Notion MCPとは?設定方法と外部ツールを接続する手順を解説

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Notion MCPとは?設定方法と外部ツールを接続する手順を解説

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Notion MCPを使うと、AIツールとNotionのあいだにデータのやり取りができる経路を作れます。Notionのページを検索させたり、AIに議事録のページを作らせたりといったことが、チャットの指示だけで完結します。

ただし「Notion MCP」という言葉には、向きの違う2つの使い方が含まれています。ClaudeやCursorからNotionを操作する使い方と、Notion AIから他のサービスを操作する使い方です。この2つは設定する場所も、必要なプランも違います。

検索して出てくる解説記事の多くは前者だけを扱っているため、Notion AI側に外部ツールを繋ごうとすると設定項目が見つからずに止まってしまうケースが起こります。実際にはプラン条件と管理者設定という前提があります。

この記事では、2つの接続方向をそれぞれの設定手順まで整理したうえで、LP最適化プラットフォーム「Squad beyond」をNotion AIに接続し、広告レポートを分析する活用例までを解説します。

1. Notion MCPとは

Notion MCPは、MCP(Model Context Protocol)を使ってNotionとAIツールを接続する仕組みです。Notionが公式のリモートMCPサーバーを提供しており、OAuthで認証したAIツールからNotionのページやデータベースを読み書きできます(Notion ヘルプセンター|Connect AI tools with Notion MCP)。

ここで押さえておきたいのが、Notionに関するMCPの話には接続の向きが2つあるという点です。

接続の向き何ができるか設定する場所
① Notionがサーバー側Claude・Cursorなどの外部AIツールからNotionを検索・作成・更新する各AIツール側の設定
② Notion AIがクライアント側Notion AIのカスタムエージェントから外部サービスを操作するNotion側の設定

同じ「Notion MCP」でも、①は「NotionをAIに読ませる」話、②は「Notion AIに他のツールを持たせる」話です。必要なプランも、操作する画面もまったく別なので、自分がやりたいのがどちらなのかを先に決めてから設定に進んでください。

MCPそのものの定義やAPI連携との違い、マーケティング業務での活用の全体像は「MCPとは?マーケティングでの活用方法と事例」で解説しています。本記事はNotionでの接続・活用に絞って説明します。

2. Notion MCPでできること

2-1. 外部AIツールからNotionを操作する

方向①では、AIツール側からNotionに対して次のような操作ができます。

  • Notionと接続先ソースを横断したコンテンツの検索
  • ページの読み取り・作成・更新
  • データベースの作成やデータソース・ビューの操作
  • コメントやユーザー情報、接続先情報の取得

「先週の議事録をまとめて要約して」「この仕様をNotionのページにして」といった指示を、AIツール側のチャットから出せるようになります。

2-2. Notion AIから外部サービスを操作する

方向②では、Notion AIのカスタムエージェントに外部サービスのツールを持たせられます。Notionにはあらかじめ接続できるサービスが用意されており、2026年8月時点では次の17種類が確認できます。

Amplitude/Attio/Box/ClickHouse/Figma/GitHub/HubSpot/Intercom/Linear/Mercury/Miro/Mixpanel/n8n/Ramp/Sentry/Stripe/Wiz

この一覧にないサービスでも、MCPサーバーのURLが公開されていれば「カスタムMCPサーバー」として追加できます。後述するSquad beyondの接続もこの方法です。

エージェントは定期実行やトリガーで動かせるため、「毎週月曜に外部ツールから数値を取ってきてNotionのページに書く」といった使い方ができます。

3. Notion MCPを使うための前提

3-1. 使うAIツールがMCPに対応していること

方向①の場合、AIツール側がリモートMCPに対応している必要があります。Notion公式が接続先として挙げているのは次のツールです。

  • Claude(Claude Desktop・claude.ai)
  • Cursor
  • ChatGPT(Pro)
  • Claude Code / Codex(開発者向けドキュメントに記載)

対応ツールは追加されていくため、使いたいツールが対応しているかは「Notion Docs|Notion MCP」で確認してください。
どのAIツールを選ぶかで迷う場合は「MCP対応ツールの選び方」も参考になります。

3-2. プラン条件と管理者設定を確認すること

方向②には、方向①にはない前提があります。ここでつまずく人が最も多い箇所です。

  • カスタムエージェントのMCP接続は、BusinessプランとEnterpriseプランのみで利用できます
  • 加えて、ワークスペースの管理者が事前に有効化しておく必要があります。設定画面の SettingsConnectionsManage タブにある「Enable custom MCP servers」をオンにします

この2つが満たされていないと、エージェントの設定画面にカスタムMCPの追加項目自体が表示されません。「手順どおりにやっているのにボタンがない」という場合は、まずプランと管理者設定を疑ってください。プラン条件と有効化の手順は「Notion ヘルプセンター|MCP connections for Notion Custom Agents」に記載されています。

