテンプレートの[ボタン]や[固定ボタン]にリンク先URLを入力すると、そこから自社のサイトに移動できます。小さい商品画像のタップでは、広告主の商品詳細ページが開きます。Metaのベストプラクティスでは、リンク先URLにURLパラメーターを付けてトラフィックの発生場所を特定することが勧められています。Squad beyondの配信URLに送る場合は、入稿URLのパラメータでLP側の成果を分けて見られます。

Q. コレクション広告の効果は何を見ればいいですか?

インスタントエクスペリエンスを開いた反応は、リンククリック、閲覧時間、閲覧率で見ます。自社のLPに来た人数は、アウトバウンドクリックと、Metaピクセルで計測するランディングページビューで確認します。リンククリックにはインスタントエクスペリエンスを開いたタップも含まれるため、LPへの流入と混同しないようにします。LPに来た後のCVは、Squad beyondのようなLP側の計測で分けて見ると、広告とLPのどちらに改善の余地があるかを切り分けられます。

11. まとめ

  • コレクション広告は、カバー画像・動画の下に商品画像を並べるMetaのモバイル向け広告。カバーのタップでインスタントエクスペリエンス、商品画像のタップで商品詳細ページが開く
  • インスタントエクスペリエンスは必須で、商品や画像を4点以上入れる。2025年6月以降はランディングページビューに数えない
  • カタログがなくても作れる。カタログを使う場合は商品セットに4点以上、50点を超える規模が推奨。売上の目的ではMetaピクセルが必要
  • 目的は認知度・トラフィック・エンゲージメント・リード・売上。配置の一覧はヘルプのページごとに違うため、広告マネージャで選べるかとプレビューで確認する
  • テキストは配置で表示が違う(Instagramフィードは見出しなし、Instagramストーリーズはメインテキストなし)

コレクション広告の成果は、インスタントエクスペリエンスの出来だけでなく、その先のLPで決まります。Squad beyondのパラメータ付きの入稿とVersionの複製を使えば、Metaの管理画面では見えないLP側の成果を分けて確かめながら改善を進められます。

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