X広告の費用と出し方|最低予算と課金方式
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「X広告は最低いくらから出せるのか」「何にお金がかかるのか分からない」。X(旧Twitter)に広告を出そうとして、まず費用で手が止まる方は多いのではないでしょうか。
X広告の費用は、オークションで決まります。公式ヘルプによると、X広告には最小金額が設定されておらず、最低入札額は請求可能なアクションあたり0.01ドルです。課金されるのは、キャンペーンの目的ごとに決まった「請求可能なアクション」が起きたときだけです。
この記事では、X公式ヘルプの原文をもとに、X広告の費用の仕組み、広告アカウントの作成から支払い・審査・計測までの出し方、審査で止まらないためのランディングページの条件をまとめます。
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目次
1. X広告の費用は最低金額なし|オークションで決まる
1-1. 最小金額はなく、最低入札額は0.01ドル
X公式ヘルプは、X広告には最小金額が設定されておらず、キャンペーンのために支払う金額をいつでも調整できるとしています(出典:X広告の料金|X Business)。キャンペーンを設定するときに日別予算を選べ、その金額を超えて課金されることはないとされています(出典:キャンペーンの基本|X Business)。
入札額は、請求可能なアクションあたり0.01ドルの最低入札額以上であれば自由に設定できます(出典:入札とオークションに関するよくある質問|X Business)。日本円での最低入札額は、公式ヘルプには書かれていません。
1-2. 支払う額はオークションで決まる
X広告の価格は固定のレートではなく、オークションで決まります。公式ヘルプは、価格を決める要素として、広告の魅力、オーディエンスのサイズ、競合する広告主の数、入札額を挙げています(出典:X広告の料金|X Business)。
オークションでは、2番目に高い広告主の入札額より少し多い金額だけを支払います。公式の例では、1.40ドルで入札し、1.00ドルで入札した広告に勝った場合、課金されるのは1.01ドルです。オークションでは入札額だけでなく、広告の共感度・関連性・新しさから決まる「品質スコア」も考慮されます(出典:入札とオークションに関するよくある質問|X Business)。
1-3. 課金されるのは、目的ごとの「請求可能なアクション」
X広告では、キャンペーンの目的によって何に課金されるかが決まります。公式の「キャンペーンの基本」ページでは、次のように示されています(出典:キャンペーンの基本|X Business)。
| 目的 | 課金の対象 |
|---|---|
| リーチ | インプレッション(1,000件あたり) |
| 動画の再生数 | 動画の再生 |
| ウェブサイト訪問数 | リンクのクリック |
| エンゲージメント数 | エンゲージメント |
| アプリのインストール数 | インプレッション(推奨)またはアプリのクリック |
| 売上 | インプレッション(1,000件あたり) |
動画の再生は、動画の50%以上が画面に表示された状態で2秒以上再生されたとき、または拡大・ミュート解除されたときに数えられます(出典:動画の再生数キャンペーンを作成する|X Business)。なお、ウェブサイト訪問数については、公式ヘルプのページによって課金の対象の書き方が異なる箇所があります。設定するときは、管理画面で表示される課金の対象を確認してください。
1-4. 入札タイプは3つ
入札タイプは、自動入札、上限入札単価、目標入札単価(目標コスト)の3つです。公式は、初めて広告を出す広告主には自動入札を勧めており、日別予算を確実に消化したい場合も自動入札を選ぶよう案内しています(出典:入札とオークションに関するよくある質問|X Business)。
1-5. 予算は日別予算と総予算
予算には、1日あたりの日別予算と、キャンペーン全体の総予算があります。配信のペースは、予算を1日を通して使う標準配信と、早く使う集中配信から選べます(出典:キャンペーンの期間と予算|X Business)。
クリック単価や1,000インプレッションあたりの単価の相場は、公式ヘルプには示されていません。目的やターゲット、時期、競合の入札で変わるため、少ない日別予算で配信して自社の実績値を取るところから始めるのが確実です。X以外の媒体も含めて、どこに広告を出すかから考える場合はSNS広告とは?5ステップで理解できる効果的な運用方法を徹底解説も参考にしてください。
2. X広告の出し方|アカウント作成から配信まで
