LPOとSEOの違いとは?目的の違いや優先すべき施策も解説
LP運用を行っていると「アクセスは集まっているのに成果につながらない」「そもそもアクセス数が伸びない」といった悩みに直面することもあるでしょう。
こうした課題を解決するには、LPO(ランディングページ最適化)やSEO(検索エンジン最適化)などの施策が有効です。
しかし、それぞれの違いや役割を正しく理解できていないと、「どちらを優先すべきかわからない」と迷ってしまうでしょう。
本記事では、LPOとSEOの違いを整理した上で、どちらを優先すべきかの判断基準や、具体的な進め方などを解説します。
目次
LPOとSEOの違いとは

LPOとは、広告やWeb検索などを通じてLPへ訪れたユーザーの成約率を最大化させる施策です。一方、SEOとはGoogleをはじめ検索エンジンの検索結果において自社サイトを上位に表示させ、検索からのLPへのアクセスを増やすための施策を指します。
LPOとSEOはどちらも、LPの成果を向上させるための施策ですが、その目的は大きく異なります。LPの成果向上を目指すには、LPOとSEOの目的や役割の違いを理解して、自社にとって優先すべき施策がどちらなのかを把握しましょう。
LPOの目的と役割
LPOは、LP内でのユーザーの離脱を防ぎ、商品購入や資料請求といったコンバージョンの数を最大化するのが目的です。
広告やWeb検索でLPへの集客に成功しても、流入先であるLPの内容が最適化されていなければユーザーは離脱してしまい、いくら集客しても成果につながりません。そのためLPOを実施することで、ユーザーのニーズに合わせてページ内の構成やデザインを調整し、最終的なコンバージョンまでユーザーを誘導する必要があるのです。
LPOによってユーザーの離脱を防ぎ、コンバージョン最大化を目指すには、LPの基本を押さえておきましょう。以下の記事では、LPを作成する際に把握しておくべき、基本の構成を紹介しているので、初めてLPを改善する方は、ぜひ参考にしてください。
初心を忘れるべからず|LP運用の行き詰まりを解消する7つのポイント
SEOの目的と役割
SEOは、特定のキーワードで自社サイトを検索結果の上位に表示させ、LPの集客力や認知度を高めることが目的です。
Webで検索するユーザーは、明確な悩みや欲求を自覚しているのが特徴です。そのため、ターゲットが検索するキーワードに合致したコンテンツ(SEO記事)を上位表示させ、そこからLPへ誘導する流れを作ることで、自社の商品やサービスに関心の高いユーザーを安定的に獲得しやすくなります。
このようにSEOは広告を用いずに、商品のターゲットとなるユーザーをLPへ連れてくる役割を担っています。
LPO/SEOどちらを優先すべき?3つの判断基準

