Claudeのトークン数と上限|広告レポートが止まる理由

#活用方法
Claudeのトークン数と上限|広告レポートが止まる理由

|広告運用ノウハウ公開中!

より詳しく知りたい方は資料をダウンロード!

広告のレポートや原稿をClaudeに投げていて、作業の途中で止まったことがあると思います。

このとき多くの人が「どのモデルを使うか」の問題だと考えますが、止まる原因はそこではありません。プランの利用枠に当たっているだけです。そしてその枠は5時間と週の二重になっていて、設定画面で残りを見られます。

最初に用語を2つ断っておきます。この記事の「トークン」はAIが文章を数える単位のことで、Google広告のAPIで使う開発者トークンとは別物です。そして「セッション」は5時間ごとにリセットされる利用枠のことで、GA4のセッション数とも別物です。

この記事ではAnthropic公式ヘルプに書かれていることだけを使って、上限の仕組み、残りの確認方法、消費を抑える設計を広告業務の文脈で整理します。モデル間の料金比較は扱いません。

\LPの制作から検証まで、ひとつの画面で/

  • ・10日間、有料プランの機能を無料でお試しいただけます
  • ・LP制作からA/Bテスト、効果測定までワンストップ
Squad beyond を10日間無料で試す >>

1. 上限は5時間と週の二重になっている

まず仕組みです。使用制限のベストプラクティスには、設定画面で確認できるものとして次の2つが並んでいます。

現在のセッション:プランの5時間のセッション制限のうちこれまでに使用した量と、セッションに残っている時間の量。

週間制限:プランの週間使用制限がいつリセットされるか、すべてのモデル、およびFable(プランに含まれている場合)を確認してください。

枠中身
5時間のセッション制限使った量と、セッションに残っている時間
週間使用制限いつリセットされるか。すべてのモデルが対象

ここでいう「セッション」はGA4のセッション数とは関係ありません。 5時間でリセットされる利用枠のことです。当社の記事では「セッション」をGA4の文脈で使っているものが多いので、混同しないでください。

1-1. 週間制限はモデルを変えても逃げられない

週間制限はすべてのモデルが対象です。つまり「上限に当たったから別のモデルに切り替える」という回避はできません。

5時間の枠だけを見ていると、週の枠に当たったときに理由が分かりません。両方を見る必要があります。

1-2. 使用量ベースのEnterpriseは上限がない

組織が使用量ベースのEnterpriseプランを使用している場合、特定の使用制限はありませんが、消費に基づいて課金されます。

上限で止まらない代わりに、消費した分が課金されます。 代理店で複数人が同じ環境を使う場合、止まらないほうが怖いことがあります。設定の使用状況で追跡できるので、月の途中で見る習慣を作ってください。

2. 残りをどこで見るか

確認方法は使用制限のベストプラクティスに明記されています。

Pro、Max、Team、またはシート型Enterpriseプランを使用している場合は、設定 > 使用状況に移動して、5時間のセッション制限と週間使用制限のどのくらいを消費したかを示すプログレスバーを表示できます。

設定 > 使用状況です。上部のプラン使用制限セクションに、セッション制限と週間制限の両方の進捗が出ます。

これを作業を始める前に見るだけで、止まり方が変わります。週の枠が9割まで来ている状態で大きなレポートを投げると、途中で止まります。残りが分かっていれば、投げる単位を分けるか、翌週に回すかを先に決められます。

なお送信前にトークン数を数えることもできます(トークンカウント - Claude Platform Docs)。

「token counting」(トークンカウント)を使用すると、Claudeにメッセージを送信する前に、そのメッセージ内のトークン数を確認できます。

こちらはAPI経由の機能です。管理画面の実績をまとめてAPIに投げる処理を組んでいるなら、送る前に量を確認してから投げる設計にできます。ただし公式は「トークン数は推定値です」としていて、実際の入力トークン数がわずかに異なる場合があるとしています。

3. 何が消費を増やすのか

公式が挙げている要因です。広告業務でよく起きる順に並べ替えました。

要因広告業務で起きる場面
ファイル添付のサイズ管理画面からエクスポートしたCSVをそのまま添付する
現在の会話の長さ1つのチャットでレポートを何本も作り続ける
メッセージの長さ実績を全部本文に貼る
努力レベル定型の作業でも深く考えさせる設定にしている
ツール使用(リサーチ、ウェブ検索)競合のLPを調べさせる
モデルの選択定型処理に上位モデルを使う
アーティファクトの作成と使用表やスライドの形で出力させる
複数ステップのタスクコード実行、ファイル作成、ウェブサイト閲覧

