電話専用広告の終了|2027年2月までにLPが要る
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Google広告の電話専用広告は、2027年2月に配信が止まります。新しく作るためのオプションは2026年2月にすでに削除されていて、残っているのは既存の広告だけです。
移行先は、レスポンシブ検索広告(RSA)に電話番号アセットを付ける形です。ここで、これまで必要なかったものが1つ増えます。最終ページURLです。
電話専用広告は、タップすると電話がかかる広告で、遷移先のページを持たずに運用できました。RSAは作成手順に最終ページURLの入力が含まれているため、電話だけで完結していた広告主は、2027年2月までに遷移先のページを用意することになります。
この記事では、公式ヘルプをもとに、止まるまでの日程、通話ボタンが表示される条件、電話の計測を引き継ぐときに見る場所、そして新しく必要になるページに何を書くかを整理します。
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目次
1. 2027年2月に、既存の電話専用広告も止まる
Google広告ヘルプの案内には、次の2つの時期が書かれています。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年2月 | 新しい電話専用広告を作成するためのすべてのオプションが削除される |
| 2027年2月 | 既存のすべての電話専用広告ではインプレッションが発生しなくなる |
どちらも月までの記載で、日は書かれていません。2026年2月の分はすでに過ぎているので、いま管理画面にあるのは既存の広告だけです。
ヘルプは、価値の高い電話のリードを引き続き獲得するために、レスポンシブ検索広告の中で電話番号アセットに移行するよう案内しています(出典:Google 広告ヘルプ「ご対応のお願い: 電話専用広告から電話番号アセットへの移行」)。
2. 移行すると、最終ページURLが必要になる
電話専用広告とレスポンシブ検索広告では、作るときに必要なものが違います。
| 電話専用広告 | レスポンシブ検索広告+電話番号アセット | |
|---|---|---|
| 遷移先 | 不要(タップで発信) | 最終ページURLを入力する |
| 広告見出し | — | 3つ以上(最大15) |
| 説明文 | — | 2つ以上(最大4) |
| 電話のかけ方 | 広告そのものが通話リンク | 広告の下に出る通話ボタン |
レスポンシブ検索広告の作成手順には「最終ページ URL と表示 URL のパスのテキストを入力します」とあり、広告見出しは少なくとも3つ、説明文は少なくとも2つを入れるよう案内されています。文字数は広告見出しが半角30文字、説明文が半角90文字で、全角1文字は半角2文字分として数えられます(出典:Google 広告ヘルプ「レスポンシブ検索広告について」)。
つまり移行は、広告を作り直す作業と、遷移先を用意する作業の2つになります。 自社サイトを持っていても、広告の遷移先として使える状態かどうかは別の話です。アセットの種類や設定単位はGoogle広告のアセットとは|旧広告表示オプションの種類にまとめています。
3. 通話ボタンが出るには、4つの条件がある
ここが移行で最も見落とされやすい部分です。電話番号アセットを付ければ必ず通話ボタンが出るわけではありません。
公式ヘルプは、ボタン形式で表示される場合の条件として次の4つを挙げています。
- レスポンシブ検索広告を使用している
- 配信可能な電話番号アセットがある
- 通話コンバージョン重視で入札単価が最適化されている
- 目標アクション単価またはコンバージョン数の最大化などのスマート自動入札戦略を使用している
後ろの2つは、広告の作り直しとは別の設定です。手動入札のまま広告だけを移すと、この条件を満たしません。
そもそも、電話番号アセットは毎回出るものではありません。公式ヘルプには「電話番号アセットはインプレッションが発生するたびに配信されるわけではありません」と書かれていて、広告のインプレッションの一部のみで表示されるのは異常な動作ではないと説明されています。電話専用広告のように「広告そのものが通話リンク」だった状態とは、前提が変わります。
表示のされ方もデバイスで変わります。通話可能なデバイスではレスポンシブ検索広告の下に通話ボタンが表示され、パソコンでは広告の下に通話を促すボタンが表示されます。パソコンでそのボタンをクリックすると、電話番号とQRコードが表示される形です。また、電話番号アセットをアカウント・キャンペーン・広告グループの複数の単位で設定している場合は、最下位のものが使われます(出典:Google 広告ヘルプ「電話番号アセットについて」)。
この条件を確認せずに移行すると、次のようなことが起きます。
- 症状:2027年2月に間に合わせようと広告をレスポンシブ検索広告に作り替え、電話番号アセットも付けた。配信は始まったが、電話の件数が移行前より落ちた。広告文もキーワードも変えていないので、原因が分からない