LPOとSEOでは目的が異なるため、自社の状態にとってどちらを優先すべきかは異なります。それぞれどちらを優先すべきか、具体的なケースを紹介します。
- LPO優先|流入数はあるものの、CVにつながっていない場合
- LPO優先|すでに広告運用を行っている場合
- SEO優先|セッション数が不足している場合
自社がどのようなケースに該当するのか確かめ、実施すべき施策を明確にしましょう。
LPO優先|流入数はあるものの、CVにつながっていない場合
広告やWeb検索によって、LPへ一定の流入があるにもかかわらず、コンバージョンに至る割合が少ない場合、LPOを優先的に実施しましょう。
LPの成約率が低いままでは、広告費を増やしたり、SEOを強化したりして流入を増やしても、あまり成約につながらず費用や時間が無駄になってしまいます。
こういったケースでは、ユーザーがページの途中で離脱している、もしくはCTAボタンがクリックされていないのが課題になっていると考えられます。
そのため、「ファーストビューのキャッチコピーを広告文と一致させる」「ユーザーが迷わずに行動できるCTA(行動喚起)ボタンを配置する」など、ユーザーの熱量を逃さない施策を実施しましょう。
LPO優先|すでに広告運用を行っている場合
すでに広告運用を行っており、集客にコストが発生している場合も、LPOを優先的に実施しましょう。
どれだけ広告からの流入があったとしても、LP内のコンテンツが最適化されておらずコンバージョンにはつながらなければ、広告費が無駄になってしまうでしょう。
広告の訴求内容とLPの内容を合致させるなどLPO施策を実施して、コンバージョンに至る割合を高めることで、広告運用の効果を最大化させましょう。獲得単価(CPA)が下がれば
、同じ広告費でも、より多くの成果につなげられる可能性が高まります。
SEO優先|セッション数が不足している場合
LPへのセッション数が不足している場合、LPOよりも先にSEOを優先しましょう。
セッション数とはユーザーがサイトに訪れた回数を指します。どれだけLPOで成約率を上げたとしても、根本的なセッション数が少なければ、コンバージョン数も少なくなってしまいます。そもそもの母数が少ない場合は、まずSEOを実施しましょう。
具体的には、次のようなSEO施策を実施して、検索結果で上位に表示されるよう改善する必要があります。
- ページの読み込み速度向上やわかりやすい図解などユーザービリティを高める
- 見出しや段落の階層を示すヘッディングタグ(hタグ)を最適化する
- タイトルやヘッディングタグ、本文に検索KWを盛り込む
- ユーザーの検索意図を解決するコンテンツを作る
- 専門家に監修してもらい、コンテンツの信頼性を向上させる
- 自社独自の情報やアンケートなど、一次情報を出す など
なお、LPOはページに訪れたユーザーの行動データを分析して、適切な改善策を立案していきますが、この分析には一定以上の母数が必要です。LPへの訪問者が少ない状況では、効果的な施策を考案できないという面でもLPOよりSEOを優先すべき状況です。
LPにSEOを実施することで、広告に頼らずとも、Web検索から安定してユーザーが訪れる状態を実現できます。
LPOを実施する際の手順

LPOは、主に以下の手順で実施されます。これから初めてLPOを実施する方は、各ステップで何を行うのか把握しておきましょう。
- ツールを用いて現状を分析する
- 分析したデータから課題を洗い出す
- 課題を基に改善策を立案する
- 改善策を実施する
- 改善策の効果測定を行う
1.ツールを用いて現状を分析する
LPOを実施する際には、まずGoogleアナリティクスやヒートマップツールなどを用いて、LP内のユーザーの行動を分析し、具体的な数値から課題点を把握します。
LPの課題把握を担当者の勘や経験則で行うと、どこを直すべきか判断を誤り、的外れな施策を実施してしまう恐れがあります。ツールを用いて定量的なデータを抽出すれば、自社サイトに対するユーザーの反応を客観的に分析できるため、改善すべき箇所を明らかにできるのです。
ツールを用いた現状分析によって、コンバージョンを阻害している要因を特定でき、効果的な改善施策を実施できるようになります。
2.分析したデータから課題を洗い出す
データを基に自社LPの現状を把握できたら、具合的にどのような課題があるのかを整理していきましょう。ユーザーが離脱している箇所や反応が薄い部分に対し、原因となっているボトルネックを特定します。
たとえば、「スマホユーザーの直帰率が高い」とデータでわかれば、「読み込み速度に原因があるのでは」とボトルネックを推察でき、画像の軽量化という適切な改善施策を立てられるでしょう。他にも、特定のボタン付近で離脱が多いなら「ボタン付近の文言やデザインを改善すべき」というように、課題が見えることで改善策が明確になります。
ボトルネックを特定する際には、ユーザー目線に立って、何がユーザーの意欲を削いでしまったのかを追求する姿勢が大切です。
3.課題を基に改善策を立案する
分析で特定した課題に対し、具体的な解決策を立案していきます。
具体的には、以下のような課題では、次のような改善策が挙げられます。
- 直帰率が高い:ファーストビューのキャッチコピー変更
- CTAボタンが押されていない:CTAボタンの色や配置の調整
- LPの途中で離脱されている:コンテンツの並び替え など
また、ひとつの仮説に対して複数の施策を検討することも大切です。
「入力フォームでの離脱が多い」という課題がある場合、「項目数を減らす」「入力例を表示する」といった複数の改善施策を立案できるでしょう。
幅広い改善策から最適な施策を実施することで、より成約につながるLPを作成できます。
4.改善策を実施する
具体的な対策案を立案した後は、あらかじめ立てた仮説に沿って実際のページ修正作業を行います。
このとき、一度に複数箇所で変更を加えるのではなく、特定箇所のみに絞って施策を実施していきましょう。一度に多くの修正を行うと、どの施策がどのような効果を生んで成果につながったのか判断できなくなるためです。
また、成約への影響力が大きい箇所から優先的に着手するのも、LPO施策の費用対効果を向上させる上で重要です。具体的には、限られた人が目にするページ下部の細かい修正よりも、LPに訪れたユーザー全員が目にするページ冒頭のキャッチコピーの修正など、影響力の大きな部分を優先しましょう。
5.改善策の効果測定を行う
実施した施策が、LPのCVR(コンバージョン率)にどのような変化をもたらしたかを検証します。
改善前と改善後で、CVRや直帰率の変化を分析し、ユーザー行動にどう影響したかを確認しましょう。施策の成否をデータで明確にすることで、どのような施策の効果があったのか、もしくはあまり成果がでなかったのかが判明し、次の改善につなげられます。
たとえば、「価格訴求より機能訴求のキャッチコピーの方がCVRが高かった」という傾向が判明すれば、自社商品紹介部分にも応用できるでしょう。
以下の記事では、LPO対策で効果を最大化させるコツも紹介しています。より効果的なLPO対策を実施したいという方は、以下の記事もご覧ください。
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CVにつながるLPOを実施するための5つのポイント