上から4つが広告運用でいちばん効きます。

3-1. CSVをそのまま添付すると重い

管理画面からエクスポートしたCSVは、不要な列が多く含まれています。使う列だけに絞ってから渡すだけで消費が変わります。

3-2. 1つのチャットで作業を続けると重くなる

会話の長さが要因に挙がっています。レポートを1本作り終えたら新しいチャットに移るほうが、同じ作業でも消費は軽くなります。

3-3. モデルを変えると、同じ原稿でもトークンが増える

見落としやすいのがここです。トークンカウント - Claude Platform Docsに記載があります。

Claude 4.7以降のモデルおよびClaude Mythos Previewは、より新しい「tokenizer」(トークナイザー)を使用しています。同じ入力テキストでも、以前のモデルと比べて約30パーセント多くのトークンが生成されます。正確な増加量は、コンテンツとワークロードの形態によって異なります。以前のモデルで測定したカウントを再利用するのではなく、使用予定のモデルに対してプロンプトを再カウントしてください。

同じ原稿を同じように投げても、モデルが新しいとトークン数は増えます。 公式は「約30パーセント多くのトークンが生成されます」とし、正確な増加量はコンテンツとワークロードの形態によって異なるとしています。以前の感覚で「このレポートならこのくらい」と見積もっていると合いません。公式も、以前のモデルで測ったカウントを再利用せず、使うモデルで数え直すよう明記しています。

3-4. 努力レベルを定型作業で上げない

公式は「努力レベル」を消費に影響する要因として明記しています。フォーマットが決まっている作業では下げてよい部分です。どのモデルを選ぶかという判断はOpus 5.5とFable 5.1|広告運用での使い分けにまとめてあります。

4. プロジェクトのキャッシュで消費を抑える

ここが設計の中心になります。使用制限のベストプラクティスの記載です。

プロジェクト内のコンテンツはキャッシュされ、再利用時に制限に対してカウントされる量が少なくなります。

そのコンテンツがまだキャッシュされている間に再度参照すると、キャッシュされた部分は新しいコンテンツよりも制限に対してカウントされる量が少なくなります。

毎回同じものを貼り直すのをやめて、プロジェクトに置くという設計です。広告運用で該当するのは次のようなものです。

  • アカウントの構成(キャンペーンと広告グループの構造)
  • 自社・クライアントのNG表現リスト
  • レポートの出力テンプレート
  • 媒体ごとの入稿規定
  • 過去に勝った訴求の型

これらは変わりにくく、毎回使うので、キャッシュの効きがいちばん大きい部類です。

ただし注意点が1つあります。

キャッシュは非アクティブ期間後に期限切れになります。長い休止後にプロジェクトに戻った場合、最初のメッセージはそのコンテンツを完全にカウントします。

しばらく使っていないプロジェクトに戻ると、最初の1回は満額でカウントされます。 月1回しか触らないプロジェクトではキャッシュの利点がほぼ出ないので、週次で回す業務に向いた仕組みだと考えてください。

なお公式は、プロジェクトナレッジの容量を広げるRAGモードがあるとも書いています。

4-1. 「まとめて1メッセージ」が公式の推奨

公式のベストプラクティスには、分けるより1つにまとめる方向の記載が繰り返し出てきます。

複数の関連するタスクまたは質問がある場合は、それらを1つのメッセージにグループ化してください。

テキストを分割するのではなく、編集用のテキスト全体を1つのメッセージで送信してください。

関連するすべてのデータを1つの構造化されたメッセージで提供してください。

往復の回数を減らすほうが消費が抑えられるという考え方です。広告のレポートなら、数字を小出しにして何度も聞き返されるより、必要なデータを1回で構造化して渡すほうが軽くなります。

レポート業務をどこまで自動化するかの全体像は広告レポートの自動化で整理しています。

5. 「上限に当たった」の原因を分けて考える

広告運用では、Meta広告の予算上限のように上限に当たって止まる場面がいくつかあります。原因を混ぜると対処を間違えます。

止まったもの当たっている上限見る場所
Claudeの作業5時間のセッション制限/週間使用制限設定 > 使用状況
Meta広告の配信1日の予算/アカウントの上限予算/Metaが設定する1日の上限予算管理画面

どちらも「上限」ですが別物です。 Meta広告の予算上限についてはMeta広告の上限予算に整理してあります。

Claude側で止まったときに確認する順番は次のとおりです。

  1. 設定 > 使用状況を開いて、5時間の枠か週の枠かを見る
  2. 5時間の枠なら、残り時間を見て待つか、添付と会話の長さを削って続ける
  3. 週の枠なら、モデルを変えても逃げられないので、リセット日を見て作業を組み直す

6. Squad beyondで、生成した訴求を検証に回す

消費を抑える設計をしても、使える量には上限があります。限られた回数で成果を出すなら、出てきたものをちゃんと試せる状態にしておくほうが効きます。

訴求を10本出しても、LPが1本なら比較できません。せっかく枠を使って作ったものが、試されずに終わります。

Squad beyondでは、生成した訴求をそのままLPの別案として立て、配信中の結果をページごとに見分けられます。生成の回数に上限があるからこそ、1回の生成から取れる判断材料を増やすほうが効率的です。