- 原因:通話ボタンがボタン形式で表示される条件に、通話コンバージョン重視の入札とスマート自動入札戦略が含まれています。入札を手動のままにしていると、広告は配信されても通話ボタンの出方が変わります
- 対策:広告を作り替える前に、入札戦略とコンバージョンの設定を確認してください。通話に対応するコンバージョンアクションがメインの目標になっているか、入札が目標コンバージョン単価やコンバージョン数の最大化になっているかの2点です
- 回避策:移行は一度に全部やらず、キャンペーンを1つずつ切り替えて、電話の件数を前後で比べます。全部を同時に変えると、件数が動いた原因が広告なのか入札なのか分けられなくなります
4. 電話の計測は、アカウント側の設定で決まる
広告の形式が変わっても、電話をどう数えるかはアカウントの設定で決まります。移行の前に確認しておく場所は3つです。
- 通話レポートがオンになっているか。公式ヘルプには「アカウントで通話レポートを有効にすると、通話をコンバージョンとしてカウントできるようになります」とあります
- 通話に対応するコンバージョンアクションがメインの目標になっているか。サブの目標のままだと、入札の最適化に使われません
- 最小通話時間が何秒に設定されているか。この秒数を超えた通話がコンバージョンとして数えられます
3つとも広告の形式とは独立した設定なので、移行で勝手に変わるものではありません。 逆に言えば、いま電話が正しく数えられていない状態で移行すると、移行後も数えられないままになります。
5. 新しく必要になるページに、何を書くか
電話専用広告だけで運用していた場合、遷移先のページを新しく用意することになります。ここで作るのは、資料請求や問い合わせフォームを中心にした一般的なLPとは別のものです。電話をかけてもらうためのページです。
載せる内容は、電話をかける前に相手が確かめたいことから決まります。
| 要素 | 理由 |
|---|---|
| 電話番号(タップで発信できる形) | 広告の通話ボタンが出なかった場合の受け皿になる |
| 対応時間 | 時間外にかけて繋がらないと、かけ直してもらえない |
| 対応エリア・対応できる内容 | 対象外の人からの電話を減らすと、商談化率が上がる |
| 料金の目安 | 電話で最初に聞かれることを先に書いておく |
| 緊急対応の可否 | 修理・水回り・鍵など、急ぎの問い合わせが多い業種で効く |
電話を主要な問い合わせ手段にしている業種では、ページを見るのはほぼスマートフォンです。表示速度やボタンの位置はスマホLPOとは?CVRを上げる設計とINP対策の実装手順で扱っています。
フォームを置くかどうかは、分けて考えてください。 電話をかけたい人にフォームを見せると選択肢が増えて迷いが出ます。一方で、時間外に来た人にはフォームが受け皿になります。どちらが合うかは商材と時間帯で変わるので、両方を試せる形にしておくのが確実です。
5-1. LPでコールトラッキングを使っていると、電話番号アセットが不承認になる
遷移先のページを用意するときに、先に確認しておくことがあります。公式ヘルプは、ウェブサイトで動的な番号挿入(DNI)やサードパーティのコールトラッキングを使っている場合、電話番号がユーザーに応じて変わるため、Googleの自動確認システムがソースコードをスキャンしても電話番号を確認できないと説明しています。
この場合、ページのコード形式を変えても「未確認の電話番号」による不承認は解決しません。解決策として案内されているのは、ドメインの所有権を証明する方法で、Google Search Consoleと Google広告をリンクするのが推奨とされています。電話の流入元を分けて計測するためにコールトラッキングを入れている会社ほど、ここで止まります。ページを作る前に、どちらの番号を載せるかと、Search Consoleのリンクを済ませておいてください。
5-2. 営業時間の設定を使う
電話番号アセットには、電話に応対できる時間帯にのみ電話番号が表示されるように設定する機能があります。時間外にかかってきて取れない状態は、広告費を使って機会を失うだけなので、ページの対応時間の記載と、アセット側の営業時間設定をそろえておきます。
6. Squad beyondで、移行用のページを複数試す
2027年2月という期限があるので、ページを1枚作って終わりにすると、合わなかったときに作り直す時間が足りなくなります。
Squad beyondでは、同じ商材の遷移先を複製してパターンごとに配信し、ページ単位で流入とコンバージョンを比べられます。電話番号だけを大きく出した版と、料金の目安まで載せた版を同じ期間で配信すれば、どちらが電話につながるかを実数で判断できます。期限の前に比べておけば、移行の当日に迷いません。
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7. 電話専用広告の終了についてよくある質問(FAQ)