2-1. 広告アカウントを作る|国・タイムゾーン・通貨は後から変えられない
X広告アカウントは、ログインしているXのユーザー名に紐づいて作られます。広告を出したいビジネス用のXアカウントでログインしてから、ads.x.com を開いて登録します。登録の途中で国とタイムゾーンを選びますが、アカウントを作成した後に、これらの値は変更できません(出典:X広告アカウントの作成|X Business)。請求の通貨も国によって決まるので、入力前に社内で確認しておきましょう。
2-2. 広告を出せる条件を満たす
X広告には参加資格があります。公式ヘルプが挙げている主な条件は次のとおりです(出典:X広告の参加資格について|X Business)。
- ポストが公開されている(非公開アカウントではない)
- アカウントが凍結・削除されていない
- 広告ポリシーに準拠している
- 自己紹介欄に、正常に開けるURLが入っている
- プロフィール画像とヘッダー画像がGIFではない
2-3. 支払い方法を登録する
キャンペーンを始めるには、有効なクレジットカードまたはデビットカードの登録が必要です。使えるカードはVISA、MasterCard、American Express、JCBなどで、Discoverは日本では使えません。JCBは日本円か米ドルでの支払いにだけ使えます。カードを登録するときは、有効なカードかを確認するために5ドル(または700円)が仮に請求され、7日以内に取り消されます(出典:お支払いの基本|X Business)。
請求は、2023年6月22日から始まった方式では、広告アカウントのクレジット限度額に達するたびに登録したカードに自動で行われ、キャンペーンが終わって3日間利用がなければ残りの額が請求されます(出典:同上)。公式ヘルプによると、所在地が日本の場合、アカウントにVATまたは消費税は請求されません(出典:VAT情報|X Business)。会計上の扱いは、自社の税理士に確認してください。
請求書での支払いは、個別の申込みで1か月あたり1,000万円以上の出稿が対象で、審査があります(出典:請求書払いの申請|X Business)。
2-4. キャンペーン・広告グループ・広告を作る
X広告は、キャンペーン、広告グループ、広告の3つの階層で作ります。キャンペーンでは目的と支払い方法を、広告グループでは入札・ターゲティング・配信面(プレースメント)を設定し、広告でクリエイティブを選びます(出典:X広告マネージャー|X Business)。ポストの本文は280文字(全角140字)までで、リンクは23文字分として数えられます(出典:クリエイティブの広告仕様|X Business)。
2-5. Xピクセルを設置して成果を計測する
サイトでの申込みや購入を計測するには、XピクセルかコンバージョンAPIを使います。ピクセルはベースコードとイベントコードでできていて、旧ユニバーサルウェブサイトタグを使っている場合は更新が推奨されています。X広告のクリックには twclid というクリックIDが付き、ピクセルがURLかファーストパーティCookieから自動で受け渡します。成果を数える期間は、エンゲージメント後が1〜30日(初期設定は30日)、表示後がオフ〜30日(初期設定は1日)から選べます(出典:ウェブサイトのコンバージョントラッキング|X Business)。
ピクセルを使う場合は、サイト上でCookieなどの利用について通知し、必要な同意を得て、オプトアウトの方法を示すことが求められています(出典:コンバージョントラッキングとカスタムオーディエンスに関するポリシー|X Business)。
2-6. 審査を受ける
広告アカウントとポストは審査の対象です。審査中のポストは広告に使えず、アカウントの審査中はキャンペーンが停止されます(出典:X広告の承認について|X Business)。審査にかかる時間は、公式ヘルプには書かれていません。配信開始日が決まっている場合は、余裕をもって準備しておきましょう。
3. 審査で止まらない広告文とランディングページの条件
X広告の品質ポリシーは、広告文とランディングページについて次のように定めています(出典:品質ポリシー|X Business)。
- ランディングページの主な目的が広告であってはならない
- ランディングページは、広告で宣伝している内容と直接関連していなければならない
- ランディングページは正しく機能し、すべての広告ポリシーを守っていなければならない
- ランディングページに邪魔なポップアップや自動ダウンロードを含めてはならない
- 広告の本文にハッシュタグやURLを含めてはならない
- 広告の文章は文法的に正しく、誤字脱字があってはならない