同じ Manage タブの「Manage permissions」では、接続の承認ポリシーを「Approved & recommended(Notion推奨を自動承認)」か「Approved only(手動承認)」から選べます。

方向②を使うための3つの条件

※1つでも欠けると、設定画面に項目自体が表示されません

条件 1 プラン

Business または Enterprise

無料・Plusプランでは利用できません

条件 2 管理者設定

Enable custom MCP servers がオン

Settings → Connections → Manage タブで管理者が有効化

条件 3 自分の権限

エージェントの編集権限がある

「Can view & interact」では接続の追加・削除ができません

「手順どおりにやっているのにボタンがない」場合
操作方法ではなく、この3条件のどれかを疑ってください。特に条件1と条件2は自分では確認・変更できないため、ワークスペース管理者への確認が必要です。

3-3. Notionの権限範囲を把握しておくこと

MCP経由の操作は、接続したユーザー本人の権限で動きます。本人が見られるページはAIからも見えるということです。

方向②の接続はさらに細かく、エージェント単位で管理されます。接続は認証した人の資格情報で動作し、他のエージェントには共有されません。エージェントの権限が「Can view & interact」のメンバーは、接続の追加・削除ができません。

4. Notion MCPの設定手順

やりたいことで、読む手順が変わります

※設定する画面がまったく別なので、両方を読む必要はありません

方向①

AIツールにNotionを読ませたい

Claude・Cursor・ChatGPT

Notion

設定する場所:各AIツール側

プラン条件:なし

→ 4-1

方向②

Notion AIに外部ツールを持たせたい

Notion AI エージェント

外部サービス

設定する場所:Notion側

プラン条件:Business / Enterprise

→ 4-2

どちらの方向でも、認証方式の考え方(4-3)は共通です

4-1. 外部AIツールからNotionに接続する

対応しているAIツールであれば、公式のMCPギャラリーやツール側のコネクタ設定から選ぶだけで接続できます。ChatGPT・Claude・Cursorはこの方式で、OAuthの認証画面を通すだけで完了します。

設定ファイルから接続する場合や、特定のページだけを対象にしたい場合は、Notion側でインテグレーションを作る手順を踏みます。

  1. Notionのインテグレーション設定画面で新しいインテグレーションを作成する
  2. 「内部インテグレーションシークレット」を表示してトークンをコピーする
  3. AIツール側の設定ファイルに、MCPサーバーの起動コマンドとトークンを記述する
  4. 対象にしたいNotionページを開き、右上のメニューから「接続」を選び、作成したインテグレーションを指定する

4の手順を忘れると、接続自体は成功しているのにページが1件も見つからないという状態になります。トークンを設定した時点で終わりにせず、ページ側での接続まで済ませてください。

4-2. Notion AIから外部MCPサーバーに接続する

方向②の手順です。3-2のプラン条件と管理者設定を済ませてから進めます。

  1. 対象のカスタムエージェントの Settings を開く
  2. Tools & Access に移動する
  3. Add connectionCustom MCP server をクリックする
  4. 接続先のMCPサーバーのURLを入力する
  5. 表示名(任意)と、必要な認証情報を入力する
  6. Connect をクリックする

接続後は、そのエージェントのツール一覧に追加したサービスが並びます。

4-3. 認証方式を選ぶ

カスタムMCPサーバーの認証は2通りです。接続先のサーバーがどちらに対応しているかで決まります。

  • OAuth:認証画面で承認するだけで完了します
  • ヘッダー認証:APIキーやベアラートークンを渡します

注意点として、OAuthサーバーのなかには動的クライアント登録(DCR)に対応していないものがあります。その場合はNotion側で事前にクライアント登録が必要になるため、そのままでは接続できません。接続先のドキュメントを確認し、APIキーやベアラートークンでの接続が用意されていればそちらに切り替えます。

5. 【実例】Squad beyond MCPをNotion AIに接続して広告レポートを分析する

Squadbeyondは国内ネット広告30%で活用されている業界最大級のマーケティングツール

LP最適化プラットフォームのSquad beyondはMCPに対応しており、Notion AIから直接データを参照・分析できます。ドキュメントを書く場所とレポートを見る場所が分かれている状態を、Notion側に寄せられるのが利点です。

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5-1. Notion AIへの接続

公式FAQでは、次の手順が案内されています。前提として、3-2で触れたBusiness/Enterpriseプランと管理者による有効化が必要です。

  1. ワークスペースメニューから「チャット」を選び、「新規エージェント」をクリックする
  2. 「空白を作成」をクリックする
  3. 設定の「ツールとアクセス」から「接続を追加」を選ぶ
  4. 「カスタムMCPを追加」をクリックする
  5. 名前・MCPサーバーURL・認証方式を入力する
  6. ブラウザで認証画面が開くので承認する
  7. 次の画面で「許可」を押す
  8. ツール一覧に「Squad beyond」が表示されることを確認する

