LINEヤフー広告への移行ガイド|10月配信停止までに進めたい実務
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「LINEヤフー広告への移行、いつまでに何をすればよいのか整理しきれていない」と感じている運用担当者の方は多いのではないでしょうか。
LINEヤフーは2026年4月1日に「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」をリリースし、現行のLINE広告は2026年10月下旬に配信を停止することを公表しました。さらに2026年6月末で新規アカウント開設も停止されるため、移行に向けた準備期間は実質的に夏までとなります。
この記事では、公式に発表されている移行スケジュールと、運用担当者が押さえておきたい実務を整理します。社内で移行プロジェクトを進める際のチェックポイントとして役立てていただければと思います。
目次
01|2026年4月開始のLINEヤフー広告 移行スケジュール
LINEヤフーは2026年2月18日に正式リリースを発表し、4月1日から「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」の提供を開始しました。あわせて、現行のLINE広告は段階的に提供を終了します。
公表されている移行タイムラインは次の通りです。
| 時期 | 内容 |
| 2026年4月1日 | LINEヤフー広告 ディスプレイ広告 提供開始/移行ツール提供開始 |
| 2026年4月〜10月下旬 | LINE広告との並行運用期間 |
| 2026年6月末 | LINE広告 新規アカウント開設の申し込み停止 |
| 2026年10月下旬 | LINE広告 広告配信停止 |
| 2027年3月末 | LINE広告 提供終了(レポート確認も不可) |
特に注意したいのは「6月末の新規アカウント開設停止」と「10月下旬の配信停止」の2つです。前者を逃すと7月以降は新規アカウントを起こせず、後者を逃すと配信そのものが止まります。10月までは「半年ある」ように見えますが、移行ツール実行後の検証期間や学習リセットの吸収を考えると、夏前にはプロジェクトが動き始めている必要があります。
参考:LINEヤフー for Business「LINEヤフー広告 プラットフォーム統合リリースについて」
02|移行ツールでコピーできるデータ・できないデータ

LINEヤフーは公式の移行ツールを提供していますが、すべての設定が自動で引き継がれるわけではありません。コピー対象と手動再構築が必要な範囲を、最初に切り分けておくことが工数見積もりの出発点になります。
移行ツールでコピーされるデータ
公式ガイドによると、次のデータが移行ツールの対象です。
- キャンペーン・広告グループ・広告設定(構造単位でのコピー)
- 広告素材(画像・動画クリエイティブ)
- オーディエンスデータ
- クレジットカード情報(選択可能)
- ログインIDと権限情報(選択可能)
ただし、コピー直後はキャンペーン配信がオフ状態になります。新環境の管理画面で設定を確認し、手動で配信オンに切り替える必要があります。
手動で再構築が必要なデータ
次の項目は移行ツールの対象外です。
- 計測タグ(LINE Tagはディスプレイ広告に非対応のため、新環境用のタグを発行・設置し直す)
- コンバージョン設定
- 過去の配信実績・レポート
- 自動入札の学習データ
- 外部API連携
参考:LINEヤフー for Business「LINE広告からLINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行ガイド」
03|CV計測の引き継ぎで注意すべき3つのポイント