Q. いつまでに移行すればいいですか?
公式ヘルプには、2026年2月に新しい電話専用広告を作成するためのすべてのオプションが削除され、2027年2月に既存のすべての電話専用広告でインプレッションが発生しなくなると書かれています。どちらも月までの記載で、日付は書かれていません。2026年2月の分はすでに過ぎているため、いま残っているのは既存の広告だけです。2027年2月のどこかで止まる前提で、それより前に移行してください。
Q. LPを持っていなくても移行できますか?
移行先のレスポンシブ検索広告は、作成手順に最終ページURLの入力が含まれています。電話専用広告は遷移先を持たずに運用できましたが、移行後は遷移先のページが要ります。自社サイトがある場合も、広告の遷移先として使える内容かどうかは別途確認してください。あわせて、そのページで動的な番号挿入(DNI)やコールトラッキングを使っていると、Googleが電話番号を確認できず「未確認の電話番号」で不承認になります。この場合はGoogle Search Consoleと Google広告をリンクして、ドメインの所有権を証明する必要があります。
Q. 電話番号アセットを付ければ、今までと同じように電話ボタンが出ますか?
必ず出るわけではありません。公式ヘルプは、ボタン形式で表示される条件として、レスポンシブ検索広告を使っていること、配信可能な電話番号アセットがあること、通話コンバージョン重視で入札単価が最適化されていること、目標コンバージョン単価やコンバージョン数の最大化などのスマート自動入札戦略を使っていることの4つを挙げています。入札が手動のままだと条件を満たしません。
Q. 移行したあと、電話が減っていないかはどう確かめますか?
キャンペーンを1つずつ切り替えて、前後で電話の件数を比べてください。全部を同時に移すと、件数が動いた原因が広告の形式なのか入札戦略なのか分けられません。あわせて、通話レポートがオンか、通話のコンバージョンアクションがメインの目標か、最小通話時間が何秒かの3つを移行前に記録しておきます。遷移先のページは、Squad beyondで複数のパターンを並行して配信すれば、どの見せ方が電話につながるかを実数で比べられます。
8. まとめ
Google広告の電話専用広告は、2026年2月に新規作成のオプションが削除され、2027年2月に既存の広告でインプレッションが発生しなくなります。移行先はレスポンシブ検索広告の電話番号アセットです。
移行で増える作業は2つあります。広告を作り直すこと(見出し3つ以上・説明文2つ以上)と、最終ページURLに使う遷移先のページを用意することです。電話だけで完結していた広告主にとっては、後者が新しい作業になります。
あわせて、通話ボタンがボタン形式で表示されるには4つの条件があり、通話コンバージョン重視の入札とスマート自動入札戦略が含まれます。広告だけを移して入札を手動のままにすると、電話の出方が変わります。移行はキャンペーンを1つずつ切り替えて、前後で件数を比べてください。
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