\LPの制作から検証まで、ひとつの画面で/

  • ・10日間、有料プランの機能を無料でお試しいただけます
  • ・LP制作からA/Bテスト、効果測定までワンストップ
Squad beyond を10日間無料で試す >>

7. Claudeのトークン数と上限についてよくある質問(FAQ)

Q. Claudeの上限はどういう仕組みですか

A. 公式ヘルプによると、設定画面で確認できる枠が2つあります。1つは5時間のセッション制限で、使った量とセッションに残っている時間が表示されます。もう1つは週間使用制限で、いつリセットされるかが表示され、すべてのモデルが対象です。つまり週の枠に当たった場合、モデルを切り替えても回避できません。なお組織が使用量ベースのEnterpriseプランを使っている場合は特定の使用制限はなく、消費に基づいて課金されます。

Q. 残りのトークン数はどこで確認できますか

A. Pro、Max、Team、またはシート型Enterpriseプランの場合、設定の使用状況に移動すると、5時間のセッション制限と週間使用制限をどのくらい消費したかを示すプログレスバーが表示されます。上部のプラン使用制限セクションに、セッション制限と週間制限の両方の進捗が出ます。またAPI経由では「token counting」を使って、Claudeにメッセージを送信する前にそのメッセージ内のトークン数を確認できます。

Q. 何をすると消費が増えますか

A. 公式が挙げている要因は、メッセージの長さ、ファイル添付のサイズ、現在の会話の長さ、ツール使用(リサーチやウェブ検索)、モデルの選択、努力レベル、アーティファクトの作成と使用、コード実行やファイル作成やウェブサイト閲覧などの複数ステップのタスクです。広告業務では、管理画面からエクスポートしたCSVをそのまま添付すること、1つのチャットでレポートを何本も作り続けること、定型作業で努力レベルを上げていることが効きやすい部分です。

Q. 消費を抑えるにはどうすればいいですか

A. 公式はプロジェクトのキャッシュを挙げています。プロジェクト内のコンテンツはキャッシュされ、再利用時に制限に対してカウントされる量が少なくなります。アカウント構成、NG表現リスト、レポートの出力テンプレート、媒体ごとの入稿規定のように毎回使うものをプロジェクトに置くのが効きます。ただしキャッシュは非アクティブ期間後に期限切れになり、長い休止後に戻った場合は最初のメッセージがそのコンテンツを完全にカウントします。月1回しか触らない業務では利点が出にくいので、週次で回す業務に向いた仕組みです。

Q. メッセージを分けたほうが消費は少なくなりますか

A. 逆です。公式のベストプラクティスには、複数の関連するタスクや質問は1つのメッセージにグループ化する、テキストを分割するのではなく編集用のテキスト全体を1つのメッセージで送信する、関連するすべてのデータを1つの構造化されたメッセージで提供する、という記載があります。往復の回数を減らすほうが消費を抑えられるという考え方です。数字を小出しにして何度も聞き返されるより、必要なデータを1回で構造化して渡してください。

8. まとめ

Claudeで作業が途中で止まる原因は、モデルの選択ではなくプランの利用枠です。枠は2つあり、5時間のセッション制限と週間使用制限の二重構造になっています。週間制限はすべてのモデルが対象なので、モデルを切り替えても回避できません。

残りは設定 > 使用状況で見られます。作業を始める前にここを開くだけで、途中で止まる事故は減ります。

消費を増やす要因として公式が挙げているのは、メッセージの長さ、ファイル添付のサイズ、会話の長さ、ツール使用、モデルの選択、努力レベル、アーティファクト、複数ステップのタスクです。広告業務ではCSVをそのまま添付することと1つのチャットで作業を続けることが効きやすい部分です。

抑える設計の中心はプロジェクトのキャッシュです。アカウント構成やNG表現リストのように毎回使うものをプロジェクトに置くと、再利用時にカウントされる量が少なくなります。ただしキャッシュは非アクティブ期間後に切れ、戻ったときの最初のメッセージは満額でカウントされるので、週次で回す業務に向いた仕組みだと考えてください。

そして公式の推奨は分けるより1つにまとめる方向です。往復を減らすほうが消費は抑えられます。

\LPの制作から検証まで、ひとつの画面で/

  • ・10日間、有料プランの機能を無料でお試しいただけます
  • ・LP制作からA/Bテスト、効果測定までワンストップ
Squad beyond を10日間無料で試す >>

 

Squad beyond サービス紹介資料

Squad beyondサービス紹介資料はこちらからダウンロード

Squad beyondの活用による具体的な成果をもっと知る

3点セット
  • 厳選LP集
  • Squad beyondで「超カンタンに制作」されて効果を上げた実際のLP集
  • Squad beyondで売上を50%上げた実績紹介

Squad beyondとは何かから、どう成果を出すかまで、まるっと分かる厳選資料3点セットです。