移行プロジェクトで最もリスクが高いのは、CV計測の引き継ぎです。配信が始まっているのにCVが計測されていない、あるいは二重計測されている状態は、自動入札の学習を狂わせCPA悪化の原因になります。
1. LINE Tagからディスプレイ広告用タグへの差し替え
LINE Tagはディスプレイ広告に非対応のため、別系統の計測タグを発行し、LP・サイト側で設置し直します。旧タグを残したまま新タグを追加するとCVの二重計測が発生するため、「旧タグの撤去」と「新タグの設置」をセットで管理することが重要です。
2. サーバーサイド計測(コンバージョンAPI)の併用
ブラウザ側のCookie制限が継続するなか、ピクセル計測のみで全CVを送り切ることは難しくなっています。LINEヤフー広告でも、サーバーサイドのCV API連携を併用する設計が計測精度の担保につながります。
3. 自動入札の学習データはリセットされる
移行ツールでキャンペーン構造はコピーされますが、自動入札の学習データそのものは引き継がれません。新環境では学習がゼロから始まる前提で、移行直後の予算を絞り、段階的にトラフィックを移していく運用設計が必要です。
04|10月配信停止までの逆算スケジュール
ここまでの論点を踏まえ、配信停止までの実務マイルストーンを整理します。月間広告費の規模やLP本数によって前後しますが、おおよそ次のスケジュール感が現実的です。
| 時期 | 取り組み内容 |
| 5月中旬まで | 認証済みビジネスマネージャー連携、社内権限の棚卸し、移行プロジェクトの責任者確定 |
| 5月末まで | 移行範囲の確定、LP・クリエイティブ資産の棚卸し、CV計測設計書の作成 |
| 6月中旬まで | 移行ツール実行、新環境での計測タグ・CV設定の再構築、LP側のタグ差し替え |
| 6月末まで | 新規アカウント開設が必要な場合は申請完了 |
| 8月末まで | 並行運用で新環境の学習を進めつつ、段階的に予算をシフト |
| 10月中旬まで | 全予算を新環境に集約、旧環境の配信オフ |
LPが10〜30本規模ある場合、計測タグの差し替えに数日〜1週間かかることは珍しくありません。社内エンジニアの工数確保や、CMS側でのタグ一括差し替え体制の有無が、スケジュール遵守の分かれ目になります。
05|Squad beyondを活用した移行プロジェクトの効率化

LPが複数本ある環境では、移行作業の中でも計測タグの差し替えとCV計測の再構築が大きな工数になります。「Squad beyond」はLPの一元管理機能を備えており、管理画面からタグの一括差し替えに対応できる構成です。
また、媒体最適化機能では、Squad beyondで計測したCVデータをLINEヤフー広告(YDA)側へ直接送信する仕組みを提供しています。サーバーサイド計測の併用により、Cookie制限による計測ロスを軽減し、移行直後の学習データ枯渇を抑える効果が期待できます。
詳しくはSquad beyondのCVをYahoo!広告に反映できる機能の解説で公開しています。
LP・計測・配信を1つの基盤で扱えることで、移行プロジェクトのリードタイム短縮につなげられます。
06|LINEヤフー広告についてよくある質問(FAQ)
Q. LINEヤフー広告への移行作業が10月に間に合わないとどうなりますか?
A. 結論からお伝えすると、広告配信そのものが完全に停止します。2026年10月下旬に現行LINE広告のシステムが止まるため、それまでに移行ツールの実行や新環境でのCV計測タグの再設置を完了させる必要があります。
Q. 新しいディスプレイ広告用のタグを入れる際、古いLINE Tagを残しておいても大丈夫ですか?
A. 古いタグを残したまま新タグを追加すると、コンバージョンの二重計測が発生してしまいます。二重計測は自動入札の学習を狂わせCPA悪化を招くため、必ず「新タグの設置」と「旧タグの撤去」をセットで管理してください。
Q. LINE広告での自動入札の過去データは、新しいLINEヤフー広告に引き継げますか?
A. 残念ながら学習データは引き継げません。新環境では自動入札の学習がゼロからスタートするため、移行直後は予算を絞り、段階的に新しいシステムへトラフィックを移していく慎重な運用スケジュールを組むことが重要です。
Q. LP移行や効果測定で複数ツールを使うと月額料金が高く感じます。トータルコストを抑える方法はありますか?
A. 制作・分析・テストを統合できる「Squad beyond」の活用が有効です。表面的な月額料金はかかりますが、別途発生するサーバー代や複数ツールの個別契約が一切不要になるため、実質的なトータルコストは安く抑えられます。
07|まとめ
LINEヤフー広告への移行は、10月の配信停止までに「6月末の新規開設停止」と「移行ツール実行後の検証期間」の2つを織り込んだスケジュール設計が必要です。移行ツールでコピーされる範囲と手動再構築が必要な範囲を切り分け、CV計測の差し替えとサーバーサイド連携を早期に整えることで、移行後のCPA悪化幅を抑えられます。LP本数の多い環境では、一元管理ツールの活用も合わせて検討することをおすすめします。
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