また、日本向けには、医薬品・健康、金融、賭博、結婚相談・出会い、政治、タバコ、法律サービスなどの業種で、承認や表示の条件が個別に定められています。該当する業種の広告主は、出稿前に各ポリシーを確認してください。広告審査の考え方は、媒体共通の広告審査に通らない原因とは?LP改善のコツとチェックポイントも参考になります。
4. 出稿前後につまずく3つのポイント
実際に止まりやすいのはこの3つです。症状・原因・対策・回避策の順に並べます。
4-1. 配信中のキャンペーンが急に止まる
症状:問題なく配信されていたキャンペーンが、途中で止まる。広告やポストには不承認の通知が来ていない。
原因:広告アカウントのクレジット限度額に達し、その分の支払いが済んでいない。X広告では、クレジット限度額に達すると、支払いが済むまでキャンペーンが停止されます。登録したカードの有効期限切れや利用限度額の超過で、自動の請求が失敗していることもあります(出典:クレジット限度額|X Business)。
対策:広告マネージャーの[お支払い方法]でカードの状態を確認し、必要ならカードを更新するか、別のカードを登録して未払いの額を支払う。
回避策:配信を始める前に、カードの有効期限と利用限度額が、想定する1か月の広告費に足りているかを確認しておくこと。広告費が増える時期の前には、カード会社の利用限度額も見直しておきましょう。
4-2. 国や通貨を間違えて広告アカウントを作ってしまった
症状:広告アカウントを作った後で、タイムゾーンが日本になっていない、通貨が米ドルになっていることに気づいた。レポートの日付の区切りが社内の集計とずれる。
原因:X広告アカウントの国とタイムゾーンは、作成した後に変更できません。公式ヘルプも、VATの登録国を含め、国・タイムゾーン・通貨は一度設定すると変更できないとしています。
対策:変更が必要な場合は、公式ヘルプの案内に沿ってサポートに問い合わせる。あわせて、レポートを見るときは、タイムゾーンの違いで日付の区切りがずれることを前提に、社内の集計と照らし合わせる。
回避策:広告アカウントを作る担当者に、国・タイムゾーン・通貨を事前に指定しておくこと。代理店や外部の運用者に作成を任せる場合も、作成前にこの3つを確認する手順を入れておくと、後から作り直す手間が防げます。
4-3. 広告文にURLやハッシュタグを入れて不承認になる
症状:オーガニックの投稿で反応がよかった文章をそのまま広告にしたところ、不承認になった。
原因:X広告の品質ポリシーは、広告の本文にハッシュタグやURLを含めることを禁止しています。普段の投稿ではハッシュタグやURLを入れるのが一般的なため、そのまま広告に使うと条件に当たります。
対策:広告の本文からハッシュタグとURLを外し、遷移先はウェブサイトカードなど広告の設定で指定する。修正したら、もう一度審査に出す。
回避策:広告用の文章は、オーガニックの投稿とは別に作る前提で準備すること。社内のチェックリストに「本文にハッシュタグとURLを入れない」「誤字脱字がない」を入れておくと、差し戻しの往復が減ります。
5. Squad beyondでX広告の遷移先を検証する
X広告の課金は広告側のアクションで決まりますが、申込みや購入が起きるのは遷移先のLPです。Squad beyondでは、次の機能でX広告とLPの数字をつなげられます。
5-1. Squad beyondのCVをX広告に返す
Squad beyondで計測したCVを、X広告にポストバックできます。広告媒体連携でXのアカウントを連携したうえで、CVを返したいLP(beyondページ)の基本情報で媒体を「X(旧Twitter)」にし、X Pixel ID・X Event ID・X Account IDを入力します(出典:X広告(旧Twitter)にSquad beyondのCVをポストバックする|Squad beyond FAQ)。
5-2. 配信金額をレポートに取り込む
広告連携を設定すると、X広告の配信金額をSquad beyondのレポートに反映できます。ただし、反映できるのは、広告運用アカウントと広告ポストのアカウントが同じ場合だけです(出典:広告連携できる媒体について|Squad beyond FAQ)。LPごとの費用とCVを並べると、CPAをLP単位で比べられます。
5-3. LPを複製して比べる
Squad beyondでは、既存のVersionを複製して、ファーストビューやボタンだけを変えた版をすぐに作れます(出典:Versionを複製する|Squad beyond FAQ)。作った版は、配信割合を決めて同じURLのままABテストができます(出典:ABテストを実施する|Squad beyond FAQ)。広告側の設定を変えずにLP側だけを検証できるので、広告を再審査に出す回数を増やさずに改善を進められます。