入力する内容は次のとおりです。

  • 名前:Squad beyond
  • MCPサーバーURLhttps://mcp.mysquadbeyond.com/mcp
  • 認証方式:OAuth

接続後に取得できるデータは、Squad beyond上のアカウント権限に連動します。

5-2. Notion AIからできること

接続すると、Notion AIからSquad beyond上の次のようなデータを扱えます。

  • 日次・週次・月次のレポートデータ(PV・CV・CVRなど)の取得
  • beyondページの一覧の取得
  • ページごとのCVRや流入元、離脱状況の横断的な分析
  • Branch Operation(バージョン×クリエイティブの掛け合わせ)のパフォーマンス分析

5-3. 活用例

「今週のレポートを取得して、CVRが高い順にLPをランキングして」

このように自然文で指示するだけで、エージェントがデータを参照してランキング化や分析を行います。カスタムエージェントは定期実行もできるため、週次レポートの下書きをNotionのページに自動で残す、といった使い方にも広げられます。

数値を管理画面から書き写してからドキュメントにまとめる、という往復がなくなるのが実務上の効果です。

6. Notion MCPを使うときの注意点

  • 接続の向きで前提が変わる:外部AIからNotionを操作する方向(①)にプラン条件はありませんが、Notion AIから外部を操作する方向(②)はBusiness/Enterprise限定かつ管理者の有効化が必要です
  • 権限の効き方も向きで違う:①は接続した本人の権限がそのまま効きます。②は認証した人の資格情報でエージェント単位に紐づき、他のエージェントには共有されません
  • 更新系の操作は下書き前提で使う:ページの上書きや削除を伴う指示は、内容を確認してから反映する運用にしておくと事故を防げます
  • トークンを共有しない:インテグレーションのシークレットは第三者に渡らないよう管理し、設定ファイルの共有範囲にも注意します
  • 接続を削除するとエージェントが止まる:削除するとそのサービスにアクセスできなくなり、依存していた定期実行が失敗します
  • レート制限:Squad beyond MCPの場合、リクエストは1分間に10回までです
  • 取得できるデータは権限に連動する:Squad beyond側で閲覧権限のないデータは参照できません。チームを切り替えたときは再接続が必要です
  • つながらないときの確認順:プランと管理者設定 → 接続先URLの正誤 → 認証の未完了 → Notion側でページに接続しているか、の順に見ていくと切り分けが早く済みます

セキュリティ面の考え方は「MCP導入のセキュリティと注意点」で詳しく解説しています。

Notion MCPについてよくある質問(FAQ)

Q. Notion MCPは無料プランでも使えますか?

A. 接続の向きによります。ClaudeやCursorなどの外部AIツールからNotionを操作する場合、Notion側のプラン条件は設けられていません。一方、Notion AIのカスタムエージェントに外部MCPサーバーを接続する場合はBusinessプランまたはEnterpriseプランが必要です。

Q. カスタムMCPを追加する項目が設定画面に出てきません。

A. プラン条件と管理者設定を確認してください。カスタムMCP接続はBusiness/Enterprise限定で、さらにワークスペース管理者が SettingsConnectionsManage の「Enable custom MCP servers」をオンにする必要があります。この2つが揃うまで項目自体が表示されません。

Q. Notion MCPを繋いだのにページが見つからないのはなぜですか?

A. インテグレーションを作ってトークンを設定しただけでは、対象のページにアクセスできません。Notion側で該当ページを開き、右上のメニューの「接続」から作成したインテグレーションを指定してください。

Q. Notion AIでSquad beyondは使えますか?

A. 使えます。Squad beyond MCPはNotion AIに対応しており、カスタムエージェントの「接続を追加」から「カスタムMCPを追加」を選び、サーバーURLを入力してOAuthで認証すれば、レポートの取得やCVR分析を自然文の指示だけで依頼できます。

まとめ

Notion MCPは、AIツールとNotionのあいだにデータの経路を作る仕組みです。設定を始める前に、自分がやりたいのがどちらの向きなのかを決めておくと迷いません。

  • 外部AIからNotionを操作する方向は、公式ギャラリーやコネクタ設定から接続でき、プラン条件はない
  • Notion AIから外部サービスを操作する方向は、Business/Enterprise限定+管理者による有効化が前提
  • インテグレーションで接続する場合は、Notion側でページに接続する手順まで済ませる
  • Squad beyond MCPに対応しており、レポート取得やLP分析を自然文の指示だけで実行できる

まずは自分のプランと管理者設定を確認し、使えるほうの向きから試してみてください。

 

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