LPOを実施する際には、まずは以下5つのポイントに着目してみましょう。これらのポイントは改善による効果が出やすいため、初めてLPOを実施する方は、ぜひ参考にしてください。
- 流入元とコンテンツの内容を合致させる
- 一目でユーザーに訴求できるファーストビューにする
- データに基づく分析と改善を繰り返す
- 不要な外部リンクは削除する
- CTAの文言や配置にも着目する
1.流入元とコンテンツの内容を合致させる
広告や検索結果などの流入元と、ユーザーが訪れるLPの内容を完全に一致させましょう。
ユーザーは流入元の広告や検索結果を見て、特定の期待を持ってLPを訪れます。もし着地したページの内容が流入元の内容とズレていると、ユーザーは「求めていたものと違う」と感じ、離脱してしまうでしょう。
たとえば「腰痛改善」を訴求する広告からの流入であれば、肩こりやリラクゼーションに関する項目のような周辺情報への言及は避けることが大切。ユーザーが知りたがっている情報にだけフォーカスして、腰痛を改善する商品・サービスの紹介や改善できる根拠、具体的なベネフィットなどの紹介に徹しましょう。
流入時の期待とLPの内容が一致することで、ユーザーの離脱を防ぎ、その後のコンバージョンへとスムーズに誘導できます。
2.一目でユーザーに訴求できるファーストビューにする
LPに訪れたユーザーが最初に目にするファーストビューで、サービスの内容と利点がひと目で理解できるようにして、商品の魅力をユーザーに訴求できるようにしましょう。
ユーザーはページを開いてから瞬時に、そのページが自分に必要かを判断します。期待した情報がファーストビューにないと即座に離脱してしまうため、メインビジュアルやキャッチコピーの最適化が重要です。
具体的には、以下のような施策が挙げられます。
- 商品利用後の「理想の未来」をイメージさせるメインビジュアル、キャッチコピーを配置する
- 「業界シェアNo.1」や「累計導入数◯万社」といった権威性を示す実績を配置する など
ユーザーのターゲット層に合わせたデザインや言葉選びを徹底し、瞬時にユーザーの興味を引けるようにしましょう。
3.データに基づく分析と改善を繰り返す
ツールを用いてユーザーの行動を数値で可視化し、客観的なデータに基づいて分析と改善を繰り返すことで、CVを最大化させやすくなります。
市場やユーザーのニーズは常に変化しており、その都度効果の出る改善施策や効果的なLPも変化します。そのため継続的にPDCAを回してLPを改善させ続けることが、コンバージョンの最大化に欠かせません。
また、自分がよいと思うデザインやコピー、構成などが、必ずしもユーザーにとって魅力的であるとは限らないでしょう。改善を実施する際は、担当者の主観ではなく客観的なデータを基にユーザー目線を徹底するのが重要です。
4.不要な外部リンクは削除する
ページ内に存在する不要な外部リンクを徹底的に排除し、ユーザーの意識をコンバージョンという一点に集中させましょう。
「他のページも見たい」とユーザーの関心を分散させてしまうと、LPからの離脱につながってしまいます。一度ページを離脱したユーザーが再び戻ってくる確率は低いため、ページを回遊させるのではなく、LPに留めてサービスを訴求し続けることが大切です。
以下のような要素を削除して、1枚の独立したページで情報が完結する状態を目指します。
- ページ内のナビゲーションメニューやサイドバー
- 外部メディアへのリンク
- フッターにある関連サービスへのリンク
一方で、全てのリンクを消すと、怪しいサイトという印象を与えてしまう恐れがあるため、運営会社情報やプライバシーポリシーといった最低限の情報は残しておきましょう。
5.CTAの文言や配置にも着目する
ユーザーがページを読み進めた先で、迷わずアクションを起こせるように、CTAの文言や配置にも気を配りましょう。
ページ内の誘導やCTAの視認性が悪いと、LP内のコンテンツでサービスに興味を持ったユーザーでもアクションを起こせずに離脱してしまいます。成約に直結するCTAを最適化することで、効率的にコンバージョンを高められます。
具体的には、以下のように明確かつハードルの低い表現を用いたCTAを配置するのが効果的です。
- ボタンの文言を「送信」ではなく、「無料で資料を受け取る」といった行動後のベネフィットが伝わる内容にする
- CTAボタンのサイズや色、文言を周囲のコンテンツと対照的な目立つデザインへと変更する
- 「今すぐ試す」や「1分で予約完了」といった、心理的ハードルの低い表現を用いる など
ページを流し読みしていても「どこをクリックすれば次へ進めるのか」を直感的に理解できる状態にすることで、ユーザーをスムーズにコンバージョンへと誘導できます。
成果の出るLPを制作するなら「Squad beyond」