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6. X広告の費用と出し方についてよくある質問
Q. X広告は最低いくらから出せますか?
X公式ヘルプは、X広告には最小金額が設定されていないとしています。キャンペーンの費用の最小額も決められておらず、設定した日別予算を超えて課金されることはありません。入札額については、請求可能なアクションあたり0.01ドルの最低入札額があります。日本円での最低額は公式ヘルプに書かれていないため、日本円のアカウントでは管理画面の表示で確認してください。
Q. X広告のクリック単価の相場はいくらですか?
公式ヘルプには、クリック単価や1,000インプレッションあたりの単価の相場は示されていません。価格はオークションで決まり、広告の魅力、オーディエンスのサイズ、競合する広告主の数、入札額によって変わります。自社の相場を知るには、少ない日別予算で配信して実績値を取るのが確実です。実績値を取るときは、広告のクリック単価だけでなく、LPでの申込み率までセットで見ると、どこにお金をかけるべきかが判断しやすくなります。
Q. 個人でもX広告を出せますか?
公式ヘルプには「X広告キャンペーンは誰でも開始できます」と書かれており、個人用とビジネス用のXアカウントで広告アカウントの作成過程に違いはないとされています。ただし、広告を出せる条件(ポストが公開されている、アカウントが凍結されていない、自己紹介欄に正常なURLがあるなど)を満たし、広告ポリシーに準拠している必要があります。広告はログインしているアカウントのユーザー名から表示されるので、どのアカウントで作るかに注意してください。
Q. X広告に消費税はかかりますか?
X公式ヘルプのVAT情報のページでは、所在地が日本の場合、アカウントにVATまたは消費税は請求されないとされています。ただし、このページには更新日の表示がありません。会計や税務上の処理については、X社は助言しないとしているため、自社の税理士に確認してください。なお、国・タイムゾーン・通貨と同じく、VATの登録国も広告アカウントを設定した後には変更できないとされています。
Q. 請求書払いはできますか?
公式ヘルプによると、請求書での支払いは、個別の申込みで1か月あたり1,000万円以上の出稿が対象で、審査があります。それ以外の場合は、クレジットカードかデビットカードで支払います。カード払いでは、クレジット限度額に達するたびに自動で請求されるため、限度額と請求のタイミングを経理担当と共有しておくと、支払いの遅れで配信が止まるのを防げます。
Q. X広告の成果を、LPごとに比べるにはどうすればいいですか?
X広告のレポートは広告単位の成果なので、同じ広告から複数のLPに振り分けている場合は、LP側で計測しないと比べられません。Xピクセルやクリックの計測をLPごとに分けて見る方法もありますが、Squad beyondでは、X広告の配信金額を取り込み、Squad beyondで計測したCVをX広告に返すことで、LPの版ごとの費用とCVを同じ画面で見られます。配信金額の取り込みは、広告運用アカウントと広告ポストのアカウントが同じ場合に限られる点に注意してください。
まとめ
X広告の費用と出し方について、押さえる点を整理します。
- X広告には最小金額がなく、最低入札額は請求可能なアクションあたり0.01ドル
- 支払う額はオークションで決まり、2番目に高い入札額より少し多い額を支払う
- 課金の対象はキャンペーンの目的で決まる。相場は公式に示されていない
- 広告アカウントの国・タイムゾーン・通貨は作成後に変更できない
- カードの登録が必要。クレジット限度額に達するたびに自動で請求され、支払いが済まないとキャンペーンが止まる
- 広告の本文にハッシュタグやURLを入れない。LPは広告の内容と直接関連させる
配信を始めたら、広告のクリックの先にあるLPで申込みにつながっているかを確かめる段階です。LPごとに費用とCVを並べ、訴求ごとに版を分けて比べていきましょう。
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