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「Squad beyond」の活用でCV数が改善された具体例を紹介

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Squad beyondの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1.10日かかっていた修正作業が1~2日で対応可能になった事例

株式会社Hakuhodo DY ONEでは、Squad beyondの導入によって、10日かかっていた修正作業を1~2日で対応できるようになりました。
従来は、軽微なテキスト修正や画像の差し替えであっても、制作サイドへの修正依頼を出す必要があり、多くの待機時間が発生していました。修正に対応してもらえるには担当者の手が空いたタイミングのみであり、10営業日ほど返ってこないこともあったようです。
Squad beyondは直感的な操作でLPの編集・公開ができるため、外部への依頼フローを介さずに、担当者がその場で修正を反映できます。作業を部署内で自己完結させることが可能となり、工期の大幅短縮を実現しました。
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2.1日かかる作業が、わずか数時間で完結するようになった事例

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Squad beyondは制作と運用を少人数で兼務している中小企業の担当者や、複数のツール管理に限界を感じている方にもおすすめです。
記事流通量が爆増!比例するようにヒット率も大幅UP!「beyond」は社内の共通言語になった
自社の状況に応じてLPOとSEOを使い分けよう

LPOとSEOは、どちらもWebサイトの成果を高めるために欠かせない施策です。しかし、目的と役割は明確に異なります。
LPOは流入したユーザーをコンバージョンへ導くための改善施策であり、SEOは検索結果からの流入を増やすための取り組みです。自社の課題がLPのコンバージョン数なのか、LPへの流入数なのかを見極め、適切な施策を実施しましょう。
また、LPOで成果を上げるには、LPOツールの活用もおすすめです。LPOを実施する際は、制作や修正、データ分析などを効率化する環境を整えるのが大切です。
LPOツール「Squad beyond」では、専門知識がなくともLPを作成・修正できるエディタ機能をはじめ、ABテスト機能やヒートマップ機能などが一元化されています。
実際に導入した企業の中には、LPの制作・修正工数を従来より約10分の1に短縮できた事例も存在します。
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